日本の流通制度を革新的に変えた宅配制度なのだが、最近はアマゾンとヤマト運輸との係争など、宅配業者が抱える悩みは大きい。その中で、再送という問題がクローズアップされている。私たちにしても、宅配業者のために、1日中、家にいるというわけにはいかないのである。また、家にいたとしても、風呂に入っていたり、電話中だったりと、出たくても出られない場合もある。独身女性の中には、宅配業者を装う犯罪者から身を守るために、わざと再送にしている人もいると聞く。しかし、再送は宅配業者にとってはつらい。非効率である。それでなくても、人手が足りないのである。そこで、登場するのが宅配ボックスである。冷凍物を除けば、ほとんどのものを、そこに入れておくことが出来て、再送の負担が減る。私の住むマンションでも、宅配ボックスはある。宅配を知らせるメモが郵便受けに入っているときなど、なぜ、宅配ボックスを使わないのかと思うくらいである。私たちの生活には、宅配ボックスが必需品になったのである。マンションでは可能だが、一戸建ての家ではできないと思う方もいるかもしれないが、たぶん、数年も待たずに、戸建て向けの宅配ボックスが売られ、新築の家では必需品となっているだろう。それほど、難しいものではない。まして、ここは日本である。昔、どこの家にも、牛乳ボックスが備え付けられていたことを思い出すのである。(2017.05.17)
Y-FP Office Japanのホームページ上で、「家計のキャッシュフロー表、自分で作成」コーナーを設けましたので、ご活用ください。