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「コカ・コーラゼロシュガー」と「朝三暮四」

2017-08-01 11:02:36 | FP

コカ・コーラというのは第二次世界大戦後に、アメリカの企業が世界進出する先兵的な会社であった。何しろ、あの当時、若者たちはスーパーなどで砂糖入りの炭酸飲料をまとめて買っていき、大きな冷蔵庫に入れて飲むのが若者的であった。人々を大動員した映画の中で植木等が働いていた会社はコカ・コーラを模した会社であった。その砂糖入りの炭酸飲料は1990年代、安定的に成長を続けた。しかし、1999年を境に、減少に転じる。健康意識が強まり、糖尿病などの原因とされたのである。だから、医療費の削減を図りたいアメリカの多くの自治体で、炭酸飲料税が課せられるようになった。コカ・コーラも変革を迫られる。そこで、発売されたのが「コカ・コーラゼロ」なのだが、いまいち、ヒットすることが無かった。だが、時代はノンシュガー飲料を求めている。そのジレンマの中で、コカ・コーラ社は、材料はまったく「コカ・コーラゼロ」と一緒だが、味をほんの少しだけ変えた「コカ・コーラゼロシュガー」なるものを新しく売り出すことにした。これを人は「朝三暮四」と言う。宋の狙公が、飼っている猿にトチの実を与えるのに、朝に三つ、暮れに四つやると言うと猿が少ないと怒った。それじゃあ、朝に四つ、暮れに三つにしてやると言うと、猿たちはたいそう喜んだという「荘子」斉物論などにある故事から来ている。ただ、私たちは猿に似たところがあるので、喜んで、「コカ・コーラゼロシュガー」を飲むかもしれない。(2017.08.01)

Y-FP Office Japan

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