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鉄はせいぜい、包丁の材料となって、生き残る

2017-08-15 10:44:41 | FP

素材産業と言うのは、従来の重厚産業の典型と言われる鉄鋼産業に変わる可能性を秘める。従来は鉄を溶かす溶鉱炉の真っ赤な火が、産業革命の象徴のような時代もあったのだが、今や、時代は様変わりになりつつある。例に挙げれば、炭素繊維などである。で、今回、話題になっているのが、木の繊維である。木を細かくして、その繊維をナノレベルまでにすると「セルロースナノファイバー(CNF)」が生まれる。この素材は鉄に比べて重さは約5分の1と軽く、強度は5倍以上。しかも元々木の繊維だから、二酸化炭素(CO2)の排出削減につながり、国土の7割を森林が占める日本にとっては調達しやすい持続型資源である。しかも、大木である必要はない。木だから、耐火性はどうかと思うが、薬剤や樹脂との混合で、クリアできるだろう。まずは自動車の素材活用に期待されているのだが、鉄と言えば、その強度で、人間を守るものであった。その代表例は戦車で、鉄の塊であった。しかし、その装甲を分厚くして150ミリを誇るものでさえ、近年のAPDS弾の誕生などで、意味を無くしている。それよりも重さの方が問題なのだ。たぶん、戦車でさえ、鉄素材で鉄で無くなる日も近いかもしれないのである。鉄はせいぜい、包丁の材料となって、生き残るだけかもしれない。(2017.08.15)

Y-FP Office Japan

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