行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

草の青い実、ノササゲとイシミカワ

2022-12-31 20:00:36 | 花,植物
早いもので、今日で今年も終わり、
今年最後の投稿です。

今年も年初から年末まで、波を繰り返しながら新型コロナが流行り続けました。
ただし、昨年、一昨年とは違いwithコロナ政策に変換、
多くの観客、熱狂の中でワールドカップが普通に行われ、
経済も回り始め、コロナ禍からの脱出に向けての年となったようです。

晩秋の散歩道に
ノササゲとイシミカワの青紫色の果実を見つけました(11/17)。


ノササゲ、
マメ科ノササゲ属のつる性多年草です。
8-9月、淡黄色の花をつけ、
秋、紫色の豆果ができます。
熟すと紫色になる豆果が秋につきます。


豆果は無毛で長さ2~5㎝、数珠状にくびれます。
熟すると裂開し、丸い種子が現れます。
普通、2~5個の種子を入れ、熟すと紫色になり、裂開する。種子は直径4~6㎜の球形、粉白を帯びた青~黒紫色、果皮についたままで、


種子は普通2-5ほど、直径4-6㎜の球形で、
粉白を帯びた青~黒紫色をして、
弾けずに秋遅くまで、果皮についたままの姿をとどめています。


同日、鉄柵に絡まり、
紅葉した葉に青い実をつけたイシミカワを見つけました。


タデ科イヌタデ属のつる性の一年草、
7-10月に薄緑色の花をつけ、
花後に熟すとして鮮やかな藍色となる果実ができます。


この藍色に見えるのは実際は厚みを増し、多肉化した萼で、
その中にはつやのある黒色の固い痩果があとのことです。


まだ緑色の葉もあり、同じく藍色の実がついていました。
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道ばたの菊の花

2022-12-30 20:00:25 | 花,植物
花の少なくなった11月中旬、
マクロレンズをつけて、近所の里道を散歩、
道ばたの小菊を写しました。


うっすらと黄色の小菊が咲き始めていました。


畦地に真黄色の小菊も見られました。


白やオレンジの小菊の中にやはり真黄色の小菊。
花の少ない11月、色とりどりの花を見せてくれる小菊です。


濃いオレンジ色でしょうか、紅色系の花も咲いていました。
咲き始めの花は、たたずまいがよく、どれもきれいです。


家菊とも呼ばれる和菊、
キク科キク属に分類されます。
頭花の大きさによって、直径18cm以上を大菊、
9~18cmを中菊、9cm未満を小菊と分けられるそうです。


紫色の花、
葉の形からノコンギクの改良種コンギクのようです。
キク科シオン属になります。


イソギク(磯菊)。
キク科キク属、もとは本州の太平洋沿岸地方に自生する海岸植物です。
花色は黄色で、管状花だけ、舌状花がないのが特徴です。
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薬師池公園西園にて

2022-12-29 20:00:41 | 鳥と植物
11月10日、
薬師池公園から西園へ足を伸ばして見ました。


薬師池公園の薬師堂を抜け、
さらに階段を上ると尾根道に出ます。
その下が西園の農園、春から夏には菜の花や蕎麦の花がありました。
秋はコスモス、11月中ごろになりましたがまだきれいに咲いていました。


農園から雑木林の林縁道を上ると、展望広場。
その広場から雑木林を眺めると、オギとススキが近くに並んでいました。
秋から冬、白い穂が目を引き、よく似ている両者です。
株立ちするのがススキで、株のようにかたまらずに茎が間を開けて生えるのがオギ、
上写真では左手前でまだ葉に緑色が残っているのがススキで、
真ん中に群生し、葉が枯れ色なのがオギです。


展望広場から農園までの道は
日当たりがよく大型草本が多く生えています。
夏はカナムグラやタケニグサがたくさんありましたが、
11月はセイタカアワダチソウの黄色がよく目立ちました。


展望広場の端に、大きなマユミの木がたくさんの実をつけていました。
樹高が8mほどあり、マユミにしてはかなりの大木です。
木の横の札に「これ以上大きなマユミの木を見たら教えてください」と書かれていました 。


午後3時前、南西の空に暗雲が出て、日をさえぎりました。
そして暗雲の上には鱗雲、展望広場からおもしろい雲景色が展望できました。


雲を写していると、すぐ近くにモズの鳴き声、
声を頼りに探して見ると、
枯れ葉だけとなった木の天辺でモズが高鳴き。
腹部の鱗模様から雌モズです。


望遠ズームに換え、逆光を避け、背景を東の空にして写してみました。
おもしろいことに東の空は雲一つない青空でした。

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池の紅葉、黄葉

2022-12-28 20:00:46 | 風景
薬師池公園、
池縁のカエデとイチョウが色づき出していていました(11/10)。


薄曇りの薬師池公園、
池のカエデがいい色に色づきを見せていました。


東京のカエデの紅葉はこれからが本番、
11月下旬~12月初旬が見頃となるようです。
まだ緑色も多く見られますが、
それはそれで緑と紅のコントラストが楽しめます。


古民家の三角屋根とカエデ紅葉。


葉が大きいので多分オオモミジ、
このオオモミジは黄葉する個体のようです。


池のタイコ橋の向こうにイチョウ。
日が当たり、鮮やかな黄色に色づいていました。
近くの黄緑と緑がより黄葉をひきたてています。


そのイチョウの黄葉と雪吊りを望遠レンズで。


タイコ橋とイチョウ黄葉を中心にして公園景色。



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リンドウの花、ムラサキシキブの実

2022-12-27 20:00:15 | 花,植物
長池公園の山道にリンドウが花開き、
そしてムラサキシキブ、ガマズミの実が過熟していました(11/9)。


天気が回復、
日が射しはじめた山道に淡青色のリンドウの花を見つけました。
リンドウ(竜胆)、
かつては山地、丘陵地、湿った山野、草原によく自生していた、
リンドウ科リンドウ属の多年生植物です。


そのリンドウ、近年、自然環境の変化で自生のものは減る一方で、
見る機会がほとんどありません。
長池公園でも野生個体から種子を採取し、
人工的に苗を増やして植え戻す作業をしていると記載されていました。
昔に生えていたものと同じ遺伝子です。


花弁をよく見ると緑色の斑点が見られます。
一般に植物の花弁は光合成をしないとされていますが、
リンドウの花弁の緑色斑点は葉と同じレベルの光合成をするそうです。


秋、9~11月、茎頂や上部の葉腋に太い蕾を出し、
晴天の時だけ花を開きます。
花は鐘形で、上向きに開きます。
花色は青紫色が普通ですが、淡青色、ピンク色のものもあります。


同じ山道、
ムラサキシキブが紫色の実をつけていました。
シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木、
日本各地の林などに自生します。


レンプクソウ科ガマズミ。
葉も枯れ、赤い実が熟していました。


レンプクソウ科ミヤマガマズミ。
葉が紅葉となり、果実も萎びはじめていました。

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サンシュユ、ウメモドキ、ソヨゴの赤い実

2022-12-26 20:00:29 | 花,植物
11月8日の谷戸里の散歩道にて。

谷戸の
サンシュユの実が真っ赤に熟し、
葉が紅葉していました。


サンシュュはミズキ科ミズキ属の落葉小高木、
春先、葉が出る前、枝いっぱいに黄色の小花をつけます。
秋になると、グミのような赤い実がたくさんつき、
その様子からアキサンゴ、ヤマグミの別名があります。


葉が落ちても実が残り、
春先まで、干からびた赤い実が残っていることがあります。


栗畑に植えられたウメモドキ。
これも赤い実を枝いっぱいにつけていました。


モチノキ科モチノキ属の広葉落葉低木、
雌雄異株、6月ごろに小さな花をつけ、
秋になると、雌株には赤いたくさんの実がつきます。
この実も葉が落ちた後、冬まで残ります。


モチノキ科モチノキ属ソヨゴ。
常緑の小高木です。
緑色の葉の中に小さな赤い実がぶら下がってつく姿は風情があります。


ナス科クコ、落葉の広葉低木です。
さすがにもう花は終わりましたが、
この赤い実は12月まで見られます。
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ジョウビタキとアキアカネ

2022-12-25 20:00:34 | 野鳥と昆虫
11月8日の散歩道に、
今年初見のジョウビタキ、見終わりのアキアカネを写しました。


冬芽が膨らんだ早咲き桜の枝にジョウビタキ♂が
鳴き声をあげていました。
今季初見、初撮りの冬鳥です(11/8)。


帰り道、先ほどの個体でしょうか、
アパートの柵にジョウビタキ♂の後ろ姿が。
後ろからそっと近づいて見ました。


ヒタキ科に分類される小鳥、
日本では10月下旬ごろから、
冬鳥として全国に渡来し、冬は単独で行動します。


アパートの窓の桟にとまりました。
昔こんなところに住んでいた思わせる懐かしい造りのアパートです。
基本的には冬鳥のジョウビタキですが、
近年、国内での繁殖の報告が相次いでいるそうです。


同日、日当たりの桜の枝に、
ケヤキ紅葉を背景にアキアカネを写しました。
今年最後に写したアカトンボになりました。


やはり同じ日、
ウラナミシジミ♀が日当たりに翅を広げていました。
もう間もなく命を終えます。


ムラサキシジミ。
成虫で越冬する蝶、
常緑の樹に越冬場所を探しているようです。

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皆既月食と天王星食

2022-12-24 20:00:39 | 風景
11月8日は皆既月食、
同時にその皆既月食の月に天王星が隠れる「天王星食」が見られました。
自宅の庭からその天体ショウの撮影を試みて見ました。
新聞によると天皇陛下も一家でこの天体ショウを楽しみ、
一昨日(12月22日)、宮内庁により、
天皇陛下が望遠レンズで撮影された皆既月食の写真が公開されたと報道されていました。


18時9分から始まった月食、
18時40分、ちょうど半分程度が欠けていました。
この時はまだ月が明るく、望遠ズーム600mmで手撮り、
絞り6.3、SSは320でISOも500で撮っていました。



19時02分、
大きく月食が進み三日月ほどになりました。
しかしまだ明るい部分があり、ISOを2500にして手撮り。


19時20分の皆既月食。
皆既食への突入が19時16分となっていますので、
皆既食になって間もない月です。
月がかなり暗くなり、暗赤銅色、撮影には三脚が必要となります。
600mmの望遠レンズ用としては荷が重い、
不十分な三脚しか持ち合わせていないのですが、
無いより益しとつけて撮影しました。


19時55分の皆既月食。
三脚の性能が不十分なのでSSを大きく下げるのは無理と判断、
SSは1/50、F6.3、ISOを6400にして撮影、
D-ライティングHSで赤銅色を強調したこともあり、画像が少し荒れてしまいました。
よく見ると、左下に天王星らしき星があります。


19時58分の皆既月食、
19時59分が最大食とのこと、ほぼ最大食です。
撮影条件は上と同じ、
トリミングでさらに拡大しています。
やはり左下に小さな星が見られます。


20時39分、
月に隠れる直前の天王星が月の縁に写りました。
天王星は約6等級、肉眼で見るのは難しい明るさです。
普段の満月の近くでは、圧倒的な月の明るさに負けてしまいますが、
皆既月食中で月が暗いゆえに、天王星が写りました。


20時41分、天王星が月に隠れ、見えなくなりました。
皆既月食もほぼ終わりの時間、
左の方から明るくなってきています。
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マユミ、ヤブムラサキ、スイカズラの実

2022-12-23 20:00:15 | 花と虫
11月7日の散歩道に
マユミ、ヤブムラサキ、スイカズラの果実を写しました。


崖地のマユミ、果実がピンク色に色づいていました。
ニシキギ科ニシキギ属の落葉小高木、
山野に自生し、庭木としてもよく利用されています。
5~6月、小さな花をつけますが、
花よりも秋の果実と種子が美しく、親しまれています。


赤い種実が顔を出しているものもありました。
果実は熟すと、4裂し、中から赤い種子が現れます。


林縁にはヤブムラサキの果実が紫色に色づいていました。
シソ科ムラサキシキブ属のヤブムラサキ、
6~7月、淡紅紫色の花をつけ、
10~11月、果実が紫色に色づきます。


同属のムラサキシキブに花も果実も似ますが、
ヤブムラサキは葉の下に隠れるように花・果実がつき、
毛が多いのが特徴です。
果実にびっしりと毛の生えたガクが残るので、
ムラサキシキブと容易に区別ができます。


4~5月に雄しべ、雌しべが飛び出した筒形の
ユニークな花をつけていたスイカズラに青い果実を見つけました。
スイカズラ科スイカズラ属のつる性木本、ニンドウの名もあります。


このスイカズラの果実、
11月初旬のこの時はまだ緑色でしたが、
やがて熟すと黒色になります。
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11月6日、稲城市防災訓練

2022-12-22 20:00:08 | 風景
11月6日(日)、稲城市防災訓練に参加してきました。


天気に恵まれ、
多摩川緑地公園にたくさんの市民が集まりました。


小さな子とお母さん、
梨型メカニック「稲城なしのすけ」と記念撮影です。
消防隊員がスマホのシャッターを押してくれています。
「稲城なしのすけ」稲城の名産品である梨をモチーフにした
市のイメージキャラクターです。


市、消防、警察、自衛隊、防災関連企業が協力して、
たくさんの展示、催しが企画され、
家族連れが多く訪れていました。


消防車、クレーン車、ショベルカーなど、
災害時に働く車も集まっていました。
子供たちがそれらの車に触れられて嬉しそうでした。


地震体験車には人が並んでいました。
震度2~7までの体験ができるようです。
奥の大型車に星条旗が見えます。
近づいて見ると米軍横田基地から大型消防車が参加していました。


「うまく消せるかな」
水消火器は小さな子供に人気です。


親子で消火そして記念撮影、
防災意識の向上とともに、親子にはいいリクレーションの場になっていました。
写真は撮れませんでしたが、
この後、空から東京都のドクターヘリによる訓練もあったようです。

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