仙台ラーメン最強伝説

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麺酎房おっぺしゃん

2007年08月23日 | 仙台市青葉区

K3100116 青葉神社の近く、酒のやまやの向かいにあります「おっぺしゃん」に行ってきました。でかい看板が出ているのですぐわかりましたが、駐車場が少なくて(2台分のみ?)とめるのに苦労しました。車の方は要注意です。ラーメン国技場の「熊本ラーメン しん」が今年6月に休場してしまった今、仙台で本格派熊本ラーメンを出してくれる数少ないお店です。

 

スープは「しおとんこつ」と「みそとんこつ」そして仙台限定の「しょうゆとんこつ」の大きく3系統。熊本ラーメンは替え玉文化が無いということでこちら「おっぺしゃん」も大盛(+100円)はありますが替え玉は無し。中細麺のほかに太麺も選べます。夜は居酒屋メニューになります。

 

今日はしおとんこつ系「おっぺしゃんチャーシュー麺」850円(写真上)を注文。麺の太さは普通でオーダーしました。運ばれてきたドンブリにはチャーシューが5枚と、ノリ、キクラゲ、青ネギの刻みが大胆に戴っかります。チャーシューは円周を黒く炙ってあり、白濁とんこつスープと黒マー油とあいまって「熊本ラーメン」独特の見た目からの力強さを演出しています。

 

ベースは豚骨と鶏ガラ+野菜・果物の合わせダシを使用。早速スープをすすりますとベースの旨み・甘さの最上級なバランスに、黒マー油の香ばしさが絡んで、濃厚に口の中にふわっと広がります。脂っぽさは感じられず、特有の豚の臭みも本当にキレイに消えているのはお見事です。これは野菜・果物を合わせる技が効果アリと思われます。同じ九州とんこつといっても博多のものとは全く風味が異なり、より複合的なスープの甘さがあり、濃厚ながらもあっさり食べやすく仕上がっている印象です。塩ダレの旨みとの調合も良く美味しいスープと思います。

 

若干気になるのは塩ダレの塩味が”思いっきり強め”なこと。同じ熊本ラーメン「しん」と比べても俄然強めです。これは暑い夏を乗り切るための”火の国仕様”と解釈するべきか(^^ 店長が当日の天気、気温等でスープを決めると言うのはこれのことかも。当日暑かったですし。35度くらいありましたから。

 

麺は白いストレートな中細麺、コシもしっかりしたものでスープにもよく合います。ただ若干ボリュームは少なめなので、次回は大盛を頼みたいですね。チャーシューはとろっとろ系でやはり塩味若干強めですが、旨みも強く美味です。

 

連れは豚カツセットをオーダーしていて「ミニらーめん(みそ)」(単品だと400円)(写真下)が付いていたのでスープを一口頂きました。スープベースは共通で黒マー油もブレンドされます。特筆すべきは味噌ダレの風味でして、とても独特です。おそらく麦味噌のブレンドものと思われますが、麦味噌って仙台ではほとんど食べる機会が無いもので、仙台の他店の味噌ラーメンとは明らかに違う味わいの一杯になっています。珍しさはありますが、ただこの濃厚さは仙台人の口にも問題なく受け入れられるものと思われます。しかし「みそとんこつ」と一言でいってもずいぶん幅があるのだなぁと実感させられます。

 

いろいろ書きましたが「熊本ラーメン」ってやっぱり自分は好きですね。食べたことの無い方は是非一度食べてみてほしい、ヤミツキになるかもしれません。ごちそうさまでした。
K3100114 (07/08/14)
麺酎房おっぺしゃん/宮城県仙台市青葉区通町2-13-3

コメント
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