癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

今回の旅を振り返る

2020年09月25日 | 登山・旅行

 今回の旅は、移動日の9/12と今日を除くと12日間だった。メインは登山だったが、天候にあまり恵まれすに、山に登れた日は5日間だけだった。

 本来は大雪山系の紅葉登山が目的だったが、紅葉が大幅に遅れていて、1週間ほど知床方面へ移動して、再び大雪山系に戻った。

 9/13は、旭岳ロープウエイを利用して、「裾合平~中岳温泉~中岳~北鎮岳~比布岳~安足間岳~当麻岳~当麻乗越」と回ることができた。この時点で紅葉が1週間以上遅れていることが判明した。裾合平のチングルマ斜面もまだ早かったが、標高の高い比布岳や安足間岳斜面のチングルマ斜面は、それなりに見応えがあって満足できた。

 9/19は、15年ぶり、3回目の「斜里岳」に、道内の登山道や縦走路で唯一歩いたことのない、念願の三井コースを往復することができた。頂上直下の岩稜歩きと最後の急登が印象的だった。しかし、変化があって楽しいのは、やはりメジャーコースの清里コースであることを確認することができた。

 9/20は、4回目の「羅臼岳」に、24年ぶりの岩尾別コースを往復した。5年前の羅臼コースからの時は、頂上は雲海の上だったので、展望は雲海しかなく、天候に恵まれた360度の展望は24年ぶりだった。羅臼コースとの分岐付近にある岩清水は、昔のようにすだれ状の湧水がなくなり、登りでは見逃してしまったくらいである。斜里岳も羅臼岳も4連休と日本百名山なこともあり、登山者の数ももの凄かった。

 9/22は、大雪山系に戻り、シャトルバスを利用して、「黒岳~北海岳~白雲岳~赤岳~銀泉台」と縦走した。このコースは、大雪山系の山岳紅葉を一番堪能できる贅沢コースだが、草紅葉は例年と遜色ないほどきれいだったが、赤を演出するナナカマドはオレンジ色のままで残念だった、それでも、ほかの山に比べると十分きれいなのだが、例年の写真を比べるとそのあまりの違いに愕然とした。

 9/24は、紅葉期待ではなく、「14年ぶりに復活した松仙園コース~沼の平~当麻乗越」と歩き、高層湿原の湖沼群や池塘群を単横することができた、幸い好天に恵まれ、青空を映す水面の色が美しかった。

 ◎大雪山系の例年との紅葉の違い

 上が、今年9/22の黒岳のまねき岩付近と銀泉台紅葉斜面である。下が、例年の9/15前後の状況である。違いが一目瞭然である。このあと、さらに赤くなれるのか、そのまま枯れてしまうのかは分からないが・・・。

 山に登れない天気の日は、あちこち探訪等を楽しみ、余った時間は図書館や温泉でのんびり過ごした。

 9/15は、知床方面への移動も兼ねて、当初からの計画だった、「遠軽のコスモス園と網走の能取湖のサンゴ草(アッケシソウ)」を鑑賞することができた。

 コスモス園は、その広さに驚き、いろいろな種類のコスモスを楽しむことができ大満足だった。サンゴ草は過去にも一度見に寄ったことはあるが貧弱な感じだった。しかし、今回は地元の人たちの努力で見事なほど復活していたことに感動した。

 9/23は、雨予報だったので、朝のうちに、過去2回訪れたことのある「大雪森のガーデン」に行った。この時期でも考えられないほどの多くの花が咲き、その中にあるいろいろな施設の野菜等を使った何気ないアレンジメントにも心奪われた。

 9/14は、小雨の降る中、旭川の博物館や公園や古い建物を歴史探訪を中心に走りまわった。上川アイヌの暮らし、屯田兵による開拓、北辺の守りを担う「北鎮部隊」と呼ばれた第七師団等の歴史に触れることができた。

 9/16は、斜里町の道の駅で朝を迎えたが、やはり雨予報だったので、網走まで戻り、午前中にまだ訪れたことのなかった「網走監獄」を探訪した。明治初期の北海道開拓の先駆けとして、囚人による道路建設や屯田兵舎の建築があったことやその苦労等を再確認することができた。その帰りに、天都山展望台からの景観や小清水町のいろいろなところをカメラに収め、18日のブログネタにした。

 9/17は、朝は斜里岳が見えていたので、登山口を目指したが、途中で雨が降ってきたので止めた。その後、雨は止んだので「清里町フットパス」を歩いた。清里町は、全国農村景観コンクール全国特選の20選の町で、それらを楽しめる「パノラマの丘コース」と「タウンコース」を歩いた。最後の5分で土砂降りに見舞われ、発着地点の温泉「緑清荘」で午後からのんびりと過ごした。

 9/18は、やはり雨で、小清水町の図書館で一日時間をつぶした。その前に、前々日に営業時間外で中に入ることのできなかった「ほがじゃ」の工場見学をし、お徳用の4種類の割れものを購入した。この日のブログネタは、前日のカメラに収めたものと、この「ほがじゃ」のことを書いた。

 9/21は、大雪山系への移動日だったが、朝に内に、「知床五湖」をようやく歩くことができた。どの湖からも知床連山が眺められ、その姿を湖面に映していた。4連休中なので、駐車場待ちの車列が1kmも並んでいたし、道の駅、ビジターセンター、見所、ウトロ市街地も車や観光客が溢れていた。

 本来の目的であった山旅は天候に恵まれず、停滞日が多かったが、その分、いろいろなところを見たり、歩いたりして、それなりに充実した旅だった。山中や温泉で5グループの岳友やHYML仲間にも会うことができた。