無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

道法流「垂直仕立て栽培」を直接実地で学ぶ

2017-06-10 05:57:46 | 日々の自然菜園
本日、

今日は、1泊2日の自給自足Lifeスクールで、田植えです。
来年から満を持して不耕起に切りかえる田んぼの最後の耕して手で植える予定です。
その他にも、トイレ型コンポスト、ベーコンづくりなど盛りだくさんの2日間になるでしょう。


昨日は、安曇野で行われた道法先生の連続「切り上げ剪定講座」に出張していってきました。

安曇野地球宿さんで、最初は講義から始まりました。


ちなみに、スライドのおじいちゃんは、道法先生の指導で、地域のピーマン生産に一番なったそうです。

切り上げ剪定の技術が、果樹だけでなく、野菜にも通じていること、無肥料栽培~農薬使用栽培まで幅広く活用できることは、改めてすごいことだと思いました。




今回は、主催者側のご配慮で、自然菜園スクールの畑でも野菜の道法流「垂直仕立て栽培」を直接実地で学ぶ機会に恵まれました。


私も連載中の「野菜だより」(学研プラス)の先月号には、






野菜の道法流「垂直仕立て栽培」の特集があり、話には聴いておりましたが、実地で、しかも自分たちの畑で指導していただけるのはとてもラッキーでした。

まだ植えたばかりの夏野菜畑でしたが、今回学ぶにあたり、道法流と従来の方法の比較区を準備し、



実際に、本人から聴いたり、雑誌で読んでも、実地指導に勝るものはなく、目から鱗の連続でした。

私も多くの先生方から教えを請い、今ではスクールで先生をやらせていただいておりますが、基本的に野菜や草から教わったり、学ぶことが好きなたちなので、
植物ホルモンにのっとた野菜の道法流「垂直仕立て栽培」はとても理に適っており、今後の比較実験が楽しみです。






ジャガイモの葉は縛って垂直にさせ、元気に仕立てていきます。


実際に、従来の方法と比較することで、その結果を観ていこうと思っております。

元々、広島の果樹(ミカン)の指導員から、従来の肥料農薬栽培に疑問も持ち、その逆を行った結果、果樹の生育はよくなり、それが植物ホルモン学によって説明できるようになり、
各地の指導から、日々技術を発展させて、今は野菜でもその仕立て方から道法流「垂直仕立て栽培」と各地で成果を上げてきている道法先生の栽培法。

寒冷地で、野菜でどのような過程と結果が出るか今から楽しみです。

結局のところ、どんなに良い指導でも、風土の合わせて、改良改善することが大切なので、
まずは、従来の方法を比較して、どのように違ってくるのか、道法流「垂直仕立て栽培」で縛り上げるタイミング、栽培のコツを野菜から教わり、問題点や改善点を見極めて行きたいと思います。

やり方(理論)が良くても、栽培方法のちょっとしたことや風土や野菜によって、結果が伴わない場合、その原因や改善点を見つけるためには、比較することが一番手っ取り早いと思います。

実際に、自然菜園を行っている方にも、指導の際に、比較して菜園や風土に合わせて改良してくださいと指導しているのはそのためです。





うちのスクール畑の次は、安曇野時代から大変お世話になっているおぐらやま農場さんの加工トマト畑での道法先生の指導です。


1㎏約100円という単価が安い加工トマト栽培では、手間をかけず、如何に垂直に仕立てるかが課題です。

3人寄らば文殊の知恵のように、現地で、関わる方々に耳を傾け、課題や問題点を考慮して、新しい技術の卵が産まれていく瞬間の写真です。
指導とはかくありたいものだと、思いました。




おぐらやま農場さん主力の果樹の一つ、リンゴの指導も理に適っており、無農薬の過程果樹栽培を探求中の素人の私でも得ることがたくさんありました。


最後に、おぐらやま農場さんの息子さん(小3)の野菜畑でも道法流「垂直仕立て栽培」の実際を学びました。

連続「切り上げ剪定講座」そのものは、2日間連続なので、今日もあるのですが、出れないのは仕方ないとして、
昨日だけでも学ぶことができ、とてもラッキーでした。

自然菜園は、自然に野菜が育つ菜園のことですから、野菜が自然に育つ道法流「垂直仕立て栽培」をもっとよく理解して、野菜からもアドバイスをもらい、研究しながらとりいれさせていただこうと思っております。

時期的には、参加にはとても厳しい時期でしたが、とても有意義で、行って良かったですし、今後の野菜たちが楽しみです。


2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

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4 コメント

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ギシギシ (川原健二)
2017-06-16 07:57:02
思考錯誤しながら頑張ってますが…この夏、どうしても手に追えない事態が。
先生…ギシギシが畑にはびこり…手に追えないんです。
これは、もう引っこ抜くしか対策はないのでしょうか?
何かアイデアがあれば教えてください。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-06-16 08:57:54
川原健二さんへ

そうですね。

私は2つのやり方をやっております。

1)丁寧な方法
のこぎり鎌で、土の中の生長点から切り抜き、もう少し下の根ももう一度裁断する。

切った地上部や根は、逆さにし、通路や草マルチに重ねる。

2)スコップ(大)
立ったまま、スコップ(関西風にはシャベル)で根を切るようにてこの原理で掘り上げ、逆さにしておく
返信する
了解 (川原健二)
2017-06-16 18:15:09
要はブッタ切って掘り返しておくんですね。
やってみます。
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-06-16 19:54:28
川原健二さんへ

そうですね。

ギシギシは根でも種でも増える多年草です。

そこで、ぶった切るのが、生長点の下であること、ぶった切った掘り起こした根を乾燥させること。

あとは、こまめに地上部を刈って、根に栄養を貯めさせない、種子をつけさせないことが大切ですね。
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