行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ミサゴと冬の河川敷

2022-01-31 20:00:04 | 風景
1月26日、
できるだけ人と接触が少ない場所へと、
多摩川の府中側の河川敷へ行って見ました。
被写体に困った時の多摩川、なにかが見つかります


川の流れがずいぶん変わり、
様子のわからない河川敷の草原を枯れ草を踏み分け歩いていると、
流れの上を猛禽類が鳴き声をあげ、獲物をぶら下げて低空で飛んできました。
猛禽類は不案内なのですが、真っ白な腹部、多分、ミサゴです。
獲物をつかんで悠々と飛ぶ姿、初見です。


ミサゴは主に海岸に生息しますが、
内陸部の湖沼、広い河川にも生息するとのこと、
多摩川にもいるようです。
雄雌ほぼ同じ色彩で、背中と翼の上面は黒褐色、
腹部と翼の下面は白色で、顔も白いのが特徴です。


鳥綱タカ目ミサゴ科ミサゴ属に分類され、
魚を好んで食べることから別名ウオタカ(魚鷹)の名があります。
残念なことに、つかんでいる獲物は胴体から半分にちぎれた川魚、
もう死んでいたものをつかんできたようで、あまり気に入ったものではなさそうです。


水面をゆっくりと低空飛行し獲物を探すのが特徴。
日本では留鳥として全国に分布するそうですが、
北日本では冬季に少なく、南西諸島では夏に少なく、
最近は個体数が減っているとのことです。


ミサゴ写した河川敷から、望遠レンズでスナップ。
河原のキャンプ場で釣りを楽しむ人たち、
このキャンプ場、新型コロナの流行で封鎖されていましたが、
つい最近、蜜集しないように工夫して、1年半ぶりに再開放されていました。
このところのオミクロン株の感染拡大で再び封鎖になるかも知れません。


この寒いのに川に入って釣りをしている人もいました。
この時期、鮎はいないので、なにを釣っているのでしょうか。


冬芽が膨らみも見られるオニグルミの樹に
大きなスズメバチの巣がまだぶら下がっていたので望遠スナップ。
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眼前のオシドリ

2022-01-30 20:00:02 | 
薬師池のオシドリ、
この日は岸辺にいて、逃げないので、
トリミングなしでもほぼ画面いっぱいのサイズが撮れました(1/20)。


接岸していたオシドリ♂をほぼ真上から。
日の具合もよく、複雑な体色がどの色もきれいに出ました。


岸に上がりました。
これもトリミングなしです。
鳥撮りは外れ、ボウズの時も多いのですが、
薬師池公園には写しやすい場所に水鳥がいるので、
なにかが撮れます。


岸に上がったオシドリ、
石ころの中からドングリを探してくわえました。


岸から池に飛び込み。


池の中でもドングリをくわえていました。
ちょうど樫の樹の下、
嘴を水の中に突っ込んで水の中に落ちたドングリを探したようです。


日当りにゆっくりと泳ぎ出しました。
カメラは同じ設定ですが、
日陰と日当りでは色がずいぶん変化して見える構造色である鳥の羽色です。
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カワラヒワ

2022-01-29 20:00:09 | 
小河川の遊歩道に小鳥が2羽、餌を探していました。


近づくと、人の気配に気付いたか、
道から跳び離れ、水辺の石にちょっとの間とまりました。
道ではちょうど日陰の中、アオジかと思いましたが、
石にとまったら羽に鮮やかな黄色、カワラヒワ(河原鶸)です。


1羽はさっさと対岸の樹に逃げましたが
もう1羽は水の中の日の当たった石に再びちょっとの間とまりました。
体色が全体的に淡色、多分雌の個体です。


小鳥は基本的にそうなのでしょうが、
カワラヒワも警戒心が強く、
近くづくとすぐに飛び立ち、この個体も樹の中に隠れました。


カワラヒワ、大きさはほぼスズメとほぼ同じで
光の具合により、スズメと見間違われることもあるようですが、
体色は全体的に黄褐色で、
嘴は太く肌色で、風切羽に混じる黄色の羽が特徴です。
主食は草木の種子、この嘴でつぶして食べます。


先に樹の中に逃げた隠れたカワラヒワ、
上の個体に比べると頭部、腹部の体色が濃く、
こちらは雄の個体です。


横を向いてくれたので、再び雌の個体をねらって見ました。
逆光で背景が輝いてきれいです。
特徴の風切羽の黄色と白黒の模様もしっかり写り、
嘴も光に透けて、肌色が輝いています。
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早咲きの梅

2022-01-28 20:00:43 | 花と虫
新型コロナ、オミクロン株の感染者数増加がとまりません。
12月には1桁の日もあった東京のコロナ感染者数、
12月下旬にオミクロン株の市内感染が始まり、
1月になり、指数関数的に感染者数が増え続けました。
1月末には2万人近い数になりそうです。
日本全国でも1月末には10万人近くになりそうです。
幸い、毒性はデルタ株などに比べて弱く、若い人ではほとんどが軽症とのことですが、
ワクチン接種から6か月を過ぎ、ブレークスルー感染が予想される高齢者への感染が問題です。
そして、医療崩壊、社会、経済活動の停止、混乱が懸念されています。
それにしても日本の3回目のワクチン接種が進みません。
まだ2%台、OECD諸国の中では断トツで最低だそうです。
見通しが甘く、ワクチンの手配、入手が遅れているのが原因、
これは総裁選挙、総選挙など、選挙で頭がいっぱいで、
必要な時期に対応を怠った日本政府の問題です。

寒い日が多く、心身ともに寒い2022年1月ですが、
早咲きの梅が花をつけ、その花に小さな昆虫が来ていました。
まだまだ寒い日が続くようですが、確実に春はやってきます。


早咲きの紅梅が開き始めていました(1/20)。


早咲きの白梅も花開いていました(1/21)。


1週間後の1月27日、
紅梅が咲き進み、散りはじめている花もありました。


その紅梅に小さな虫たちが吸蜜に来ていました。
複眼から、虻の一種です。


これは蜂、ミツバチでしょうか。


これは蝿、ツマグロキンバエと想われます。
こんな真冬にも少ない花を求めて活動している虫たちがいることに、
思わずレンズを向けてました。


ソシンロウバイ。
満開でよい匂いを放っていましたが、
なぜか、こちらには虫の姿が見られません。
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コガモ

2022-01-27 20:00:03 | 
コガモは子鴨ではなく小鴨、カモの生物種名です。
冬鳥、日本にやってくるカモの仲間ではいちばん小さい種になります。


一月中旬、
多摩川の稲城側の水辺にコガモの雄が一羽だけでいました。


そのコガモが水面近くを飛翔しました。
天気がよかったこともあり、うまくピントがあいました。


薬師池にて、コガモ雄が一羽だけ迷い込んでいました。
コガモの雄は頭が栗色で、目の周りから後頸にかけての緑色が鮮やかで目立ちます。、
翼の灰褐色、腹部の細かい模様もきれいで、美しい鴨です。
翼鏡は緑色で嘴は黒色。


雌1羽と雄2羽が並んで泳いでいました。
逆光で雌雄ともに色の出方がいま一つの写りですが、
雌の体色は全体に褐色、黒褐色の斑が目立ちます。


川の浅瀬で雌雄が餌を探していました。
食性は植物食、河川や湖沼などの水面から届く範囲の藻や水草などを食べます。


オナガカモとコガモが混じって泳いでいました。
大きいのがオナガカモで小さいのがコガモ、
逆光でシルエットになったこともあり、
鴨の親子で並んで泳いでいるように見えます。
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曇り後晴れの空

2022-01-26 20:00:58 | 風景
寒い日が続きます。
家でぐずぐずしていると体調のことなど、
余計なことを考え、落ち込んでしまうので、
厚着をして、カメラを抱えて、近くの谷戸の公園まで出かけて見ました(1/24)。


この日の午前中は寒さを感じる曇り空でしたが、
午後になると晴れ間がのぞき、
青空の中からすじ雲が舞うように湧き上がってきました。


ブログのネタ探しになにか鳥でもと思い来たのですが、
鳥の姿もなく、急遽、レンズを望遠から広角に換えて、
被写体を森と青空と雲にすることにしました。


雲の中から太陽がときどき顔を出します。
太陽を入れるとファインダーものぞくことができず、
露出の調整が難しい。
しかし、光に透ける雲がきれいです。


上谷戸親水公園、
上谷戸大橋の下に水車小屋と小さな水路を配した親水公園、
水路の両脇には屋敷林のある旧家と田畑があり、里山の趣を残しています。


しばらく眺めていると、
空の青色が濃くなり、
すじ雲は面白いように姿を変えて流れ、
見ていて飽きません。


谷戸の黄色の民家にまだパンハスグラスが穂をつけていました。
この谷戸にも新しく民家がつぎつぎと建てられ、
林がずいぶん少なくなってきました。
それとともにここ数年で鳥たちの姿もずいぶん少なくなってきたようです。
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カルガモもきれい

2022-01-25 20:00:00 | 
小さな水溜まりのような池に数羽でいたカルガモ、
人馴れしているのか近づいても逃げません。
鳥の写真はどうしてもトリミングしてしまいますが、
今日は近くで写したカルガモ、ほぼトリミングなしでの掲載です。


普段はレンズを向けないカルガモですが、
ごく近くにいたのでシャッターを切って見ました。
よく見ると可愛い顔をしています。


カルガモは渡りをしない鴨、
都市部の湖沼、小河川などにも一年を通じて見られ、
5月頃、たくさんの子を連れて、都会の道路などを歩く姿が
可愛らしく、よくニユースになります。


羽色は雌雄ともに地味な黒褐色、、
顔は白っぽく、2本の黒褐色線があります。
くちばしは黒く、先端部が黄色です。


黒褐色で色味がないように見えるカルガモですが、
風切羽の翼鏡だけは鮮やかなブルー、
構造色で光沢があり、光の具合で群青色にもなります。


その翼鏡を見せて、羽ばたきをしました。


薬師池にて、
カルガモが一列に並び休憩(一羽、ホシハジロが混ざっています)。
普段は隠している翼鏡をいずれも見せていました。
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自宅近くで雌雄のジョウビタキ

2022-01-24 20:00:36 | 
新型コロナ6波、感染者の数がとんでもない数値になっています。
できるだけ人の少ない道を選んで散歩(1/19)、
すると、すぐに雌雄のジョウビタキに遭遇、
今年は他の冬鳥はあまり見ないのですが、ジョウビタキにはよく出会います。
自宅近くで写した雌雄のジョウビタキを並べて見ました。


自宅を出て5分、
学校の裏道にジョウビタキの雄がいました。


あわててカメラを向けると逃げられましたが、
隠れた付近を探して見ると、
背景のすっきりしたいい絵が撮れる場所にとまっていました。
とまった木の枝もいい感じです。


後姿も一枚、横を向いたときをねらってシャッター、
頭部の白色に顔面の黒色、その中の眼もしっかり写りました。


しばらく歩いていると今度はジョウビタキの雌。
昨日は愛らしい表情のジョビコさんでしたが、
今日は厳しい表情をしたジョウビタキです。


この日は天気がもう一つ、
餌が見つからないようです。
寒い日が続くと、餌獲りも厳しく、生きていくのもたいへんです。


しばらくレンズを向けていましたが
ずっと厳しい表情をしたままで、灌木の小枝にとまっていました。
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丸くなったジョウビタキとルリビタキ

2022-01-23 20:00:00 | 
地球温暖化が騒がれていますが、
今冬の日本は寒い。
なんでもラニーニャ現象により、
大陸の寒気が日本列島にまで覆いかぶさるからだそうです。
この寒さ2月初中旬まで続くようです。


遊歩道と林の境界によく現れ、
公園のアイドル的存在となっているジョビコ(ジョウビタキ♀)、
縁石の上で体を丸くしていました。
(1/13、薬師池公園)


俳句の冬の季語に「ふくら雀」というのがあります。
それを借りると、これは「ふくらジョウビタキ」。
鳥は冬の寒い日、羽毛の中に空気の層をつくって保温効果を高めるのだそうです。


このジョビコ、かなりの美人(鳥)さんです。
チャームポイントであるオレンジ色の尾部を目立たせて、
ポートレート風に写して見ました。


同じ並びの縁石にルリビタキ♂の若がやはり体を膨らませていました。


このルリビタキもこの冬の公園のアイドル、
上のジョウビタキ♀とほぼ縄張りを共通していて、
遊歩道近くによく現れ、鳥撮り人の絶好の被写体になっています。


人が少なくなり、ジョウビタキもいなくなり、
いったん隠れた灌木の中から姿を現しました。


15時を過ぎ、日が傾くと風はさらに冷たくなり、
寒さが増します。
どことなく、寂しげな若ルリビタキです。
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シロハラとツグミ

2022-01-22 20:00:47 | 
オミクロン株が日本全国でとんでもない勢いで拡大続けています。
感染者数が日に3万、4万、5万と毎日のように過去最高を更新、
このままいくと、今月末には東京だけで日に2万人を超えそうです。
日本では一旦おさまったように見えた新型コロナだけに、
オミクロン株の感染力にただただ唖然とし、
ピークアウトがいつになり、今後、日本社会が国民生活がどうなるのか心配になります。


19日、運動を兼ねて、
望遠ズームを片手にひさしぶりに近所の公園を散歩、
シロハラがカサカサと音をたて落葉をかき回していました。


数年前は何種類かの冬鳥が見られたこの公園ですが、
今年は、いや今年も冬鳥が少なく、
やっとシロハラ一羽を見つけました。
落葉をかき回し、中にいるミミズや昆虫などを探して餌にします。


樹にいることは少ないシロハラですが、
人の気配に気づいたりするとひとまず樹の上に避難。


シロハラ、
ツグミと同じくヒタキ科の冬鳥、
腹部が白いので白腹(シロハラ)の名が付けられています。


水飲みに来たのでしょうか、餌を探しに来たのでしょうか、
谷戸の小河川の水辺にツグミを見つけました。


ツグミ(鶫)
10月ごろ、シベリアから日本全国に冬鳥として渡来します。
秋の頃は山地の森林などに群れて生息しますが、
山に餌がなくなると、平地へ移動し、単独で生活するようになります。


草原に上の個体に比べて色濃いものがいました。
ツグミには色の薄いものと濃いもの、両方がいるようです。
冬鳥の代表選手、
以前は飽きるほど見られたツグミですが、
最近は少なくなってきているように思います。
冬になると畑地、草地、河原などの地面におりて枯葉の下などの虫をさがします。
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