行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

リスアカネとウスバキトンボ

2019-09-13 20:00:50 | 昆虫
林縁の日陰の小さな空間、
風で落ちた小枝にリスアカネの雄を見つけました。


リスアカネ♂。
周囲が樹木に囲まれた比較的暗い場所に生息するアカネ属のアカトンボです。
上写真は8月中旬の雄の個体、すっかり赤くなっています。


茶褐色の翅端が特徴、
コノシメトンボの雄によく似ています。


9月の初旬、
同じ場所に再びリスアカネの雄を見つけました。


8月中旬に見たものと同じ個体かもしれません。
アキアカネなどと違い、
羽化した場所から離れることはなく、
発生場所の近くにずっと居続けるリスアカネです。


ヤブミョウガの黒い果実にもリスアカネの雄。
雌もいるはずと探して見ましたが、
地味な体色、木陰の薄暗い場所に
隠れていることの多いリスアカネの雌、
なかなか姿を見せてくれません。


午後の日に翅を紅く輝かせて、
オレンジ色のトンボが木の枝に翅を休めていました。
ウスバキトンボのようです。


ウスバキトンボ。
夏の高校野球で甲子園をたくさんの数のトンボが
飛び回っている絵を見たりします。
それはこのウスバキトンボです。
そんな時、よく「アカトンボがたくさん飛んでいます」と表現されますが、
アカネ属ではないので、正しく言うとアカトンボではありません。
また、お盆の頃になるとたくさんの個体が飛び回るところから、
「精霊とんぼ」「盆とんぼ」などと呼ばれます。
コメント
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