行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ササキリ、幼虫と成虫

2020-08-31 20:00:48 | 昆虫
今年の8月は暑さと体調の具合もあり、
撮影に歩くことが少なく、ブログのネタもなくなってきました。
また、6、7月の天候不順と散歩道の環境変化で
昆虫や野花も少なくなっているのもネタ不足の要因です。


考えてみれば、
今年はササキリも可愛いい姿のササキリ幼虫もまだ見ていません。


夕刻、少し涼しくなってきたので、
林間の草原にササキリを探して見ることにしました(8/27)。
ここは昨年、ササキリを何匹も写した場所です。


ゆっくりと草原をかき混ぜながら歩いて、
やっと一匹、ササキリが草の中から現れました。
もう成虫になっています。産卵管があるので雌の個体です。


さらに探して見ると、幼虫が、これも一匹だけですが見つけました。
産卵管が発達しているので、雌の終齢幼虫です。
ササキリ、
林縁の草むらや林床に見られるキリギリス科のバツタ。
成虫と幼虫で全く姿、色彩が異なり、特に幼虫が愛らしいのが魅力です。


コロナ、コロナ、暑い、暑いと騒いでいるうちに
いつの間に8月も終わりです。
考えてみれば若齢の幼虫は6~7月、
今年は見られそうもありません。


ササキリの終齢幼虫、
飛び跳ねて、タカサブロウの花の前にとまりました。

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青空と雲

2020-08-30 20:00:01 | 風景
8月27日、
晴れ日だが雲が次々現れ、飽きない空模様でした。
過ごしやすくなったので15時過ぎ、雲を写しに外に出て見ました。


まず景色も写せる広い場所ということで
中央公園の陸上競技場へ。
競技場では職員が数人、芝の手入れをしていました。


角度を90度変えて、
同じ陸上競技場、上空の雲の表情がけっこう異なります。


中央公園の体育館、
二つの建物の質感および直線と曲線の交点とその上の雲。


中央公園へのシンボル、クジラ橋。
歩道橋としては大きいことと、
下から見るとクジラのお腹のような形をした白い橋です。


少し歩いて、城山公園の遊歩道へ。
そこから道路を挟んだ対面のマンション群と雲。


南多摩駅方面、
奥に是政橋と東京競馬場が見えます。


ネムノキの向こうに青空の中の大きな積乱雲。
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雌雄マユタテアカネ

2020-08-29 20:00:59 | 昆虫
日陰道を選んで南山の林縁を歩いて見ました(8/22)。


今年は昆虫も少なく、
なにかいないかと山道の木陰を歩いていると、
マユタテアカネが現れました。
ほぼ成熟に近いように見える雄です。


しばらく行くと低木の葉に再びマユタテの雄。
上より細身で小さく感じます。
胸の側面が薄緑色ですので、
まだ若い雄のようですが、
胴体はきれいな、葉の緑の葉によく映える赤色です。


尻尾の先がピコッと上向きに上がるのが
マユタテアカネ雄の特徴です。


マユタテアカネの若い雌もいました。
アカトンボの仲間、雌はどれもよく似ていまるのですが
眉斑が見られるのはマユタテアカネとコノシメトンボだけです。


マユタテアカネの雌には翅が写真のように無色のものと
翅端に褐色斑のあるものがいます。
コノシメトンボも翅端に褐色斑があるので、
眉斑があって翅端に褐色斑あると両者の判別はやっかいなのですが、
両者は胸斑が大きく異なるので見分けがつきます。

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8月下旬のタテハチョウ

2020-08-28 20:00:49 | 昆虫
8月も下旬になり、暑さも少し和らいできたようです。
夕刻近くになり、自宅近くの公園や林縁を散歩、
タテハチョウを何種類か写しました(8/22、8/27)。
昨日とりあげたキタテハ、ヒメアカタテハ、
そしてちょっと前に掲載したツマグロヒョウモンをのぞいて掲載して見ます。


ゴマダラチョウ。
雑木林の上や周辺に見られ、樹液などを餌にしています。
かつては数も多かったようですが、
外来のアカボシゴマダラとの競合に負けているのか、
最近は多摩丘陵では見る機会がずいぶん少なくなってきました。
せっかくいたのですが、
どうせ、アカボシゴマダラと思い、レンズを向けるのが遅れてしまい、
このワンカットしか撮れませんでした。


そのアカボシゴマダラ。
エノキの幼木を渡り飛びながら産卵している姿をよく見ます。
翅は黒白りまだら模様で、夏型は名のように後翅に赤斑列が見られます。


クロコノマチョウ♀、夏型。
南方系ですが、近年分布を北に広げている大型のタテハチョウです。


サトキマダラヒカゲ。
林の薄暗い場所、樹液を吸いに木の幹によくきます。


ヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)もいました。
春に見たものより少し小型に見えた個体です。
日本の特産種、世界的には珍しい品種のようです。


他のミスジチョウにはなかなか遭遇しませんが、
このコミスジだけは林縁などによく見かけます。
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キタテハ、ヒメアカタテハ

2020-08-27 20:00:27 | 昆虫
例年に比べても暑い今年の8月、
蝶や昆虫も暑さのせいか少ないような気がします。
そんな中でも、キタテハ、ヒメアカタハは活動していました。


キタテハ夏型、
くすんだ黄色、縁取りや斑が黒っぽくなります。
秋型は黄色の部分が鮮やかで、黒い斑点も小さくなるようです。


8月下旬の撮影、秋型はもっと黄色が濃く、オレンジ色になるので、
これもキタテハの夏型と思われますが、
上のものとは色あいが少し違って見えます。
春から晩秋まで見られ、その間に2回-5回ほど発生するとのこと、
夏型と秋型の中間に発生したもの、あるいは上が雄でこちらは雌かもしれません。


翅裏は薄茶褐色、枯れ葉に紛れる保護色になります。
秋型は春型と同じ色、成虫で越冬するタテハチョウです。


花壇のマリーゴールドの花にもキタテハ、
花にも吸蜜するようです。


ヒメアカタテハ。
多分、発生して多分間もない個体、傷みのないきれいな個体です。
花壇のセンニチコウにとまっていました。


センニチコウの花にとまり、吸蜜しているヒメアカタテハ。
翅裏の模様、よく見ると緻密できれいです。
アカタテハに似ているのはもちろんですが、ツマグロヒョウモンにもよく似ています。


翅を閉じたヒメアカタテハを真横から。
アカタテハは食草のイラクサなどが減少しているせいか
個体数を減らしていますが、
ヒメアカタテハの食草がヨモギやゴボウ、
こちらは秋になると個体数を増やします。
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猛暑日の夕刻景色

2020-08-26 20:00:25 | 風景
厳しい暑さも和らいだ8月20日の夕刻、
夕焼けになりそうなので、
カメラを持参して散歩に、西に向かいました。


家を出て10分、
18時前、雲にうっすらと紅色がかかってきました。


高層住宅の上もうっすらと紅色、
夕焼けにはいい雲が出きています。


18時30分、若葉台公園に到着、
ここは少し高台になっていて、西の方が広く見えそうな場所なのです。
まだ、ベストの夕焼けには少し早そうなので、
東側の夕刻の空と高層住宅を。
ホワイトバランスを蛍光灯にして、空に青紫の色味を足しています。


公園内の尾根幹線を跨ぐ歩道橋から、
これもホワイトバランスを(蛍光灯)にして、
猛暑日の夕刻の尾根幹線と車を昼間とは違った感じを意識して見ました。


18時40分、
夕焼けがいい色になってきました。
カメラを西側に向けて、高層住宅の間と上の夕焼けを。


夕焼けはホワイトバランス を(曇)にして、
紅色をより強調しています。


夕飯の時間に間に合うように尾根幹線を東に速足で自宅にもどります。
一つ東側の歩道橋であるクジラ橋から、
最後に、19時、今歩いてきた尾根幹線の景色を。
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花畑の花とセセリチョウ

2020-08-25 20:00:53 | 花と虫
8月中旬の公園の花畑、
真夏の花とセセリチョウの競演を。
どちらも主役です。


ブルーサルビアにイチモンジセセリが2頭。
シソ科サルビア属のブルーサルビア、
5月頃から11月頃まで咲き続ける花壇には便利な花です。
そして、その青紫の花色は夏の暑さを和らげてくれます。


ピンク色のヒャクニチソウの花にイチモンジセセリ。
ヒャクニチソウも長い間、
花の少ない真夏にも咲き続ける美しい花です。
とくにピンク色がきれいに感じます。


キバナコスモスも咲きはじめ、
やはりイチモンジセセリが吸蜜していました。
8月中旬になり、急に個体数を増やしているイチモンジセセリです。


再びピンクのヒャクニチソウにイチモンジセセリ。
後翅中央の白紋列が一列に並ぶのでイチンジセセリの名ですが、
その紋列の大きさは個体によって差があるようです。
この個体は小さく見えます。


センニチコウ。
ヒユ科の一年草ですが、
暑さと乾燥に強く、夏の間、長期間咲き続けます。
そのセンニチコウにもイチモンジセセリが何頭か来ていました。
その中で、翅を開いたイチモンジセセリを選択して見ました。


やはりピンク色のヒャクニチソウにチャバネセセリ。
一見イチモンジセセリに似ますが、
後翅中央の白紋列が粒状で小さいのが見分け方です。


紅いヒャクニチソウにもチャバネセセリがいました。
横から、花をぼかして、蝶にピントを合わせました。
イチモンジセセリが増え、
チャバネセセリも貴重に思えます。
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ヒャクニチソウの花にアゲハチョウ

2020-08-24 20:00:16 | 花と虫
自然林も背景にある8月の公園の花畑、
夏の間咲き続けるヒャクニチソウの花に吸蜜に来たアゲハチョウ3種を写しました。


ボランティア活動により、
花の少ない夏にも色とりどりの花が咲き続けている花畑、
面積も広く、観察しているといろいろな虫たちが姿を見せてくれます。
のぞいてみると、ちょうど真っ赤なヒャクニチソウの花にキアゲハがいました。


そのキアゲハ、
ピンク色の花に移り、大きく翅を広げて吸蜜。


今度は別の赤い花にとまりました。
正面からねらって、しっかり顔に眼にピントが合いました。
太い針のような口吻が花の中にしっかりと突き刺さっています。


ピンク色の花にアゲハチョウ(ナミアゲハ)もやってきました。
ヒャクニチソウ、
キク科の一年草、夏の花の少ない時期に、美しい花を長い期間咲かせ続けます。


正面からこれもナミアゲハ。
上とは別な個体です。


素早い飛翔でアオスジアゲハもやってきました。
ヒャクニチソウにちょっと吸蜜、
そして、すぐにどこかに飛んでいきました。
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夕刻の散歩にて

2020-08-23 20:00:57 | 花と虫
連日の猛暑で日中は外に出るのは憚られる今年の8月です。
冷房下で1日中ごろごろしているのも、
運動不足になりそう、身体にもよくありません。
また、ブログのネタもなくなってきました。
8月13日の夕刻、いい雲が出ていて、夕焼けになりそうです。
小さなバックにマスクと飲み物そしてカメラを入れて、
近くの公園を30~40分ほど速足歩き、
運動不足を解消してから、そのあとは夕焼けを撮る目論見です。


6時半、
歩き終わりの公園の野球場から、
ガソリンスタンドの上、
南の空の雲が紅く染まり始めていました。


そして、クジラ橋へ。
橋から見る長峰の方向もまだ青空が残る中、
雲が絶好な形、薄紅色に染まっています。


同じクジラ橋から西の空、
日没になったようです。
低い空の紅色が濃くなりました。


クジラ橋と北の空。
高層住宅には灯かりが灯り、
公園に散歩やジョギングに来た人たちが橋を通り抜けていきます。


公園と長峰をつなぐゾウさん橋。
19時になろうとしていますが、
まだ空には青みが残り、遠くの空には夕焼けが見られます。


最後の一枚はちょうど19時、
公園の木々のシルエットと夕焼け。

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8月の蝉たち

2020-08-22 20:00:43 | 昆虫
7月は梅雨が明けずに雨の毎日、
8月に入ったら連日の猛暑でコロナと熱中症対策、
例年に比べて、カメラを持って野を歩く機会が少なく
ブログネタもなくなってきました。
8月9日、昼前、木陰のあるコースを久しぶりに歩いてみると、
あちらこちらで蝉が鳴き競っていました。


気が付けばもう8月も1/3が過ぎ、
ツクツクホウシが鳴き声をあげていました。
鳴き声のするあたりを探していると、
1匹のツクツクホウシが木の幹を上から下へと移動してきています。
鳴いている様子がないので多分、雌の個体です。


そこに近くで鳴いていた雄がすばやくよってきました。
ツクツクホウシのツーショツトが撮れました。
しかしこの一枚、人間に気づいたかすぐにどこかに飛んで行ってしまいました。
ツクツクホウシ、法師蝉とも呼ばれ、
他の蝉に比べて遅い発生、8月になってから鳴き出します。


ツクツクホウシを撮ったので他のセミも探して見ました。
すると、ミンミンゼミが腹部を大きく膨らませて、
甲高い鳴き声をあげていました。
けっこう近くまでよって見ましたが逃げずに懸命に鳴いています。


鳴いていないミンミンゼミも撮りました。
鳴き声をあげていれば確実にオスですが、
この個体のように鳴いていないものは、
捕まえて腹弁や産卵管の存在を確認して見ないと
オスかメスかよくわかりません。


アブラゼミ。
多摩のこの辺りでは最もよく見られる蝉、
木を数本探してみれはすぐに姿が見られます。
しかし、翅の透きとおっていない蝉は世界的には珍しいとのことです。


ニイニイゼミ。
7月の初旬、この辺りにいる蝉では最も早く発生し、鳴き始めます。
8月も初旬になると個体数も少なくなってきます。
写真は7月に写したもの。
体の褐色と翅のまだら模様は木の樹皮に紛れ、保護色となっています。


ヒグラシのオス。
今年は撮れなかったので昨年8月の写真を載せました。
林の中で薄暗くなると「カナカナカナ」と
哀愁のある涼し気な鳴き声を聞かせてくれます。
このセミは見た目で、腹部の大きさで、雌雄が区別できます。
鳴き声を響かせるため、雄は空洞の大きな腹部を有しています。

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