後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「間もなく冬、その季節に咲く花々」

2021年11月17日 | 写真
冬には野の花が無くなります。しかし園芸種の花々が美しく咲きます。

そんな花々の写真を4枚お送り致します。写真は順々に、パンジーとビオラ、クリスマスローズ、プリムラ・ジュリアン、そして冬咲きのクレマチスです。

写真の出典は、https://greensnap.jp/article/7843 です。





「日本へ直接影響のある昨日の米中首脳会談の内容」

2021年11月17日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席は3時間30分もの長いテレビ会議をしました。この会議には両方の政権の幹部や閣僚も出席した非常に重要な会談になりました。
日本は中国に近い位置にあるのでアメリカと中国が軍事行動を起こせば戦争に巻き込まれるのは必須です。特に中国が台湾を軍事占領を始めるとアメリカは即座に反撃します。
私は目を皿のようにして今朝の新聞を読みました。安心しました。習近平国家主席は台湾が現状のままなら軍事行動をしなという意味の発言をしました。しかし台湾が独立しようとしたら断固として軍事占領をするという意味の発言をしました。一方バイデン大統領も習近平国家主席も偶発的な軍事行動を防ぐガードレールを構築することに合意しました。
この意味はアメリカは台湾に現状維持をするように働きかけることです。台湾も現状に納得しています。
こんな情勢なので台湾をめぐる米中の戦争が起きる可能性は非常に小さくなります。従って日本の平和な状態が続くことになったのです。
これは昨日のバイデン大統領と習近平国家主席の3時間30分もの長いテレビ会議の最大の成果なのです。私はこの成果を高く評価します。
以下に昨日の米中首脳会談 に関するNHKのデジタル記事を転載いたします。

「米中がオンラインで首脳会談 関係改善の糸口つかめたかが焦点」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211116/k10013349231000.html
2021年11月16日 14時20分 米中対立

アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席の、オンラインによる初めての首脳会談が行われました。
米中の対立が深まっている中、トップどうしの会談を通じて関係改善の糸口がつかめたかが焦点です。
アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席のオンラインによる初めての首脳会談は、日本時間の16日午前10時前から始まり、国営の中国中央テレビによりますと、午後1時半ごろ終了しました。
会談の冒頭、バイデン大統領は「アメリカと中国の指導者には、両国の競争が意図しようがしまいが、衝突につながらないようにする責任がある」と述べたうえで、誤解や見込み違いが衝突に発展するのを防ぐための「ガードレール」の役割を果たす共通認識をつくる必要があると指摘しました。

そのうえで「われわれが懸念する人権問題や経済、自由で開かれたインド太平洋などについて議論する」と述べて、米中間で意見が対立する分野についても、会談で取り上げる考えを示しました。一方、習主席は「中国とアメリカがそれぞれの発展を推進させ、平和で安定した国際環境を守るためには、健全で安定した両国関係が必要だ。両国は互いに尊重して平和的に共存し、協力してウィンウィンの関係を築くべきだ」と述べました。

そのうえで「私はバイデン大統領とともに、共通認識を形づくり、積極的に行動することで両国関係の前向きな発展を主導していきたい。これは両国民の利益のために必要であり、国際社会の期待でもある」と述べ、関係改善に期待を示しました。米中両国は、安全保障や経済分野に加え、人権をめぐる問題などでも対立を深めていますが、気候変動対策などでは協力を模索するものとみられています。

中国との関係について、バイデン大統領はこれまで「新たな冷戦は望まない」という考えを示すとともに「衝突ではなく競争を望む」と強調してきました。

これに対して習主席も「協力が唯一の正しい選択だ」として、協力を呼びかけていて、トップどうしの会談を通じて関係改善の糸口がつかめたかが焦点です。


林外相「両国の関係安定 極めて重要」
 林外務大臣は、閣議のあとの記者会見で「米中両国の関係の安定は、国際社会にとっても極めて重要だ。政府としても、今回の首脳会談も含めて状況を注視してきているところで、引き続き同盟国のアメリカと強固な信頼関係のもとで、さまざまな協力を進めつつ、中国に対しても大国としての責任を果たしていくように働きかけていきたい。今後、関連情報の分析もさせたい」と述べました。

台湾外交部「米中のやり取りをしっかり注視」
首脳会談について、台湾外交部の欧江安報道官はオンラインの記者会見で「アメリカからは事前に概略の説明があり、事後にも説明を受けることになっている」と明らかにしました。

そのうえで「バイデン政権は、台湾への支持は岩のように固いと何度も表明している。外交部は米中のやり取りをしっかりと注視していくとともに、台湾とアメリカの地球規模での協力関係を引き続き安定的に推進していく」と述べました。 
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今日は日本へ直接影響のある昨日の米中首脳会談の内容を説明しました。特に台湾をめぐる米中の軍事衝突の危険性を注意深く考え、その可能性が小さいと書きました。習近平主席は台湾が現状のままなら軍事行動をしなという意味の発言をしたのです。そしてバイデン大統領も習近平国家主席も偶発的な軍事行動を防ぐガードレールを構築することに合意したのです。
これこそ日本の平和を保障する会談の最大の成果です。安心です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)