行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ルリモンハナバチとアゲハチョウ

2023-10-31 20:00:57 | 昆虫
8月17日の南山散歩、
8月7日に続いて、再びキバナコスモスの花園に寄って見ました。
この日もルリモンハナバチがいました。
そして、アゲハチョウも3種やってきました。


ルリモンハナバチ(瑠璃紋花蜂)、
黒色の地に青色の縞模様が美しいハナバチです。


今回はカメラのWB(ホワイトバランス)を白色蛍光灯(4200K)に設定。
ルリモンハナバチの青色がより鮮やかになりました。


口吻を花の中に突き刺し、吸蜜します。
ちょうどよい角度で、太い口吻が伸びているところが撮れました。


ナミアゲハが2羽、
接近して、花の周りを飛び回っていました。


ときどき吸蜜もしますが、
すぐにやめ、また追いかけっこをはじめます。


翅に傷みが少しありますが、こちらはキアゲハ。
ナミアゲハに比べて黄色味が強く、
前翅のつけ根が淡く黒色に塗りつぶされます。
ナミアゲハはこの部分に何本かの黒筋が見られます。


黒いアゲハチョウもほんの一瞬止まりました。
尾状突起が長く、少し内側に湾曲、
オナガアゲハのようです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒグラシ、ゴマダラチョウなど

2023-10-30 20:00:16 | 昆虫
8月17日、
南山の林道にヒグラシ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラなど、
虫を撮りながら歩いて見ました。


林の中にヒグラシを見つけました。
「カナカナカナ」と哀愁のある鳴き声は耳にしますが、
姿を見ることの少ない蝉です。


ヒグラシ、
気温が25℃を下回り、明るくても暗くてもだめ、
薄暗いところでないと鳴きません。
林の中から、朝早くや夕方薄暗くなってからてないと鳴き声が聞けない理由です。


そんな林の中でアカホシゴマダラ。
本来、日本では奄美諸島にしか分布してない蝶でしたが、
大陸から持ち込まれた個体群が広がり、
今では関東地方ではよく見られる蝶の一つとなっています。


少しピントがずれていますがゴマダラチョウ、
日本在来の種です。
最近個体数が減少、見る機会が大きく減っています。
食性や生息環境などが競合するアカボシゴマダラの増加が原因の一つとされています。


コミスジ。
白黒の三筋模様の蝶の中では断トツに多く、
春から秋までよく見られます。
翅に傷みがない新鮮な個体でしたのでレンズを向けて見ました。


アオメアブ。
緑色の大きな複眼が美しい虻です。
ムシヒキアブ科、草原や林縁で甲虫やハエ、アブなど、
他の虫を捕えて体液を吸う肉食系です。


上と同じ個体を角度を変えて撮って見ると、
複眼が紅色に写りました。
角度によって複眼の色が大きく変化するのが特徴のムシヒキアブです。


最後にヤブガラシの花にいたキイロスズメバチ。
なにしろスズメバチ、近づいて写すことはあまりしないのですが、
横から見て、色あいも模様がきれいでした。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミヤマカラスアゲハ

2023-10-29 20:00:18 | 昆虫
8月16日、
親水公園の小さな流れにて。


公園の遊歩道を歩いていると、
小さな流れの岩の上で翅を青色に輝かせている黒いアゲハ蝶を発見。
カラスアゲハかミヤマカラスアゲハです。


石岩の苔で吸水、ミネラル摂取をしているようで、
岩から岩へと小刻みに移動を繰り返していました。


少し翅を広げると表面全体が鮮やかな青緑色、
ミヤマカラスアゲハのオスと思われます。
この辺りではめったにお目にかかれないミヤマカラスアゲハです。


ちょっとの間、
小川の石壁にとまり、翅を全開しました。
翅の表面全体が美しい青緑色です。
また、輝く青緑色の帯とオスの性標が確認できます。


ミヤマカラスアゲハ、
春型と夏型があり、夏型の方が少し大きくなります。
しかし、それでも黒いアゲハチョウの中では小型、
カラスアゲハよりも若干小型に見えます。


春型は大体4~5月ごろ、夏型は6~7月に羽化します。
この個体、夏型のミヤマカラスアゲハになります。
こんな近くで見られ、撮れたのは初めてです。


同日、同じ小川の岩の上でシオカラトンボを大写ししていました。
すばやく飛ぶので見逃してしまいますが、
成熟したオスの複眼は思った以上にきれいな青色です。


同じ流れにハグロトンボのオス。
このトンボも腹部は金属光沢の青緑色、
カワセミやルリビタキも羽が青色で人気の小鳥です。
虫や鳥の青色にはなぜか魅かれます。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミンミンゼミとフヨウ

2023-10-28 20:00:47 | 花と虫
8月6日も暑い日だったと思いますか、
望遠マクロを持って自宅近くの公園や街路を歩いていました。


日盛りの街路樹で
「ミーンミンミンミン、ミーンミンミン」と
ミンミンゼミが高音のよく響く鳴き声をあげていました。


比較的低い場所にとまっていたのでレンズを向けて見ました。
胸部と腹部の境界付近は鮮明な白色、
他は黒地の地に水色や緑色の斑紋がよく目立ち、
日本のセミとしては鮮やかな体色です。


頭部より腹部が太く、体型はやや太め。
東日本では都市部の緑地などでもよく見られますが、
西日本では都市部にはほとんど生息しておらず、
やや標高が高い山地に見られるとのことです。


葉陰にいたアブラゼミ、
多分、擦れていないので羽化して間もない個体です。
全国的にもっともよく見られる蝉になります。
しかし、翅が褐色、翅が透明でない蝉は世界的には珍しいそうです。


フヨウ(芙蓉)。
アオイ科フヨウ属の落葉低木、
庭木や公園木としてよく植えられ、
8月の声を聞くと美しいピンク色の花を次々と咲かせます。


ピンクの花が圧倒的に多いのですが、白色の花もあります。
花弁は5枚で椀状に広がる直径10-15cmの大輪です。


朝咲いて夕方にはしぼむ1日花、
長期間にわたって毎日次々と開花します。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妙見尊の蛇より行事

2023-10-27 20:00:23 | 風景
8月7日の南山散策、
ルリモンハナバチやツマグロヒョウモンなどを撮影した後、
南山外周路を回り、妙見尊へと抜けて行きました。
毎年8月7日は稲城妙見尊で「蛇より行事」が行われます。


南山の外周路から、
南山開発で次々と建設が進む新興住宅の向こうに、
そして低層の雲の下に、都心の高層ビルやスカイツリーが望めました。
望遠ズームを持ってきていなかったので、
ムリモンハナバチを撮った180mmのマクロレンズを向けて見ました。
マクロレンズで遠景、なんとか写りました。


南山から階段を下りて、
「蛇より行事」が行われている妙見尊へ。
階段の両脇にはいつもはない、
北辰妙見尊と書かれた赤い幟が何本も立てられていました。


「蛇より行事」はここ稲城の妙見尊で、
1662年から毎年8月7日に開催されている伝統的な民俗行事です。
東京都指定無形民俗文化財、日本でも珍しい形式の行事のようです。


地元の代表が朝に刈り取った青萱を、
地域住民の手で午後から、長さ150mほどの大蛇に撚りあげ、
山に担ぎ上げて、厄除けを祈願します。
神社横の山地には、このためのススキが何株も栽培、残されています。


「蛇より行事」を1時間ほど見学して、
16時前、京王線稲城駅近くのガードを抜けて、帰路につきました。
夕刻近くの空にはきれいな秋の雲が見られました。
電車が来るのを待って、「電車と青空と秋の雲」を。


続いて京王線の新型特急電車が通過しました。
同じ構図になりますが追加。
コロナ禍から電車に乗ることも少なくなり、
まだ乗ったことのない新型車両です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雌雄ツマグロヒョウモン

2023-10-26 20:00:38 | 花と虫
ルリモンハナバチが吸蜜していたキバナコスモスに
新鮮なツマグロヒョウモンも数頭いました(8/7)。


オレンジ色のキバナコスモスにオレンジの翅色の
ツマグロヒョウモンのオスが吸蜜にやってきました。


ヒョウモンチョウ類の一つ。
他のヒョウモンチョウ類に比べて、繁殖力が強く、
野山や公園など都市部周辺にも広く生息します。
春から晩秋まで、目にする機会の多いツマグロヒョウモンです。


どれも翅に傷みのない新鮮な個体に見えます。
年に何回か発生するといわれるツマグロヒョウモンですが、
7月下旬~8月初旬の猛暑の時期にも発生するようです。
生命力旺盛です。


オスの翅表は他のヒョウモンチョウ類と同じく豹紋模様、
後翅の縁が黒くなっていることで他のヒョウモン類と見分けがつきます。
ツマグロヒョウモンは漢字で表記すると 褄黒豹紋。
褄黒とは縁の黒いという意味です。


ツマグロヒョウモンのメス。
メスは前翅の先端部表面が黒紫色で白い帯が横断します。
少ないながら黒い斑点(豹紋模様)もほぼ翅全面に確認されます。


このメスの翅色、
有毒蝶であるカバマダラに擬態しているといわれます。
擬態していることで、天敵に襲われることを回避、
メスはオスに比べて優雅にゆっくりと飛んでいます。


しかし、カバマダラは日本本土にはいない蝶、
日本では天敵回避にはあまり効果がないのではと考えてしまいます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルリモンハナバチ

2023-10-25 20:00:50 | 花と虫
8月7日、
雨が止んだので、昼過ぎに南山まで。


山の広場、
雨に濡れたオレンジ色のキバナコスモスに
ルリモンハナバチを見つけました。
今年初見のルリモンハナバチです。


数匹が花から花へと移り飛び、吸蜜していました。
キバナコスモスは好物のようで、
昨年もここでこの花にルリモンハナバチを写していました。


小さな花に比べると、
キバナコスモスの花には比較的長くとまってくれるルリモンハナバチです。
望遠マクロで、その姿を近くでねらって見ました。


ルリモンハナバチはミツバチ科、
オレンジ色のものが多いハナバチの仲間では青色のものは珍しく、
その美しい形態と希少性から「幸せを呼ぶ青い蜂」、
ブルービーと呼ばれています。


青い蜂と呼ばれますが、
よく見ると体色は黒色が主体、そこに鮮青色の羽状毛が縞模様に斑紋を成しています。
青は黒より強しというところでしょうか。


地域によっては絶滅危惧種に指定されているとのことですが、
多摩の地では、夏の終わりに山地の花を探すと、ときどき見つかります。


コシブトハナバチ類やケブカハナバチ類の巣に産卵し、
幼虫はその巣に蓄えられた花粉を食べて育つ、労働寄生の蜂、
寄生する蜂が減少すると本種も見られなくなります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丘の上の雲

2023-10-24 20:00:28 | 風景
8月6日、青空に白雲がきれい。
この日は、いろいろな形の雲を写しながら散歩して見ました。


13時半、
家を出て、歩道橋から北東方面の空を見ると、
青空の中を真っ白な雲が低層から高層へと湧き上がっていました。
壮大な雲の景色です。


少しの高台に上がって西北の空、
さらに大規模の白雲が住宅街の向こうに広がっていました。
雲の種類はよく分かりませんが、積乱雲と雄大積雲といわれるものでしょうか。


少し歩いて南東方面の空を。
こちらの方には秋の雲といわれる巻雲が出ていました。
そして空の青色もより濃くきれいです。


三沢川まで下って、東北の空。
昇竜のような白雲が見られました。


その昇竜雲を横にサルスベリの花。
青空に紅色のサルスベリがよく映えます。


帰路の中央公園の競技場、
低くなった雲の下で子供たちがサッカーに興じていました。


最初の歩道橋に戻ると時は15時過ぎ、
そこから尾根幹線道路と西方の空を。
空の青色は淡くなり、雲は低層に広がり灰色となっていました。
この後、雨になりそうです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青空と筑池と見附橋

2023-10-22 20:00:40 | 風景
8月3日は長池公園へ。
この日も暑い日でしたが、真っ青な空が広がっていました。


青空に長池見附橋。
大正2年に赤坂離宮と皇居を最短距離でつなぐ目的で設置された
四谷見附橋が平成5年にここに移設されました。
ネオ・バロック様式の装飾が取り入れられた美しいアーチ橋です。
周囲の建物も美しく、ここに来るとレンズを向けたくなります。


見附橋の橋灯と青空と白雲。
この橋灯、赤坂離宮の装飾をモチーフにしてデザインされたそうです。


真夏の午後でしたが、
この日は木の枝がなびくような風があり、
筑池の縁は気持ちよさそうでした。


その筑池の縁、
花が終わったノバナショウブの茎に真っ赤なトンボがとまり、
風を浴びていました。


ショウジョウトンボのオス、
池縁の草茎によくとまっています。


そして、池の縁にはミソハギがきれいに咲いていました。
盆花、精霊花(ショウリョウバナ)などの名もある真夏の貴重な野花です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月の蓮田

2023-10-21 20:00:03 | 花と虫
大賀ハスの蓮田、
8月になると花が少しずつ少なくなり、
花托が果托へと変化していきます。


8月2日の午後、
薬師池公園の大賀ハスの蓮田へ。
散る間際の花が多く見られました。
今年の花の盛りは7月中下旬だったようです。


蓮の花は午前中に開き、午後には閉じます。
しかし、咲き始めて4日ほど過ぎると、
午後になっても花は閉じずに開いたままとなり、やがて花びらが散ります。


蕾ではなく、朝に咲いて、閉じた花。
翌日にまた開きます。


花びらが落ちると花托が果托と変わります。
この果托の中に種実が育ちます。


8月になって、
蓮田に、そんな果托があちらこちらに見られます 。


種実が大きくなり、育ち始めているものもあります。


これは8月末の蓮田にて。
果托が褐色となり、もう種実が熟していました。
やがて、種実は果托から離れ、土に落下します。
大賀ハスは1951年、大賀一郎博士が
2000年以上前の遺跡から見つかったこの種実を発芽させ、開花させたハスです。
古代ハスとも呼ばれます。
今は、その子孫が日本中で栽培されています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする