行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

老爺柿、豆柿

2018-11-30 20:00:38 | 花,植物
日本の秋の果物といえば柿ですが、
老爺柿と豆柿、
小さなかわいい実がつき、
食用というより、観賞用の柿です。


老爺柿(ロウヤガキ)。
中国原産のカキノキ科カキノキ属の低木、
萼片が大きく、羽根つきの羽根のようであるので
ツクバネガキ(衝羽根柿)とも呼ばれます。


雌雄異株、果実は小さく尖った楕円形、
熟すると柿の色に色づきます。
実をつけるのは当然雌株ですが
近くにカキノキがあれば雄株がなくても実がつくそうです。
写真上、背景の実は老爺柿ではなく、柿の実です。


豆柿(マメガキ)あるいは琉球豆柿(リュウキュウマメガキ)、
ともにカキノキ科カキノキ属の低木です。
リュウキュウマメガキとマメガキ、
葉柄の長さなどが異なるようですが区別が難しく、
共に「シナノガキ」とも呼ばれています。


マメガキも雌雄異株、
秋には小さな実が鈴なりにつき、
ぶよぶよに熟し、黄から黒紫になります。


山地に自生し、小さく渋い果実をつけるヤマガキはカキの原種といわれています。
写真上、ヤマガキではないように思いますが
山地に生えていた小さな実の柿です(11/24)。


ニシキギ科ツルウメモドキの果実。
柿に比べてずいぶんと小さな実ですが
姿、色あいともどこか柿に似ている気がしたので最後に加えて見ました。
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モミジバフウの紅い実

2018-11-29 20:00:54 | 花,植物
街路樹のモミジバフウの一樹、
紅葉も終わり、
果実がたくさんぶら下がっていました(11/21)。


歩道橋のそばのこのモミジバフウ、
紅葉するのも早かったのですが
落葉も早く、そして果実もたくさんつけています。
高木の樹、
地上からは見ずらい果実が歩道橋からはよく見えます。


角度と背景を変えて望遠レンズで、
果実の紅色がよくわかります。


果実はさく果が多数集まった直径3〜4cmほどの球形集合果です。
花柱が刺状になって残り、クリのいがのようになります。


手前の樹の紅い葉を前ボケにして一枚。
赤を強調して見ました。


モミジバフウ、
紅葉の早さには個体差がけっこうあるようです。
歩道橋の反対側の樹はまだ十分に紅葉をしていません。
その横をちょうど赤い車が通りました。


これは11月初旬の写真、
歩道橋の下からモミジバフウの並木の紅葉を。


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11月下旬、まだ頑張っています。

2018-11-28 20:00:01 | 昆虫
朝晩はすっかり寒くなった11月24日、
新しく入手したタムロン100-400mmを片手の散歩道、
まだ命をつないでいるアカトンボやクモがいました。


ナツアカネ♂。
この時期ですので当然末期の個体、
日の当たる暖かい場所を選んではとまり、体を温めています。


ナツアカネ♀。
まだ元気、尻尾をあげてとまっています。


少し尻尾が曲がっているこれもナツアカネ♀、
日当たりのよい草の葉にへばりつくようにとまっていました。


アキアカネ♂。
ガードレールにとまりました。
金属製のガードレール日中は暖められて快適製なのです。


アキアカネ♀。
ナツアカネ♀と比べると渋い色合いです。


ジョロウグモ♀、
産卵を終え、太かった腹部がすっきり、
背景も草木の錦に美しい色づきを見せています。
しかし、年一化性のジョロウグモ、
12月にはほぼ姿を消します。


ナガコガネグモ、
ジョロウグモとともに夏から秋に成熟する代表的な蜘蛛です。
この蜘蛛ももう間もなく命を終えます。
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シロダモの花と果実

2018-11-27 20:00:25 | 花,植物
クスノキ科シロダモ、
東北南部より暖かい地域の林などに
普通に自生する常緑の広葉樹です。
前年の花からの果実が晩秋に赤く熟し、
その年の花と同時に見られるのもシロダモの特徴です。


散歩道の藪林、
シロダモの樹に赤い果実がたくさん、
その上方に薄緑色の花が開き始めました(11/24)。


少し倍率を大きくして花を。
雌雄異株のシロダモ、雌花です。


これもシロダモ、
この樹は今年は花をつけないようです。
果実だけが赤く熟していました。


シロダモの雄株、
樹にびっしりと雄花が咲いていました(11/24)。
当然、実はついていません。


シロダモの葉、
表面は光沢があり、
葉脈が付け根近くから3本に分かれて伸びています。
同じクスノキ科のクスノキやヤブニッケイと共通する葉脈です。


同日、シロダモにも似た樹の赤い実を写していました。
モチノキ科モチノキです。


最後に
やはり同じ日に写したモチノキ科ソヨゴの赤い実。
モチノキ科には赤い実が多く見られます。
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小さな流れに写した鷺たち

2018-11-26 20:00:56 | 
アオサギ、ダイサギそしてコサギ、
11月の散歩道の小さな流れに写した鷺たちです。


ダイサギ。
大型の白鷺、
多摩川には群れでいますが
小さな流れにいるのはあまり見ません。


気がつけば川岸の草、
川の水もすっかり初冬の様子です。


アオサギ。
田んぼや池などいろんなところに見られる鷺です。
実際は灰色ですが、青鷺の名です。


逆光でのアオサギ。


コサギ。
このポーズ、スキージャンプの着地。
テレマークがきれいに入りました。


ダイサギより小型の白鷺、
嘴がダイサギは肌色ですがコサギは黒色です。
小さな流れにもよく見られます。

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ノササゲ、トキリマメ、スズメウリ、スイカズラの色づきの果実(種子)

2018-11-25 20:00:45 | 花,植物
11月、
林縁の草藪に見つけた
ノササゲ、トキリマメ、スズメウリ、スイカズラの色づきの果実(種子)と
初夏から秋に写したそれらの花を並べて見ました。


マメ科ノササゲ。
紫色に熟した豆果が裂けると
中から青色の種子が現れます。
美しい色の草の実です。


ノササゲの花。
初秋、半日陰の林縁に花をつけます。


マメ科トキリマメ。
紅色に熟した豆果が裂けると
中から黒色の種子が顔を出します。


トキリマメの花。
ノササゲより少し小さめですがよく似た薄黄色の花、
これも初秋、林縁の半日陰に花をつけます。


ウリ科スズメウリ。
直径1〜2cmの球形、熟すと灰白色、銀色となり、
小さなメロンのようにも見えます。
カラスウリより小さいということでこの名。


スズメウリの花。
初秋に直径6mmほどの花をつけます。
雌雄異花、雌花は下部に子房の膨らみが目立つので区別がつきます。


スイカズラ科スイカズラ。
こちらは、草ではなく常緑のつる性木本です。
こんな黒い果実ができるようです。
初めて観察しました。


スイカズラの花。
別名はニンドウ(忍冬)、
花色が最初の白色から黄色に変化するので金銀花(キンギンカ)とも呼ばれます。
5月下旬から6月上旬、初夏に咲きます。

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晩秋の築池

2018-11-24 20:00:13 | 風景
11月中旬の長池公園、
風と日がつくる池の表情を写して見ました。


八王子長池公園、
多摩ニュータウンの一角に位置し、
かつては多摩丘陵の里山の農村地帯でした。
その当時の農業用溜池だった長池と築池の2つの池と
広大な雑木林を残し造られた自然保全型公園です。


この日は薄曇り、
ときどき日が射し、
わずかな風に池の水面が揺れて輝きます。


10月初日の台風で倒れた木が枯れ、
池の表情に変化をくわえてくれます。
そして、その枝に数匹の小亀が甲羅を干しています。
穏やかな自然の姿には心が安らぎます。


池の淵は自然の雑木たち、
晩秋、枯れ葉が池に落ち、漂い、流れます。


木漏れ日の池の中、カルガモが泳いでいました。
もう間もなく、渡りの鴨もやってくることでしょう。


長池の高層住宅の上、
帰り際には雲が切れ、青空が広がっていました。

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マユミ、イイギリの紅い実

2018-11-23 20:00:57 | 花,植物
11月中旬、
マユミとイイギリの果実が美しく色づいていました。


ニシキギ科ニシキギ属マユミ。
雌雄異株の落葉低木です。
5~6月に雌雄ともに白い小花をつけますが
花より、秋、雌株につく薄紅色の果実が尊重され、
庭木や公園木としてもよく使われる低木です。


11月中下旬、果実は熟すと4つに裂け、
中から赤い種子が現れ、
より美しい姿を見せてくれます。


材質が強く、よくしなり、
古来より弓の材料として使われたそうです。
そこから真弓の名がつけられています。


ヤナギ科イイギリ属イイギリ。
雌雄異株の落葉広葉高木、
秋、雌株には房状にたくさんの実が付きます。
まるでたくさんの花が咲いたようです。


昔、桐に似たこの大きな葉に
飯を包んで運んだところから飯桐(イイギリ)の名がついたとのことです。


店先にそのイイギリの実が生けられていました。
見事な実付のイイギリ、野趣味あふれる見事な生けぷりです。
12~1月、葉が落ちた後も赤く熟したこの実が残り、
冬の青空によく映えます。

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江の島ヨットハーバー

2018-11-22 20:00:22 | 風景
江の島ヨットハーバー、
1964年の東京オリンピックの際に造られた、
日本で初めての競技用のハーバーだそうです。
時間があったのでちょっと寄って見ることにしました。


2020年の東京オリンピックでも
ここでヨット競技が開催されることが決まっています。
現在、約1000隻のヨットが収容されているそうです。


ヨットハーバーにはだれでも入れるとのことなので中に入って見ました。
曇天の平日、ほとんどのヨットがハーバーに停留しているようです。


曇天の黒い空に白いマストが輝いて見えたので、
そのマストを。


一隻だけ赤いヨットが帆を立てて、
近くを悠々と走っていきました。


海を見てじゃれあっていたカップルを借景に
ヨットハーバー対岸の江の島海岸、藤沢の街を。
りっぱな五重塔と仏舎利塔が見えます。
寂光山龍口寺、神奈川県唯一の五重塔とのことです。


ハーバーの堤にユリカモメの群れ、
ウミネコが数羽混じっています。


ヨットハーバーから出ると、
色とりどりのサーフィンボードが並んでいました。
圧縮効果をねらってレンズを望遠にして一枚。
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曇天の江の島にて

2018-11-21 20:00:08 | 風景
10月末の曇天の日、
何十年ぶりかに江の島に渡り、
久しぶりに海を見てきました。


江の島の中腹、朱の鳥居付近から、
今渡ってきた江の島弁天橋と江の島海岸を。


江の島外周路、
神社とお土産屋そして生シラスやサザエのつぼ焼きなどの食事処が並びます。
看板につられ、昼は生シラスとアジのたたきをいただきました。


外周路からは太平洋が展望できます。
あいにくの曇天でしたが
ときどき薄日が射し、海が光ります。


外周路の下は崖地、けっこうな景勝です。
舟で渡ったのか下の岩場には数人の人が釣りに興じています。
この日は凪でしたが、波があると怖そうです。


それでも岩場には波が打ち寄せ、
渦をつくります。


ここにも釣り人の姿が、
釣舟がこちらに向かってやってきます。
曇天の空、海にも色がなく、早くも冬のようでした。


絶好の岩場に上った中年男性、
都会の雑踏を逃れて来たのでしょうか、
長い間、海を眺めていました。
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