Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

猛烈な雨‥

2017年09月22日 20時24分55秒 | 天気と自然災害


 横浜市に大雨警報が出た時間、ちょうど帰宅途中で、家のそばの地下鉄の出入り口に登り付いたばかりであった。家まで10分なのだが、あまりの雨の強さにビックリ。スマホでレインアイよこはまを見ると時間換算雨量で80ミリを超す赤い色がちょうど付近にあり、南から次々にその区域が北上している。
 メールによると大雨(浸水害)警報のほかに、洪水・雷・強風注意報が出ていた。小さな折り畳み傘しかなかったので駅の構内で小雨になるまで待機していた。約30分後少し小降りになったので思い切って10分歩いて帰った。しかしスボンと靴はびしょびしょ。靴の中も雨が入った。家に着いたところで、洪水警報が加わった。

 現在は小康状態だが、横浜市南部と横須賀市付近に強い雨の区域があり、北上している。

本日は三日月だが‥

2017年09月22日 13時53分05秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 本日の月は三日月である。一昨日が朔月、昨日が二日月(既朔)。本日が三日月で月齢は1.9。細い三日月は満月などよりも好む人は多い。月のマークとしても三日月が多く用いられる。ただしもっと太いが‥。月の出は朝の7時過ぎであった。私がまだ寝ている時間である。月の入は19時。夕方雲が無ければ見られるが、本日は無理のようだ。4日目以降は夕方に三日月状に見えるので「夕月」という。そして7日目の月を弓張月という。
 だが、本日は雲が多く、夕方は雨。たぶん見ることはかなわないであろう。

★滝津瀬に三日月の金さしにけり     飯田蛇笏
★三日月を左右に遊びし九十九折     本多恭子


 第1句、以前にこの句をたまたま何かの本で知った時、印象鮮明でいいな、と思ったがしばらくして歳時記に載っているのを読んだとき、少々派手すぎるような気もした。煌びやかに過ぎると思った。
 だが、句集「心象」におさめられた1943年(58歳)の句であることを最近知った。この年、1月に父親を亡くしている。また1941年には三男を亡くし、たぶんこの頃には長男、次男も戦争に取られている。二人の死は戦後判明するのだが、1943年という時期は大きな喪失感をともなった年であったと思われる。
 そういう状況でこの句を見ると、死者を荘厳しようとする意識があったのかと類推することもできる。

 第2句、夕刻までかかって山を下りてくるとこんな情景を体験する。人里に近く、木々も高い。その上に三日月がかかり、まもなく日没という時刻。自然に足も速くなる。お腹もすき、早くお風呂に使ってビールを飲みたくてウズウズしてくる時間である。

敵愾心を煽る言動

2017年09月22日 00時42分04秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 安倍晋三首相の国連演説があまりに好戦的で、対話による解決を拒否した者として批判を浴びている。世界的には注目されていないことの証左である閑散とした会場での空回りするような演説は、現在の政権下の日本が国連の場において、紛争の平和的解決のイニシャティブを発揮していない現実を示している。
 さらに私が気になったのは「不拡散体制は、史上最も確信的な破壊者によって深刻な打撃を受けようとしている」という発言である。
 国連に行く前に首相はインドを訪問している。そして「日印が署名した原子力協定を踏まえ、日本の原発技術の輸出に向けた作業を進める」としている。さらにNHKの報道では「会談で安倍総理大臣は、弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮が今月3日に6回目の核実験を強行したことを受けて、核やミサイルの開発断念に向け国際社会が結束して圧力を強化する必要があるという考えを伝え、協力を求め」ている。
 いったいこの首相は、インド、パキスタン、イスラエルが核不拡散条約に反して核を保有していることを知っているのだろうか。知っていて、「目的のためならば何をしても許される」と考えているのであろうか。このインドとの関係を無視して、北朝鮮への圧力強化を声高に叫べば、対北朝鮮への鉤を握る中国は日本に対する態度を硬化させるだけである。どう考えても外交音痴のそしりは免れない。国際関係に対する洞察とバランス感覚を欠いた言動、目的のためには都合の悪いことはなかったことにするようでは信用は得られない。
 さらにとうの北朝鮮の敵愾心をさらにあおっている。

 平気で嘘をつく、息を吐くように嘘をつく、この人のことばは、日本への警戒心を強め、敵愾心を煽っている。

 日本国憲法前文では日本の武力放棄とともに「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」
 さらに「いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる」とも記されている。