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SFマガジン2017年8月号


SFマガジン2017年8月号 №722  早川書房

雫石鉄也ひとり人気カウンター
1位 亡霊艦隊 新・航空宇宙軍史   谷甲州
2位 《偉大な日》明ける       R・A・ラファティ 伊藤典夫訳
3位 プラネタリウムの外側      早瀬耕

連載
マン・カインド(新連載)        藤井大洋
小角の城(第45回)          夢枕獏
椎名誠のニュートラルコーナー 第56回
惑星のはらわた             椎名誠
マルドゥック・アノニマス(第15回)  冲方丁
プラスチックの恋人(第4回)      山本弘
忘られのリメメント(第3回)       三雲岳斗
幻視百景(第9回)            酉島伝法
SFのある文学誌(第53回)       長山靖生
にゅうもん!西田藍の海外SF再入門(第16回) 西田藍  
筒井康隆自作を語る♯2
日本SFの幼年期を語ろう(後篇)        筒井康隆

スペースオペラ&ミリタリーSF特集

 羊頭狗肉とはこのことだ。「スペースオペラ&ミリタリーSF特集」というから、小生のごときオールド・ウェイブSFファンといたしまして、大いに期待して読んだ。この企画名になんとか合致するのは谷甲州の作品だけ。
 あとは、新シリーズの冒頭部分だけの掲載という中途半端。マルペの新しいののPR記事。テレビアニメのちょうちん企画。亡くなった架空戦記作家の追悼企画。などなど。いずれも小生の興味の外。
 と、いうわけで読み切り短編は読んだ。
「亡霊艦隊」外惑星連合は大きな戦果をあげる。しかし、航空宇宙軍は大破した艦船を次々に修理して戦線に投入してくる。
「《偉大な日》明ける」《偉大な日》がやってきた。中身さえあればなんでもOK。コーヒーもコーヒーカップなしで飲んでしまう。わーい、ラファティだ。
「プラネタリウムの外側」恋人と語らう。その恋人は死人。幽霊じゃない。有機素子コンピュータのシミュレーションだ。
 イーガンの「鰐乗り」は読んでない。隔月刊で前編後編に分裁するな。2か月も覚えておけということか。掲載するなら一挙掲載にせよ。これに関連して、隔月刊のくせに連載小説が5本は多すぎ。1本にせよ。そのぶん読み切り短編を掲載すべし。これは読者を思ってのことではないだろう。単行本の原稿確保という出版社の都合だろう。読者のことも考えるべし。      


コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
まさか、こんなに早く再訪するとは思わなんだ (雨亭)
2017-07-25 04:51:45
前回、山田正紀氏が枯れてないのに感動して、つい投稿しましたが。
実は本日、本屋で早川の棚を観ましたら…
「ローダンneo」手のがあります。
まさか、と思えばローダンのリニューアルなんさですね。非常に驚き買ってきてしまった。
一読、面白かったですよ。
取り合えずテラ政府を樹立するまでの話は毎月出るそうなので読みます。
管理人さんがペを読まれてきたかは存じ上げないのですが。私のように未経験なまま巻数で付き合う気が失っていた人には良いかもしれません。しかし正編が500冊くらいで、全く追い付いてないのに、何を考えているのですかね早川は。私も寿命からいって、ネオはむろん、正編も追い付けるはずも無いので、数冊くらいで辞めるつもりですが。
まぁ一度は読んでみたかったので。
しかし…早川も迷走してますねぇ。
では、いつかまた。SFに限り、何かのNEWSに出会ったら投稿させて頂きます。
しかし驚きました。
 
 
 
追記、記事に関係あることも。 (雨亭)
2017-07-25 05:07:53
実は生嶋次郎氏の「黄土の奔流」を30年ぶりに再読しまして古びてないのに驚きました。
これは1923年の軍閥時代の中国だから…
思いましたが、レンズマンをやはり再読しまして。これもあまり古びてない。
過去の話だから古びてない…ではないですね。レンズマンは未來の話ですから。
そこへゆくと壮大な話なのに、ローダンは再構築しないとならぬ程に劣化が激しい?
正編を知らないので比較のしようもないのです。でも不思議ですね。
スペオペの賞味期限って何なのでしょうね?
因みにスター・ウォーズは初期三部作しか知らなかったのですが、ローグワンはたまたま観る機会があり、とても面白かった。お色直しはやはり必要なのですかね?
では。何かSFNEWSあらば寄らせて頂きます。
 
 
 
雨亭さん (雫石鉄也)
2017-07-25 09:30:06
私はシリーズもんは、可能な限りシリーズ全巻を読みたいたちです。
ですから、ペリー・ローダンはおそろしくて、手を出せません。
 
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