行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

稲の花、オモダカの花と果実

2019-08-31 20:00:49 | 花,植物
8月下旬の谷戸の小さな田んぼ、
稲に花そして畔際にはオモダカ、セリが咲いていました(8/22)。


稲城のこの辺りは6月に田植え、
田植えから二月ぐらいで、稲に花がつくようです。
よく見ないと気が付かない小さな白~淡黄色の花です。


田んぼの端にはオモダカの花があちらこちらに咲いていました。
雄花、雌花ともに花弁は3枚、白色です。
写真上は雄花、花芯に多数の黄色の雄しべが見られます。


こちらは雌花。
花芯は緑色、ここに多数の雌しべが集合しています。
花序の下方に雌花、上方に雄花がつきます。


オモダカの雌花と葉、
葉は三角形、矢じり型の特徴のある形です。


花が終わり、果実だけになっているものもありました。
集合果、この中にたくさんの果実(種)ができます。


稲の中にセリの花を見つけました。


畔道には(アメリカ)タカサブロウの小さな花がたくさん。
そこで、ヒメヒラタアブがとまった花を一枚。
タカサブロウとアメリカタカサブロウ、
よく似ていて区別が付きません。






コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀座の柳

2019-08-30 20:00:44 | 風景
昨日に続き、8月21日の銀座ぶらぶら歩きから。
銀座といえば思い浮かぶのが柳、
銀座は地下水が高く他の樹が育ちにくく、
明治の時代に水に強い柳が街路樹とし使われたのが始まりのこと、
「銀座の柳」昭和の初めには映画の題名になり、
歌の歌詞としてもたびたび使われています。

戦争で一時消失しましたが、戦後、再び植えられ、
団塊の世代の筆者ですが、銀座といえば柳が思い浮かびます。
この銀座の柳、銀座通りなど中心街からは
50年ほど前に、銀座の近代化に伴い、とっくに姿を消しているのですが、
東銀座や西銀座を歩いてみると、柳の街路樹がところどころに見られました。
近年になり、銀座に柳を復活させる運動が行われているようです。


有楽町駅近くの西銀座、
外堀通りでしょうか、けっこうりっぱな柳が並木になっています。


銀座一丁目、
多分、柳通り、外堀通りから写して見ました。


東銀座にも柳がところどころに植えられています。


これも東銀座、街路樹の柳とカフェの図。
ここで銀座に関する蘊蓄を一つ、
「銀ブラ」とは銀座をぶらぶらすることではなく、
銀座でブラジルコーヒーを飲むが語源だそうです。


ネタ作りで、
銀座の柳を入れて東京スカイツリーを一枚。


東京に遠征に来たのでしょう、
黒く日焼けした少年少女が横断歩道を楽しそうに笑顔で渡っていました。
夏休みももうすぐ終わりです。
宿題は済ませたかな。
外堀通り、ここは東京駅近く、
銀座は外れたようで、街路樹は柳ではありません。


東京駅八重洲口に着いて見ると、
街路樹はなんとシマトネリコ、
日本では沖縄に自生するモクセイ化の木、
最近はやりのようで庭木としてもよく見るようになりました。
花は5~6月、白く花のように見えるのは果実です。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀座でぶらぶら

2019-08-29 20:00:15 | 花と小鳥
写真教室の8月の現地勉強会は昼間の銀座、
暑さが厳しければ、すぐに室内に潜ることを考えていましたが
幸いにこの日は連日続いた真夏日が途絶えた日、
2時間ほどですが、何年かぶりに銀座をぶらぶら、
感じるままにシャツターを押して見ました。


銀座4丁目三越の前が待ち合わせ場所、
その対面の直線と曲線の組み合わせが美しいお洒落な白黒のビルが最初の一枚。
以前は日産のショールームだったと思いますが
いまは「銀座プレイス」、銀座のランドマークになっているそうです。
日産やソニーなどショールームの他、カフェやレストランなどが入居しているようです。


銀座5丁目、ディオール。
扱っている品物、そして銀座、当然といえば当然ですが
いいデザインのビルです。


銀座4丁目の一角に古い銀座を思わせる寿司店を見つけました。
二葉鮨、現役バリバリの名店だそうです。
鮨は江戸の時代には屋台で売られていた庶民の食べ物、
それを意識させるように外壁に屋台があしらわれています。
地価が日本一高いといわれる銀座4丁目に、
令和の時代でもこの建物、ただものではありません。


東銀座のほうに向かう道ばたに、
涼しさを感じさせるこんな広告板がありました。


東銀座の方へ行くと、
下町的、庶民的な雰囲気の街に変わります。
多面性が残る銀座です。


昭和通り、新橋方面、
ビルの隙間にすっぽり東京タワーが見えました。


これも東銀座の昭和通り近く、
上野方面を見ると東京スカイツリー。
東京のシンボルタワーが両方、ほぼ同地点から見られました。


下を首都高が横切る橋、
安全に下が見えるように、
金属製の高い塀に工夫が施されています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツマグロヒョウモン雌雄

2019-08-28 20:00:19 | 花と虫
ミドリヒョウモンなどのヒョウモンチョウの多くは
6月ごろ、年一回の発生、
真夏の暑い時期には涼しい山地に移動、
涼しくなるとまた平地に姿を現します。
しかし、ツマグロヒョウモンだけは年に何回か発生し、
真夏の暑い時期でも新しい個体が羽化し、
暑い最中でも平地に姿が見られます。


ツマグロヒョウン♂、
翅に傷みのないきれいな個体が
8月の花壇のマリーゴールドーの花に吸蜜に来ました。


同じくマリーゴールドの黄色の花に
ツマグロヒョウモン♀も吸蜜、
こちらも傷みのない新鮮な個体です。


翅を閉じたり、開いたりしながら、
ヒャクニチソウに吸蜜、
ツマグロヒョウモン♀です。


こちらはダリアの花に吸蜜、
翅を閉じたところでシャッターを。
翅先端が暗色、メスの個体です。


翅に少し傷が見られますがツマグロヒョウモン♂が
赤色のヒャクニチソウに吸蜜。
少しアンダーにして、背景を黒く、
きれいに映りました。


庭の花にもツマグロヒョウモン♀、
濃色の個体です。


濃色のツマグロヒョウモンがミントの花に吸蜜、
オスの個体です。
一般にオスの方がメスより赤味が強く濃色に出ます。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コオニヤンマとウチワヤンマ

2019-08-27 20:00:40 | 昆虫
コオニヤンマとウチワヤンマ、
両者ともヤンマの名がつきますが
ヤンマの仲間ではなく、サナエトンボ科です。


8月の里山の小さな流れの岩の上に
オニヤンマによく似たトンボがとまっていました。
コオニヤンマです。


大型のサナエトンボでオニヤンマによく似ているのでコオニヤンマ、
頭部が小さく、後脚が異常に長いのが特徴です。
オニヤンマとの違いでもあります。


腹部は黒地に黄色の縞模様、オニヤンマにそっくりですが
その縞模様、上から見ると八の字に見えます。


金属製の柵にとまったこのトンボも
オニヤンマではなくコオニヤンマでした。
オニヤンマはなかなかとまってくれませんが
コオニヤンマはすぐに、いろいんなところにとまります。


ウチワヤンマ、
7月下旬の静岡菊川で、チョウトンボと同じ池で写しました。
大型のサナエトンボ、
腹部の先端にうちわ形の突起があります。


上と同じ個体をほぼ同じ角度から写し、
画像ソフトのD-ライティング処理を少しかけています。
小雨の中での写真ですが明るく、ホツプ調になりました。


副性器の出っ張りから雄の個体です。
平地~丘陵地の大きな池や湖で見られ、
水面に突き出た茎などにじっととまっていることの多いウチワヤンマ雄、
まさしくそんな場所にとまっていました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アブラゼミ、ニイニイゼミのいろいろ

2019-08-26 20:00:53 | 昆虫
アブラゼミとニイニイゼミ、
両者とも翅が透きとおっていないセミです。
昨日掲載のミンミンゼミ、ヒグラシ、ツクツクホウシを加えると、
東京でよく見られるセミ5種になります。
その中でもアブラゼミは最も多く見られるセミ、
したがって、さまざまな姿を目にできます。


アブラゼミ。
苔の生えた幹、緑の中にいました。
こんなところにとまるのは珍しいかもしれません。


カマキリに捕まったアブラゼミ。
カマキリに軽々と持ち上げられています。
この後、食べられてしまうのでしょう。
これも自然の掟です。


なかなか見られない瞬間なので、
こんどは背景を緑にして縦撮り、
カマキリが得意そうにカメラ目線です。


脱皮中のアブラゼミ、
しばらく見ていましたが動く様子がありません。
夜に羽化するセミ、昼を過ぎてもこの状態、
なにかのトラブルで羽化に失敗したようです。


アブラゼミの抜け殻、2つが重なる珍しい景色です。
多分、1匹目の抜けた後、
その抜け殻に2匹目がつかまって羽化したものと思われます。


ニイニイゼミ、
体も翅も褐色のまだら模様の小型のセミ。
6月下旬から羽化し、8月には姿が少なくなります。


羽化した直後と思われるニイニイゼミ、
まだ抜け殻に脚をかけています。
上もこの写真もニイニイゼミですが
色彩がかなり違います。
木の幹に色を似せた保護色のニイニイゼミですが
その色彩には変異があるようです。





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミンミンゼミ、ヒグラシ、ツクツクホウシ

2019-08-25 20:00:45 | 昆虫
風邪で体調をくずし、
また連日の猛暑、しばらく日中に外へ出るのを控えていましたが
暑さも少し和らぐ夕刻、
セミの鳴き声を聞きながら、
セミの姿を探しながら丘陵の木陰道を歩いてみました(8/16)。


ミンミンゼミ。
桜の木の低いところミーン、ミーン、ミーンと
よくとおる大きな声で鳴いていました。
低い場所、すぐ近くで撮れました。


逆光下、たくさんの光玉を背景にミンミンゼミ。
頭部は黒褐色で緑色の斑紋があり、翅は透きとおります。
同じく翅の透きとおるヒグラシやツクツクボウシに比べて大きく、、
体型もがっしりとしています。


街路のコブシの木でも「ミーン、ミーン、ミーン」。
関東以北では主に平地に、
西南日本では主に低山地~山地に生息するようです。


森の中ので、「カナ、カナ、カナ」と
ヒグラシが哀愁を帯びた鳴き声で輪唱をしていました。
そして、林縁道のすぐ横の木からもヒグラシの唄声が聞こえてきました。
今年はじめて聞くヒグラシの鳴き声、そしてその姿です。
写真上、鳴いていたので雄の個体です。
雄は鳴き声を共鳴させるため、雌に比べて胴体がかなり大きいので、
ヒグラシは鳴いていなくても雌雄の区別が比較的簡単にできます。


ヒグラシが鳴くには適温とあまり明るくないことが必要、
温度は25℃以下付近で、薄暗くなると鳴き出します。
8月中旬を過ぎの森の中、夕暮れはこの条件を満たし、
ヒグラシが鳴き始めるのです。
ヒグラシの発生は夏の終わりと思いがちですが、
実は早いものは6月下旬から発生しているそうです。


ツクツクホウシ。
こちらは、日の当たる明るい場所の紅梅の木で、
「ツクツクホウシ、ツクツクホウシ」と鳴き声をあげていました。
透きとおった翅、体型もヒグラシに似ますが、
少し細身で小型です。


ツクツクホウシ。
多摩丘陵で見られるセミの中では最後に登場、
この鳴き声を聞くと夏も終わり近く、秋がすぐそこです。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シンテッポウユリとフヨウ

2019-08-24 20:00:31 | 花,植物
花の少なくなる8月、
住宅の外庭など、あちらこちらに白百合が咲きだします。
シンテッポウユリと名のあるほぼ野の百合の花です。
そして、芙蓉(ふよう)
鮮やかなピンク色の美しい花、
8月の暑い盛り、目を楽しませてくれます。


シンテッポウユリ。
もともとはテッポウユリと台湾原産のタカサゴユリを交配させた園芸種、
外見上も両者の中間的な特徴を持つと言われています。


この百合、繁殖力が強く、
植えた覚えがないのに
住宅地の庭や道路際に姿を現し、花をつけます。
野花としておくには惜しいと思わせる比較的大型の白百合です。


種子で増え、播種後およそ10か月で開花、
すなわち、前年できた種が翌年に花をつけることになります。
球根植物の百合とは思えない増え方です。
また、株をそのまま据え置きすれば
翌年はさらに花数を増やして開花もする多年草でもあります。


花筒に赤い縞があるものとないものがあり、
縞のあるのをタカサゴユリとする向きもありますが、
両者が並んで咲いていることも多く、
タカサゴユリの性質が強く出たシンテッポウユリでいいのではと感じます。


住宅地の道ばたに咲いた花、、
こちらは花筒が白色です。


フヨウ。
アオイ科フヨウ属の落葉低木、
白花もありますが多くはこの鮮やかなピンク色です。
南の地方では野生化もしていますが、
もともとは中国原産の園芸用木本です。


芙蓉(フヨウ)、
蓮の美称としても使われ、
昔から美人にたとえられる名称です。
芙蓉の顔(かんばせ)、蓮の花のように美しい顔、美人の例えです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルリモンハナバチ

2019-08-23 20:00:36 | 昆虫
8月中旬、
今年も幸せを運ぶブルービー、
ルリモンハナバチを撮りました。


8月10日、
自宅近くの公園のキバナコスモスの花に青黒い蜂の姿、
ちょうどつけていた望遠ズームのズームを最大にして写して見ました。
ワンカットだけしか撮れませんでしたがルリモンハナバチです。


8月14日、
この日は西日本に上陸した台風の影響で
激しい雨と晴れが何回も繰り返すあわただしい空模様、
雨の間の晴れをねらって公園まで。
期待どおり、キバナコスモスの花にルリモンハナバチを見つけました。


昨年の経験で望遠マクロでは歩留まりが悪いので、
100-400mmの望遠ズームを持参、
またホワイトバランスを微調整、
ルリモンハナバチの青色がはっきり出るように
ブルーを少しプラスに調整することを試みています。
その効果で10日に写したものより、青色が濃くなりました。


写真は400mmで最短距離に近い距離から撮っていますが、
どれもトリミングをしています。


ルリモンハナバチ、
本州・四国・九州と分布は広いのですが、
近年ではかなり減少しており、
絶滅危惧種、準絶滅危惧種に指定されている地域もあるようです。。


8月の中下旬になると姿を現します。
花に集まるハナバチですが、
花粉や蜜を集め、自分で巣をつくることはなく、
他のハナバチの巣に卵を産み、幼虫はその巣の花粉を横取りして育ちます。
すなわち、寄生する蜂の存在がないと生存していけないルリモンハナバチなのです。


鮮やかなピンク色のヒャクニチソウにもとまりましたが
すぐに離れていきました。
ヒャクニチソウよりキバナコスモスの方が好みのようです。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤブヤンマとクロイトトンボ

2019-08-22 20:00:45 | 昆虫
城山公園の林縁道につくられた小さな池、
こんな水溜まりのような池にもオオシオカラトンボを中心に
トンボたちが集まります。


この池、一昨年までは、
晴れた夏の午後に訪れると、
ヤブヤンマやクロスジギンヤンマが産卵に来ていました。
そして、産卵するメスを探すオスの姿もときどき見られました。


しかし、昨年そして今年、
池全体がアサザに覆われ、水面がほとんど見えなくなったせいか
ヤブヤンマやクロスジギンヤンマの姿を見なくなりました。


今年の8月初旬、
池のアサザが少し取り除かれ、水面が見えるようになったせいか、
久しぶりにヤブヤンマが産卵しているのを見つけました。


ヤブヤンマ。
成虫は5月下旬から9月ごろまで見られ、
普段は薄暗い藪の中で枝などにぶら下がり静止し、
夕方になると高所を飛びながら摂食活動します。
したがって、産卵の時以外はなかなか見つけることの難しい大型のヤンマです。


産卵は水際から少し離れた湿土、苔などに
腹端を差し込みメスが単独で行います。
あちらこちらに移動しながら何度も産卵するので、
メスの姿はゆっくり観察でき、近距離からの撮影も可能です。
メスの複眼は薄緑色ですが、
オスは美しい青色、腹部にも青色が加わり美しい姿です。


その小さな池のアサザの葉の上にクロイトトンボがいました。
胸部側面と腹部の先が青いイトトンボです。
成熟したオスは胸の横が粉をふいたように白くなります。
平地や丘陵地の水草の多い池などに、
春から秋まで長期間見られます。


池にびっしり生えたアサザの葉の上に、
よく見ると何組もののクロイトトンボのカップルがいます。
この池には数匹のオオシオカラトンボ♂が縄張りを張り、
ヤブヤンマも追い回されていましたが
クロイトトンボはなんの影響を受けることなく、
平然としていました。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする