昨夜、埼玉スタジアムで行われたザックジャパンの対ヨルダン戦は、圧勝で、前半だけで満腹で、後半などはもう見ているだけで応援疲れをしてしまうような試合だった。戦前、対ヨルダン戦は常に、緊張感のある試合がこれまで、続いてきただけに、この結果に、日本チームの進歩の目覚しさを感じるのである。思い出して欲しい。2004年アジアカップ。わずか8年前のことである。中国の重慶で行われたこの試合は、多数の中国人の観客から、日本チームは常に怒号とブーイングを浴び続けさせられた。静かに聴くべき君が代は中国人観客の声で、かき消された。カメラに写る中国人の姿は、日本のカメラやサポーターに向かって、怒鳴り散らすものばかりだった。その時の試合はPK戦となり、中村俊輔らが相次いで失敗し、日本の敗戦の可能性が増し、中国人の歓声が盛り上がり、ヨルダンチームが勝利を確信したとき、奇跡は起こり、日本が逆転の勝利をおさめたのだが、あの反日の町には、今では多くの日本企業も進出している。重慶市にあるイトーヨーカー堂には多くの中国人が来店している。8年前に、あれほどに、反日を叫んでいた人もそのなかにいるはずである。
Y-FP Office Japan
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