後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「わたしの日本自慢、国際音楽コンク-ルでの日本人の活躍」

2021年11月18日 | 日記・エッセイ・コラム
今日のわたしの日本自慢はいろいろなクラシック音楽の国際コンク-ルで多くの日本人が活躍し入賞していることです。
私がクラシック音楽を聴いたのは1954年から1958年の仙台の大学時代でした。名曲を聴かせる田園という純喫茶店に通いました。NHKラジオの朝の「名演奏家の時間」はよく聞きました。ヴァイオリンの諏訪根自子や巌本真理、鰐淵晴子に憧れ自分でもヴァイオリンを少し習いました。ヴァイオリンがすごく難しい楽器だと分かっただけで挫折しました。結婚後も家族でコンサートによく行きました。
そんな少しのクラシック音楽との接触があったので最近の国際音楽コンク-ルでの多くの日本人の活躍ぶりを非常に誇りに思うのです。オーケストラの指揮やヴァイオリンやチェロやピアノでのいろいろな国際コンクールで日本人が注目を浴びているのです。昔は世界的に有名な演奏家は外人だけでした。純喫茶店に通っていたその頃とは隔世の感です。
以下に最近の日本人の活躍ぶりをほんの一部だけご紹介いたします。
まずピアノの反田恭平(そりだきょうへい)さんです。
今年の第18回ショパン国際ピアノコンクールで日本人最高位2位になったのです。そして小林愛実さんが4位だったのです。(https://hibiclassic.com/news/12532/ )
 
1番目の写真はショパンのピアノ協奏曲を弾く反田恭平さんです。
反田恭平さんの演奏は先日、NHKテレビの「クラシック音楽館」の時間で放映されましたのでご覧になった方も多いと存じます。
このショパンコンクール とは5年に一度、ポーランド・ワルシャワで開催され世界で1番有名なコンクールと言われています。審査員は現代を代表する一流のピアニストたちです。コンクールの課題曲はショパンの曲のみです。
なお歴代の日本人入賞者には中村紘子、内田光子、小山実稚恵、横山幸雄などの有名ななピアニスト達がいます。 

反田恭平さんの演奏は、https://hibiclassic.com/news/12532/ で聴くことが出来ます。是非お聴き下さい。

ちなみに過去のショパン国際ピアノコンクールでの入賞者を以下に示します。
第5回1955年 第10位 田中希代子
第7回1965年 第4位 中村紘子
第8回1970年 第2位 内田光子、第8位遠藤郁子
第10回1980年 第5位 海老彰子
第11回1985年 第4位 小山実稚恵
第12回1990年 第3位 横山幸雄、第5位高橋多佳子
第13回1995年 第5位 宮谷理香
第14回2000年 第6位 佐藤美香
第15回2005年 第4位 山本貴志、関本昌平、・・・以下省略。

さて国際音楽コンクールはショパン国際ピアノコンクールだけではありません。いろいろあります。以下のその一部を書いておきます。
国際音楽コンクー参加表彰者一覧は、
https://oncon.mainichi-classic.net/winners/prize_sp/ をご覧下さい。
いろいろな国際コンクールで活躍している日本人の例を以下に示します。
(1963年度)
徳江 比早子(ヴァイオリン)パガニーニ国際コンクール第4位入賞
(1964年度)
中村 紘子(ピアノ)ショパン国際ピアノ・コンクール第4位入賞
遠藤 郁子(ピアノ)ショパン国際ピアノ・コンクールでワルシャワ音楽批評家から特別銀賞を受賞
(1965年度)
篠﨑 功子(バイオリン)パガニーニ国際コンクール第3位入賞
(1966年度)
三上 桂子(ピアノ)ロン・ティボー国際コンクール特別賞受賞
(1967年度)
木村 俊光(声楽)ベルギー国際グランプリ第2位入賞・バリトン部門第1位
(1968年度)
佐藤 瑛里子(バイオリン)ロン・ティボー国際コンクール特別賞受賞
・・・以下省略します。

2番目の写真は 沖澤のどかさんの指揮です。
(https://otomamire.com/besancon-competition-japanese-won/  )
沖澤のどかさんは1987年に生まれ青森県の出身です。
東京藝術大学音楽学部指揮科卒業しました。
2019年に第56回ブザンソン指揮者コンクール優勝します。同時に聴衆賞及びオーケストラ賞を受賞しました。日本人としては18年ぶりの優勝でした。彼女は2018年10月に開催された第18回東京国際音楽コンクールでも優勝及び齋藤秀雄賞受賞経験があります。
彼女は才能豊かな指揮者であり、その指揮ぶりは、端正であり、オーケストラにとって見易い指揮をします。将来的にとても期待できる指揮者であると言われています。

3番目の写真はバイオリニストの川井郁子さんです。
 1968年1月19日に香川県高松市で生まれました。大学は『東京芸術大学大学院』を修了しています。2001年4月より大阪芸術大学芸術学部音楽学科教授。2005年より教授。ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ニューヨーク・シンフォニックアンサンブル、サレー・アンタル・ジプシー楽団、ブルガリアン・シンフォニー・オーケストラ、読売日本交響楽団、NHK交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団など、国内外のオーケストラと多数共演・レコーディングを行って来ました。女優としても1998年の映画『絆 -きずな-』(役所広司主演)では批評家大賞新人賞を受賞しています。 。 

4番目の写真は25歳のピアニストの松田華音 さんです。 
日本を代表する美人ピアニストです。6歳からロシアでペトローヴナ・イワノーワに師事し、日本人として初めて「ロシア政府特別奨学生」に選ばれ、名門のモスクワ音楽院に入学しました。7歳にしてエドワード・グリーグ国際ピアノ・コンクール(モスクワ)でのグランプリを受賞したのをはじめ、数々の国際コンクールでグランプリや1位を獲得しました。8歳でオーケストラと共演するなど、非凡な才能を発揮してきました。 
5番目の写真は1968年7月20日 生まれの柏木広樹さんです。日本を代表するチェリストです。
彼の演奏は、https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakahisakatsu/20201024-00204375 にあります。是非お聴き下さい。
2001年より本格的にソロ活動を開始しました。ブラジルをはじめ、アフリカ、スペイン、バリ、日本などで活躍し、チェロで独自の音楽性を構築しました。HATS UNLIMITEDよりオリジナル・アルバムをコンスタントにリリースしています。

6番目の写真は五嶋龍さんです。
五嶋龍さんは、1988年7月13日生まれで33歳(2021年時点)です。
五嶋龍さんの出身地はアメリカのニューヨークです。
母もバイオリニストの五嶋節さんです。姉も有名なバイオリニストの五嶋みどりさんです。
五嶋龍さんは、7歳の1995年夏には札幌の『パシフィック・ミュージック・フェスティバル』でオーケストラをバックにパガニーニの『ヴァイオリン協奏曲第1番』で鮮烈なデビューを果たします。
2003年9月11日に、ニューヨーク市のグラウンド・ゼロにおいてのメモリアル式典で演奏しました。同年に、ドイツの名門グラモフォンと専属契約しました。2006年6月20日より、初のジャパン・ツアー「五嶋龍 ヴァイオリン・リサイタル 2006」を開催し日本でも演奏活動をしています。

今日は、わたしの日本自慢としていろいろな国際音楽コンク-ルで活躍し入賞している日本人の数例をご紹介しました。それにしても最近の日本人の世界のクラシック音楽界における活躍は目覚ましいものです。
戦後の荒廃した日本を見ている私にとっては隔世の感です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

「奥多摩の御岳峡の紅葉を撮りに行く」

2021年11月18日 | インポート
昨日の午後、車で奥多摩の御岳峡と鳩ノ巣峡の紅葉を撮りに行きました。鳩ノ巣峡はうまく撮れなかったので御岳峡の紅葉の写真だけをお送りいたします。
御岳峡は多摩川の上流で寒い筈ですが紅葉は始まったばかりで色が鮮やかになっていません。もう1週間後に美しくなるのでしょう。
写真をお楽しみ頂けたら嬉しいです。






「わたしの日本自慢、野生動物が沢山棲む豊かな自然」

2021年11月18日 | 日記・エッセイ・コラム
祖国、日本を私はいろいろなことで自慢に思っています。今日から折に触れてそのいろいろな自慢話を書いていきたいと思います。
今日は日本に野生動物がたくさん棲んでいることを自慢します。それは日本には豊かな自然がある証です。そして自然の風景が四季折々それぞれに美しいことにつながります。
東京や大阪のような都会に住んでいるとカラス以外の野生動物に会うことはめったにありません。しかし日本の山々には野生動物がたくさん棲んでいるのです。
私は甲斐駒山麓の山林の中に小屋を持っています。そこには野生の狐、鹿、猿が時々やって来ます。人を怖がらず少し遊んでから山林の中へ帰っていきます。まずそんな野生の狐、鹿、猿の写真をお送り致します。
1番目の写真は山林の中の小屋に遊びに来たキツネです。人間が珍しいのか私のそばに寄って来て私をしげしげ観察して林の中へ帰って行きました。
2番目の写真は山林の中の小屋に来た野生のシカです。鹿は臆病で近くに来ません。遠くからこちらを伺ってから帰って行きます。

3番目の写真は小屋の窓近くまで私を覗きに来たボスの猿です。
小屋の外では猿の大群が庭の木々に登って遊んでいます。普通は雑木林の地面に群がって木の実を拾っていますが時々は野生の猿らしく木の上に登って仲良く毛づくろいをしています。
猿は農作物を食べるので里では犬を使ったり、爆竹を鳴らして追いはらいます。しかし山林の中ではのんびり遊んでいます。木の上では一人で甲斐駒岳を眺めてのんびりと考えごとをしている猿もいます。
しかし野生の猿ですから、ボス猿が私を用心深く見張っています。
野生動物の緊張感がみなぎっていて、見ていると自分もこの森に住んでいる原始人になったような気分になります。

そして姿は見せず足跡だけが沢山あるのは猪の群れです。小屋の回りは時々イノシシに掘り返されて穴だらけになります。夜間に地中のミミズや虫を食べているのです。
キジやヤマドリもミミズや虫を食べます。ケン、ケーンというキジの鳴き声が林の木霊します。家の中に小さな可愛いカヤネズミが入ってきたり、煙突に小鳥が丸い巣を作っていたこともありました。
このように山林の小屋に泊ると日本には野生動物が沢山棲んでいることを実感します。

そこで野生動物のことを少し調べてみました。良い資料は環境庁の以下の2つの資料です。
「日本の野生生物」、http://www.env.go.jp/nature/yasei/pamph/index.html
「日本の動物分布図集」、https://www.biodic.go.jp/kiso/atlas/
これらの資料から分かったことをご紹介いたします。
日本にはわかっているだけで 9 万種以上の野生生物が生息しているそうです。日本の狭い国土にもかかわらず南北に長く複雑な地形と豊富な降水量や四季の変化などのお陰で多種 多様な野生生物が棲んでいるのです。

その上 沖縄・奄美・小笠原などの島、大雪山・日本アルプスなどの高山帯、琵琶湖・尾瀬ヶ 原などの隔離された自然環境には固有の生物が多く生息しています。従って 日本全体は固有種の割合が高くなっているのが特徴です。 哺乳類に限ってもニホンザル・イタチ・ニホンカモシカ・ニホンリス・ムササビ・ホンド モモンガ・ヤチネズミ・オキナワトゲネズミ・ヤマネ・アマミノクロウサギ・ノウサ ギなど多くの日本固有種が棲息しているのです。
写真で 日本の代表的な野生動物の数例を示します。
4番目の写真は佐渡にいるトキです。羽根の色が優雅なトキ色になっています。
5番目の写真はツシマテンです。テンは全国にいますが夜行性で臆病なのでめったに見ることは出来ません。
6番目の写真は農作物へ甚大な被害を与えるイノシシの群れです。イノシシに繁栄は困った問題です。

7番目の写真は北海道の川で鮭を捕っているヒグマです。ヒグマは北海道にしかいません。本州にはツキノワグマが棲んでいます。
環境省では、これらの野生動物の保護を進めています。かけがえのない命を失 うことがないように開発に伴う生息環境の消失 を防いでいます。絶滅の危機に ある希少野生動植物について捕獲等の規制、各種開発行為の規制、生息環境の保全・復元などを行っています。
政治の世界では環境省はあまり重視されないことがあります。しかし環境省こそが日本の豊かな自然を守っているのです。感謝しています。

今日は野生動物が沢山棲んでいる日本の豊かな自然をご紹介しました。そしてこの豊かな自然を守っている環境省の活動をご紹介しました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)