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新庁舎位置条例を可決

2016-03-08 | 庁舎再編整備構想

14人が賛成し魚沼市議会


魚沼市議会は2月定例会初日の2月23日本会議で、12月定例会に提案され継続審査となっていた「魚沼市役所の位置を定める条例案」を議会の3分の2以上が賛成し可決した。
 この条例案は、市が建設を予定している新庁舎の位置を「北部公民館隣接する市有地及びその周辺」とするもの。12月定例会に提案、審査を付託された庁舎再編整備特別委員会では「まちづくりをどうするのか市民には不安な点がある。市民を交えて話し合い結果を出すべき」などから継続審査となっていたが、2月18日の同特別委員会で採決が行われ、賛成多数で「原案のとおり可決すべきもの」との審査結果が出されていた。
 23日の本会議では、同特別委員会の審査結果が報告された後、討論が行われ「建設候補地を適地と考え、新庁舎建設にも賛成ですが、議会として住民要望や住民の懸念が払拭されるように設計者の働きかけ、基本設計で住民要望の実現や合意形成を見極めてから位置条例を可決すべき」などの反対討論、「この条例を可決しないと都市計画の用途変更を進めることが難しく、建設計画に重大な支障が出る」などの賛成討論が行われた後採決された。
 この議案は3分の2以上の賛成を必要とする特別議決。採決は議長を含む20人により行われ、このうち14人が賛成。出席議員の3分の2以上となり可決された。
 なお、条例案可決の後、①庁舎建設地の事前調査及び住民説明など事業実施に必要な事項を速やかに実施すること②建設に当たっては、将来を見据えた身の丈に合った庁舎の規模にすること③起債は、できるだけ将来負担を軽減するよう検討すること④庁舎設計の各段階で市民の意見を聞くことを求める付帯決議が出され、賛成多数で可決された。
 条例案可決後、大平悦子市長は「(新庁舎建設を表明した)一昨年9月から様々な壁があったが、これで新しい庁舎を、夢を持って語ることができる。これからもしっかりとやっていきたい」と話していた。
 一方、新庁舎建設に慎重な市民グループ「新庁舎建設検討市民会議」の早川知代表はこの結果を受け「基本設計も出来ていないのに可決するのはおかしい。市長リコールを含めた住民運動を今後検討したい」と話した。

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