癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

裾合平~中岳~北鎮岳~比布岳~当麻岳

2016年09月16日 | 登山・旅行

今日一番の目的だった裾合平のチングルマの紅葉絨毯

 例年の大雪の紅葉のピークは、9/15前後が多い。しかし、今年はかなり遅れているとのことなので、木の紅葉は期待せず、裾合平のチングルマの紅葉絨毯を狙いにした。

 平地は晴れているが、向かう旭岳は雲の中だ。昨日よりは良さそうなので、7:00の旭岳ロープウェーに乗った。天気がよければ、裾合平~中岳~北鎮岳~比布岳~当麻岳と回る予定ではあった。


 7:15、ロープウェーを下りて、スタート。この辺りの紅葉は、色づき始めたかんじだが、やはり赤がない。本来であれば正面に旭岳が見えるはずだが、残念。

 8:25、裾合平分岐に到着。そこから裾合平に向かった。

 陽光の恵みはないので、鮮やかさはいまいちだが、期待通りの一面のチングルマの紅葉絨毯が広がっていた。

〈チングルマの紅葉のアップ〉


 この先がガスだったら、ここで戻っても良いと考えていたが、その先の中岳温泉の谷間が見えてきたので、そこまで足を伸ばすことにした。


 中岳温泉で足湯を楽しむ、スタート時から相前後して歩いていた山ガールのお二人。ブログに載せることも快諾して、カメラに収まってくれた。彼女らは、旭岳を回って戻るとのこと。

 戻るかどうか悩んでいたら、周りのガスが取れて、上空に青空が覗き、太陽も顔を出した。時間もあるし、予定通り進むことにした。


 中岳分岐までの登りで、ガスが取れて陽光に照らされる斜面を写す。手前の赤はウラシマツツジの紅葉


9:55、中岳分岐を通過し、姿を見せてくれた中岳をめざす。


 稜線に乗ったら、お鉢平の全容が姿を見せていた。


 時おり、姿を現す北鎮岳を目指す。

 10:30、ガスで何も見えない北鎮岳に到着。黒岳から登ってきて、こちらが登ってきたコースを下るという東京の男性と別れて以降、裾合平分岐まで、誰にも会わなかった。また、当麻岳までは、ほとんどガスの中の歩きだった。


 ちらっとガスの中から見えた鋸岳斜面のグラデーションの草紅葉

11:40、何も見えない比布岳通過。安呂間岳から当麻岳へ下る。12:20、当麻岳通過。


 初めて赤い色のナナカマドに出会った当麻岳斜面


 当麻岳からの下りで、ガスからぬける。目の前には、ウラシマツツジの紅葉。その下に広がる沼ノ平

 13:05、当麻乗越し通過。稜線はガスで覆われているが、周りの眺望はずっと見通せる


 当麻乗越しの先から、ピウケナイ湿原の向こうに、ゴールのロープウェー姿見駅が見える


 13:45、裾合平分岐に到着。これで、周回したことになる。
 下ってきた当麻岳の尾根とそこまでの色付きの進んでいない斜面を振り返って、ゴールを目指す。ここまで来ると多くの登山者と出会うようになる。

 姿見駅まで、あと5分というところで雨が降ってきた。
 14:45、スタートから7時間30分でゴール。旭岳は最後まで姿を隠したままだったが、それなりに、楽しむことのでき、歩き堪えのあるロングコースだった。歩数計を見たら、4万歩を超えていた。

 今年の大雪の紅葉登山は、これで終わりだが、真っ赤なナナカマドに彩られるピークは1週間後かも?しかし、台風に苛められているので、あまり期待できない感じだ。

 温泉は、ロープウェーの券を見せて、フェイスブックを見たというと、半額の300円にしてくれるグランドホテル大雪へ寄った。

 明日は、朝から雨予報だが、とりあえず旭川の道の駅まで走った。