行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

カシラダカ

2019-03-31 20:00:47 | 
もう生まれ故郷に旅立ったかもしれませんが
3月中旬に写した冬鳥、カシラダカです。


ホオジロ科カシラダカ。
日本では冬鳥、秋に北の国からやってきて、
春に北の国に帰ります。


日本にいる間は平地から山地の明るい林縁や
河原の草地に生活し、草の種などを餌にします。


写真は多摩川の河川敷の林にて。
警戒心が強く、逃げられることが多いのですが、
たまに逃げたあと、撮りやすい場所にとまってくれる個体がいます。


林縁の田んぼに群でいるカシラダカにも数回遭遇しましたが、
高木の枝や藪の中に逃げ込まれます。


ノイバラの藪の中に逃げ込んだカシラダカ。
体長は約15 cm、スズメより小型、
警戒したり、興奮すると冠羽を立てるところから
この名がつけられました。


少し高い場所にとまり、リラックスしているのか、
このカシラダカ、冠羽が寝ています。
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クサボケ、モミジイチゴ、ニワトコの花

2019-03-30 20:00:10 | 花,植物
3月下旬、
草木の花が次々と咲きだしてきます。
丘陵の散歩道にも
クサボケ、モミジイチゴ、ニワトコが花を咲かせていました。


バラ科クサボケ。
日本原産で山野に自生し、春、朱色の花をつけます。
名にクサがついても木本、漢字で表記すると草木瓜になります。


庭木や盆栽に使われ、
よく似た花をつけるボケは中国原産で花色も多数あります。
ボケは枝が上へと伸びますが、
クサボケは枝が横に広がり草状に立ち上がります。


バラ科モミジイチゴ。
葉の形がモミジに似ているのでモミジイチゴ(紅葉苺)、
東日本の山野によく見られます。
西日本にはよく似た花姿の変種ナガバモミジイチゴがあります。


キイチゴの一つ、木本です。
枝を横に伸ばし、花を下向きに付けるので、
低枝の花を撮るのは苦労します。
6月ごろに熟す黄色の果実は甘く美味です。


ニワトコ、
レンプクソウ科の落葉低木。
いつのまにか花葉ともに芽吹いていました。
早くも蕾が膨らみ間もなく咲きだしそうです。
葉は奇数羽状複葉。


日本各地の山野に自生し、
枝の先端に円錐花序を出して、3-5月小さい花を多数つけます。
別名、接骨木(セッコツボク)、
枝や幹を煎じたものを骨折の治療の際の湿布剤に用いたところからの名だそうです。
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3月の蝶

2019-03-29 20:00:42 | 昆虫
今日は、3月中下旬の暖かい日の散歩道で写した蝶たち。
冬眠から目覚めたもの、早々と羽化したもの、
春を感じて飛びまわり、花にとまりました。


タテハチョウ科キタテハ。
翅にあまり傷みのない個体が
オオイヌノフグリの小さな花に吸蜜していました。
キタテハは成虫で越冬する蝶、
河川敷や林縁の草原によく見られます。


タテハチョウ科テングチョウ。
この蝶も成虫で越冬、
3月、眠から目覚めた個体が低山の林縁の落ち葉の上を
飛んではとまっていました。


タテハチョウ科ヒオドシチョウ。
キタテハに少し似ますが、
翅表がより鮮やかで大型です。
多くの蝶は年数回の発生がありますが、
この蝶は年1回、初夏のみ発生、
いま(3月)見る個体は、9~10か月も生きていることになります。


タテハチョウ科アカタテハ。
この蝶も成虫越冬、
以前は里山ではよく見られたそうですが
イラクサなど食草の減少により、今はあまり目にしません。
里山の散歩道、
なんの花だろうと観察していると、
その花にアカタテハがちょっとの間とまりました。
花の形、花の咲き方からザイフリボク(シデサクラ)でしょうか。


シロチョウ科モンキチョウ。
咲きたてのタンポポに吸蜜していました。
モンキチョウは成虫越冬しませんので、
3月早々に羽化したものです。


シジミチョウ科ベニシジミ。
これも早々に羽化したもの、
3月~11月まで、最もよく見られるシジミチョウと言えます。


シロチョウ科モンシロチョウ。
羽化して間もないはずですが早くも交尾する姿がありました。
3月~11月まで、よく見られる馴染みの蝶です。


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3月下旬、木の黄色花

2019-03-28 20:00:47 | 花,植物
3月下旬、
桜などのピンク色に木の黄色の花が彩を足します。


マンサク科トサミズキ。
3月、若葉の芽吹く前に、
7-8輪の花が重なり、穂状に垂れ下がります。
黄色というより黄緑色に近い花色です。


トサミズキ、
自生地は土佐(高知県)のみですが、
庭木、公園木として全国に植えられています。
春に欠かせない花木です。


ヒュウガミズキ、
マンサク科トサミズキ属の落葉低木です。
春3月、2-3輪の花が連なった薄黄色の花を咲かせます。
花はトサミズキによく似ますが、トサミズキに比べて小型です。


ヒュウガミズキ、
背景に満開のピンク色の桜、
薄黄色の花が引き立ちます。


モクセイ科シナレンギョウ。
3月、葉の芽吹きとほぼ同じく黄色の花をつけます。
庭木や公園木、垣根などに広く見られます。


チョウセンレンギョウ。
シナレンギョウより花色は濃色の黄色、
葉は花に遅れて展開します。


ミズキ科サンシュユ。
株立ち風の枝全面が黄色で埋め尽くされていました(3/20)。
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ヨウコウザクラの咲く道

2019-03-27 20:00:23 | 花,植物
前日の夕方、
車で尾根幹線を走ると並木のヨウコウザクラが咲き始めていました。
翌日の散歩、この道を歩いて見ることにしました(3/25)。


まずは撮影ポイントの歩道橋まで、
ここからのカーブがいい感じです。
あとは、赤あるいは青色の車が来るまでシャッターを待つだけです。


少し位置をずらして、
ちょうど稲城の赤いコミニュティバスがゆっくりと現れました。


歩道橋の反対側、
こちらにもカーブがあります。


この日は青空の広がる好天日、
ただ写しただけですが
青空と濃いピンク色のヨウコウザクラの花びらを。
ヨウコウザクラ(陽光桜)は
日本原産の交雑種のサクラ、
アマギヨシノと(天城吉野)カンヒザクラ(寒緋桜)を交雑させて作出した園芸品種です。


歩道に見つけた紅色のミツマタ、
せっかくなのでヨウコウザクラを背景にしてみました。


彼岸が過ぎて、
いろとりどりの花が一斉に咲きだしました。
歩道に被さるようにコブシの花、
風に揺れる花びら、蕊を望遠でねらって見ました。


道脇のユキヤナギ、
露出をプラスにして、
マクロレンズで近づいて見ました。
小さな花をたくさん、真っ白に咲かせますが、
バラ科、一つ一つの花を見てもきれいなです。



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南山開発、働く車

2019-03-26 20:00:41 | 風景
稲城南山の開発が進んでいます。
そんな開発の姿を
稲城駅近くの南山の非開発地域から、
働く車を主題にして写して見ました(3/20)。


いつのまにか開発、整地された場所の最前線まで
新築住宅が立ち並んでいます。
野村不動産の開発物件、駅も比較的近いということもあり、
けっこう人気の物件とのことです。


その住宅の後方では
ショベルカー、ダンプが忙しく動き回っていました。
さらに山が削られ、谷が埋められています。


クレーン車も登場、
このところ造成が急ピッチで進んでいるようです。
削られた山の向こうには
いままで見えなかったよみうりランドのパゴダが見えます。


さらに奥でも造成開発、
シヨベルカーが2台並び、
削られた山の間をダンプカーが行き交っていました。
上空にはよみうりランドのコンドラが走り、
遠くには高層のビル群がのぞめます。


少し近づいて、
ショベルカーの上にゴンドラの絵。


ゴンドラの向こうに高層ビルの絵、
天気のよい日に400mmで写して、さらにトリミングして見ました。

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タチツボスミレとナカバスミレサイシン

2019-03-25 20:00:21 | 花,植物
3月、彼岸が過ぎ、
野にタチツボスミレの花があちらこちらに咲きだしていました。
そして、ナガバノスミレサイシンが花茎を伸ばし、
一輪ずつの花を咲かせていました。


タチツボスミレ。
ほぼ日本全土の平地から低山に分布し、
日当たりのよい道端や草原、森林などにごく普通に見られる代表的なスミレです。


タチツボスミレは有茎種。
数本から10本程度の茎を伸ばして咲きますが、
春早い花のころには茎はまだ短く、
花も葉も根元から直接出ているように見えます。
無茎のスミレとの見極めが難しい要因となっています。


花期は3~5月で花色は薄紫色、
花茎は葉の間から出て立ち上がります。
葉は丸っこいハート形です。


山斜面の階段横に花が一輪だけついたスミレを数個体見つけました。
タチツボスミレに花が似ていますが
じっくり見ると花に違いがあります。
ナカバスミレサイシンです。


ナガハスミレサイシン、
早春に咲きだすスミレで、
まず花茎が伸び、少し遅れて葉が出芽する特徴があります。
花色は白あるいは淡い紫色です。


出芽したばかりの葉はまだ未発達で花より小さく、
やがて長三角形、5cmほどに成長します。
これがナガバ(長葉)の名の由来。
タチツボスミレと違い地上茎がない無茎種のスミレで、太平洋側に多く分布します。
葉が短いスミレサイシンは日本海側に多く分布します。

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近くの公園のカタクリの花

2019-03-24 20:00:48 | 花,植物
カタクリの名所には行けそうもないので、
自宅から歩いて10分、
公園の山斜面に咲くカタクリを写してきました(3/21)。


ユリ科カタクリ属の多年草カタクリ。
早春に花茎を10cmほど伸ばし、
薄紫から桃色の花を花茎の先端に一つ下向きに咲かせます。


早春に地上部に姿を現し、
地上に姿を見せてから10日程で花茎を伸ばし、花をつけます。
花をつけるのは葉が2枚そろったものだけで、
発芽して7~8年目ぐらいまでは葉は1枚だけで過ごします。
つまり、最初に発芽してから花をつけるまで8~9年もかかる
下積み長い花なのです。


地上部に植物体がある期間は1か月ほどだけ、
花のある期間も2週間ほどと短く、
花も美しいこともあり、
スプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる植物の代表的存在です。


3輪かたまって咲いたカタクリに、
まだ残っていたヤブコウジの紅い実、
そして冬蔦なども混じり、
どこか自然の生け花?のようです。


大きな葉を見つけたのでその葉を背面にして、
花を仏像に見立てて見ました。


環境があまりよくないのか、
ここのカタクリ、個体数が増えず、
大きな花が少ないように思いますが
自宅からすぐ近くにカタクリの花、
毎年、楽しみにして覗いてしまいます。

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ムラサキハナナとレンギョウ

2019-03-23 20:00:30 | 花,植物
ムラサキハナナの手前にレンギョウの黄色の花、
紫色と黄色の組み合わせです。
この2色、色の世界では補色、反対色、
ファッションの世界では差し色といって、、
この反対色をちょっと配すると効果的な色使いになるようです。


アブラナ科ムラサキハナナ。
3月の彼岸ごろ、野に群生して、
紫色の4弁花を咲かせます。


ちょうどレンギョウの花が咲きはじめ、
ただムラサキハナナを晴天の日中に写してもつまらないので、
そのレンギョウの黄色を前ボケにして見ましたが-------。


ムラサキハナナ、
オオアラセイトウ、ショカツサイ、ハナダイコンなどの別名があります。


ムラサキハナナを背景にしてフキの花。
日の光に紫色がきれいです。


こんどはレンギョウの花を。
ムラサキハナナを背景に入れて見ました。


垣根によく使われるレンギョウ、
3月下旬、葉が芽吹く前に花をつけます。
これは花数が多く、花色が濃いのでチョウセンレンギョウでしょうか。


これは葉が出ているので多分シナレンギョウ、
限られた地区にわずかに自生する
日本特産のヤマトレンギョウがありますが
普通によく見られるのはチョウセンレンギョウとシナレンギョウです。
シナレンギョウはチョウセンに比べ花時期が少し遅いようです。
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アンズの花、スモモの花

2019-03-22 20:00:23 | 花,植物
3月18日の散歩道、
アンズそしてベニバスモモの花が咲きだしていました。
両者ともサクラの花に似ていて、
ソメイヨシノより少し早く咲きだします。


公園のアンズの花、
早くも咲いていました(3/18)。


バラ科の落葉小高木であるアンズ、
同じバラ科のサクラあるいはウメとまぎらわしい花ですが、
花柄が短く、枝から直接に花がついているので、
花柄が長いのが特徴であるサクラではありません。
また、ウメにしては咲きはじめの時期が遅すぎます。


萼が紅色で反り返るのがアンズの花の特徴、
そこからもアンズとわかります。
アンズはウメやサクラと違って、花色は一色、淡い紅色だけです。
毎年、決まったようにソメイヨシノの開花宣言の少し前に開花します。


やはり3月18日、
バラ科ベニバスモモの花が咲きだしていました。
こちらは花柄がしっかりとあり、サクラと似ています。


ベニバスモモ、
名のように葉が赤褐色、
花とほぼ同時に葉が現れます。


この花もソメイヨシノより一週間ほど前に咲きだします
早くもソメイヨシノが咲いていたと、
間違われることがよくある花のようです。
花はソメイヨシノに比べて小ぶり、
比較して見ればそう似ているとは思いません。


これも3月18日に写した白いバラ科の花。
花柄が長いのでサクラです。
この時、まだ東京の桜(ソメイヨシノ)の開花宣言は出ていませんので、
ソメイヨシノではありません。
サクラの品種はたくさんありよくわからないのですが
エドヒガンでしょうか。

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