Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。体力作り、俳句、山行、美術館・博物館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。

本日の読書

2010年08月31日 22時45分26秒 | 読書
本日の読了
☆「前方後円墳の世界」(広瀬和雄、岩波新書)
 新書では久しぶりに納得のいく論考にであった。「記紀」やこれまでの「通説」にとらわれることなく、「前方後円墳」の史的変遷とその景観を頼りに論を進める方法に好感をもった。「見る・見せる」墳墓としての前方後円墳、「亡き首長がカミと化して共同体の再生産を保証する」、他の文明とは違って「威信財・権力財・生産財は副葬されても生活財は副葬されていない」、「前方後円墳はただの墳墓ではなくて政治的墳墓で、経済的動向とは独立した動きを見せる」、「同時多発のいっせい出現と5世紀後半での消滅」などなかなか説得力がある。
 あとがきにもあるがカットしたテーマ「古墳時代の首長」「非農耕民の統治」など是非とも論を見たいものである。

☆「図書9月号」(岩波書店)
 勉強になったものは、対談「神と人間、神話と宗教」(月本昭男・鎌田東二)、二つの連載の坪内稔典、高橋睦郎。
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法事

2010年08月29日 20時03分21秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日は世話になった叔父の七回忌法要で、東京東本願寺へ。信仰とはまったく無縁な生存を続ける私には宗教行事と云うのは縁遠いものではあるが、私が世話になった叔父の法要を世話になった叔母が営むのであるから、それは何よりも尊重し参加しないわけにはいかない。これは私にとっては生涯の責務である。

 しかし「組織」というものに興味がある私には、東京東本願寺は観察の対象の一つではある。いわゆる「お東騒動」で、真宗大谷派=東本願寺から独立した東京の東本願寺。従来からの血筋の権威にすがる組織、といわれている。思想家親鸞、初期親鸞教団から見ればとても受け入れがたい組織であろう。
 焼香の手順まで事細かく書かれているが、いつもの葬儀のときと同じように、私は私流の焼香で済ませた。
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本日の得物(100828)

2010年08月28日 19時39分50秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
本日の購入
☆ハイドン チェロ協奏曲(チェロ:ジャクリーヌ・デュ・プレ、第1番 指揮:バレンボイム、イギリス室内管弦楽団、第2番 指揮:バルビローリ ロンドン交響楽団)
☆ドボルザーク 弦楽四重奏曲12番(アメリカ)、14番(カルミナ四重奏団)

 いづれも廉価版で我慢。どれも名盤と銘うっているのを信じて…。

本日の読了
「木簡から古代がみえる」(木簡学会、岩波新書(栄原永遠男ほか))
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本日の俳句(100828)

2010年08月28日 15時20分19秒 | 俳句・短歌・詩等関連
本日の俳句

 大雪山
★赤とんぼ岩より肩に我が耳に
 習作
★赤錆の戦車丸くたたずむ夏の累積

 一句目、大雪山から降りてきてロープウェイの下でバスを待つ間、芝に寝そべっていたところ、赤とんぼが近くの岩にから私の肩に止まり、どういうわけか横向きの側頭部に止まった。むずがゆいので追い払ったものの一回りしてまた肩に戻ってきた。余ほど気に入られたらしかったのでそのまま寝入ってしまった。赤とんぼ、わずかに2~3匹見かけただけだったが、好かれて悪い気持ちはしない。
 二句目、テレビで千島に置き去りにされた旧日本軍の小さな戦車が放置されていたのを見たことを思い出して。これまでとは違う印象の句を作ってみた。
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本日の俳句(100827)

2010年08月27日 22時30分40秒 | 俳句・短歌・詩等関連
本日の俳句

★蜉蝣は細き道ゆく月の空
★蜉蝣に強き生あり翅模様


 かげろうが私の家のドアの外に時々止まっている。今夜帰宅したとき、どういうわけかドアから飛び立ったかげろうが、月の方向に飛びたっていった。別に月をめざしたわけではなかろうが、たまたまその方向だっただけだろう。そして隣の家のドアにはもう一匹のかげろうがそのまま泊まっていた。
私にはドアにこだわって止まっているかげろうのほうが、強い意志を表しているように感じた。特に理由はないが。翅の模様に気付いたためだろうか。
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高島野十郎の絵(その6)

2010年08月27日 20時27分36秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 (その3)で月の絵を論じた。この絵も取り上げたが、実物を見るとこの絵はもっと印象的だ。実際の絵の方が空の透明感がずっとすばらしい。そして月の光が見るものにも届きそうに見える。空の色と月光の配合、雲の配置と色、樹々の梢の配置と色がそうさせるのだろう。あらためて実際に見る機会があってよかったとおもった。
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高島野十郎の絵(その5)

2010年08月26日 19時43分45秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
雨-法隆寺塔

 この絵も「やぁお久しぶり」という感じで対面した。ただし私は画集によってもっと雨が白く細く描かれていると思っていた。実際には思ったよりは雨が白くかすんでいた。
 私は梅雨の頃の雨と思い込んでいる。春雨より降込んでいるようだし、時雨のような短時間の雨でもない。手前の松の緑の浅い色と、空の重たい感じから梅雨と思っている。
 そして晴れの時の「法隆寺塔」という絵は、もう少し季節的には後、雲の様子から晩夏ではないかと思っている。
 二つの絵を比べると面白い。塔と回廊と手前の灯篭と後景の建物は寸部の狂いもなく同じだ。背景の待つと手前の樹の梢もほとんど同じだ。
 しかし雨の絵では左側の母子が消え、そしてその人物と塔を挟んで反対側、同じくらいの大きさの石灯籠も消えている。人物は別としてどうして石灯籠まで消えてしまったのか。
 多分雨に煙る景色のため、塔自体への吸引力が弱まるとのではないか、絵が散漫になるのを避けるために、削除したのではないかと私は思っている。
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本日の俳句(100826)

2010年08月26日 06時45分28秒 | 俳句・短歌・詩等関連
本日の俳句

★眠られぬ残暑の妄想偏微分
★陽は天頂方位失う残暑かな
  大雪山
★右花野左噴気の山尖る
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高島野十郎の絵(その4)

2010年08月25日 18時15分27秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
からすうり

 本日は銀座美術館に出かけて、高島野十郎展を見た。その中から特に印象に残った「からすうり」「雨-法隆寺塔」「月」を取り上げてみる。

 高島野十郎のこの「からすうり」は蝋燭と月以外ではもっとも好きな絵だ。実際には見たことはないが、「やぁお久しぶり」という感じの絵である。ただし、物理学的には辻褄の合わない絵でもある。上端でまとめられ、くくられているような蔓のようだ。しかし烏瓜の茎が多少強さがあったとしても、これだけの長さで身をつけている蔓が末広がりに広がるはずがないのだ。作者は学生時代は当時の俊英である。こんな初歩的な物理法則を知らないわけがないし、綿密な標本図を描いてもいた人である。
 この絵はそんな物理法則を超えて、人をひきつける。それはからすうりの熟れ具合の違いによる微妙な色の差であり、個性溢れる実の形、そして枯れた蔓と葉のバランス、そして黒い実(この実は何の実か私にはわからない)のアクセントである。これが物理法則に適って平行に垂れ下がっていたのでは残念ながらそれほど人を惹き付けないような気がする。
 色の違いと重なり具合、そして蔓の輝き具合による不思議な遠近法を感じる。すべての実と葉に焦点が合っているのに、遠近感がある。これは「葡萄」と題された絵も同じだ。ただしこちらは緑の葉すべてに焦点が合っているが、葡萄の実については、葉の後景に甘んじている。主題が葉だ。からすうりは実が主題とはいえ、枯れた葉にも焦点が合い、重要な要素となっている。
 標本の細密画のように画面のすべてに焦点が合っていて、不思議な感じがするのが、高島野十郎の静物画の特徴といえないだろうか。風景画の「流」などもそうだ。
 高島野十郎に独特な遠近法といっていいのだろうか。
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本日の俳句(100825)

2010年08月25日 10時07分41秒 | 俳句・短歌・詩等関連
本日の俳句

 大雪山(その2)
★地の底のカオス整い秋冷へ
★爽涼に噴気は等しき高さまで
★とがりゆく岩稜さらに秋の雨
★火山秋岩石あまた角度立つ
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本日の俳句(100824)

2010年08月24日 22時19分36秒 | 俳句・短歌・詩等関連
本日の俳句

 大雪山
★秋冷や火の山に雨吸い込まる
★秋めいて岩稜角(かど)をととのえる
飛行機より
★積乱雲眼下に強く湧きて白
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無事横浜帰着

2010年08月24日 20時24分19秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 層雲峡温泉を10時にバスで出発し、旭川空港経由で羽田へ到着。家族が心配のメールを寄越していたが、羽田でそのメールを妻が開いて何のことやら理解ができなかったが、帰宅後夕刊を見てビックリ。
 一昨晩とまった旭岳温泉が大雨で孤立とのこと。コースが逆であったら、大騒ぎであった。
 朝の層雲峡は小雨であったし、旭川市内では曇りでほんの少しぱらついた程度。ただし川はかなり増水していて危険な感じがしていた。それよりなにより、縦走を敢行していたら大雨で立ち往生していたことは間違いがなさそう。危機一髪、幸運にも危機を掠めてきたことになる。
 
 ということで久しぶりに我が家の布団で早めに就寝することとした。
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やはり雨男

2010年08月23日 20時32分00秒 | 山行・旅行・散策
 本日は旭岳温泉から旭岳頂上へ。層雲峡温泉まで縦走予定が冷たい雨が降り断念。大雪山最高峰を踏んだことで満足。私は二度目の旭岳であったが、前回も翌日から雨となり、白雲岳の非難小屋から引き返した。
 今回も登って来た道を引き返す途中一旦雨が上がり温かくなり、妻は恨めしげに振り返り振り返り下山。二時間バスを待つ間に再び雨となりあきらめがついたようだ。
 しかし縦走した場合に比べ、ロープウェイ代、旭川までと層雲峡までの2路線のバス代が二人分で1万2千円になり、妻はブー。
 層雲峡温泉では本降り。やっとご機嫌は回復。天気は回復せず。
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俳人西川徹郎文学館

2010年08月22日 20時53分57秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 本日は俳人西川徹郎の文学館(旭川市内)を訪れた。現役の俳人(1947~)の<17音の銀河系>という名の文学館だ。私の俳句の方向とはズレはあるが、現代語、現代仮名遣いは同じ。
☆緑青の卵管見える金閣寺
☆夜毎慟哭蛍は沖へ出でて帰らず
☆蓮池で金襴濯ぐ秋の寺
 後日「全句集」を購入してみよう。

 本日のコースとしては千歳ー旭川ー美瑛周遊ー旭川ー旭岳温泉。
 明日の好天気と無事を祈って早寝をする。

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本日から夏休み

2010年08月22日 05時53分03秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日から二泊三日の夏休み。北海道で大雪山の麓の旭岳温泉と層雲峡温泉を予約したものの、肝心の天候は「雨男」の本領発揮で、「曇り一時雨、降水確率50%」。登山は無理のようす。とりあえず登山の身支度はしたが、温泉のみとなるか、「晴れ男」に変身できるか。
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