無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

F1(交配種)と固定種(1)「自家採種オリジナル品種を作ろう!」

2009-02-23 23:46:57 | 自家採種
本日

いよいよ寒々としてきた。
先週暖かかった分、冷え込んでいるように感じる。

地球の息吹が荒い。
今までなら、穏やかに呼吸していたのに、
急に全く反対の気候になったり極端だ。

野菜は、動けない分、どのように対応しているのか気になる。

さて、今回は種子についてちょっと考えてみたい。

今市販されている品種の多くは、交配種(F1)と呼ばれる品種が主流だ。
F1は、正確には一代交配、つまり雑種であり人間でいえばハーフだ。


自家採種、つまりタネ採りをすると、F2=クウォーター(1/4)だ。
写真の野菜(非結球メキャベツ)がF2ですが、
色も形も異なってくる。

つまり、市販されている「○○交配」と呼ばれる
F1種子を自家採種すると、
次世代、F2は買った時と違う野菜になってしまう。

世間では、F2がF1の形質と違うことから、
毎年自家採種しても形質が変化しない「固定種」が、
自家採種向きといわれている。

つまり、市販されている種子には、
F1(交配種)と、固定種があるということだ。

市販されている野菜の多くは、確かにその特性からF1が主流であり、
固定種は、最近見直されている風潮がある。

同じ生命である種子。
F1から自家採種すると、親と異なる形質ゆえに敬遠されるが、
極たまにとても貴重な形質もでる。
そんな形質のある種子をF2、F3、F4と代々自家採種することで、
自分だけのオリジナル品種を育成するのも面白い。

F1(交配種)だから良くないと決めず、
いろいろやってみてみるのもお奨めです。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小川町有機農家の金子美登さ... | トップ | 足跡帳~ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
竹内オリジナル (しまっち)
2009-02-24 01:48:50
の品種を楽しみにしています。
自分もオリジナルの品種を作ったらぜひとも交換させてください。

しかし、植物は1年サイクルだから選抜しても結果がわかるのが翌年。
その子供の形質がわかるのも翌年。

オリジナルに仕立てるには長い月日が必要ですね。
だからこそ愛情も深まりそうですが♪
コメントありがとう~ (竹内あつのり)
2009-02-24 03:09:55
了解~

今のところ
「昔青トマト」、「ミニイエローパプリカ」
「プチプチベール」、「無中玉トマト」などが自分のオリジナル品種としてして育成中。

オリジナル品種は、
自家採種から生まれる。

コメントを投稿

自家採種」カテゴリの最新記事