フリーランス＝非正規雇用者と意味つけてしまうのは無理があると思うが、フリーランスは着実に、どこの国でも、その数を増やしている。米決済情報サイト「Paymentcom」が発表した「GigWorkIndex（GWI/フリーランス指数）」を見ると、米国でフリーランサーが急増し、米労働市場の35%に達しているのである。フリーランサーの特徴は特定の雇用先に専従することなく、あくまで独立した立場から請け負った業務を遂行することにある。フリーランス1本で生計を立てている場合もあれば、あくまで副業という場合もある。だが、ひと昔前までは翻訳やライター、デザイナーなど特定の職種向けというイメージが定着していたフリーランスだが、クラウドワークや共有経済の発展した近年、「Gig」による経済が着実に拡大しているのだそうだ。だから、非正規雇用と言うと貧困をイメージした時代とは様変わりをしている。米フリーランス組合とフリーランス専用求人サイト「Upwork」が2016年、共同で実施した調査によると、フリーランスとして働く労働者は市場の35%に相当する5500万人、総所得は1兆ドル（約113兆9900億円）にのぼるという。さて、私は企業も労働者も、その形態が変わろうとしている時代に入ったと思っている。企業は国籍を失い。労働者はインターネットなどを駆使したフリーランスが主体になる時代へと移り変わろうとしているのではないかと思うのである。直観的に思うことは、そのような時代になれば、受験戦争は無くなる。 (2017.08.07)
Y-FP Office Japanのホームページ上で、「家計のキャッシュフロー表、自分で作成」コーナーを設けましたので、ご活用ください。
