癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

焼岳 最高のリベンジ

2015年09月26日 | 登山・旅行

2250m付近から頂上(中央奥)を見上げる。

 この焼岳(2455m)は、北アルプス唯一の活火山で、梓川を塞き止めて、上高地の名所大正池を作った山である。

 前回登ったのは、07年だった。回復を期待して登ったが、展望の全くないガス中登山で下山時には雨にも降られている。今回は、そのリベンジである。天候が良く展望がなければ意味はない。

 天候が回復傾向にあるので、雨の心配はない。とりあえず、新中の湯コース登山口まで行ってみた。7時から様子見をした。だんだん良くなり、青空が覗いてきたので、9時にスタート。急いでいるわけでないが、次々と追い越してしまう。

 登って行くに連れて展望が広がり、どんどん青空が増えて来るのがうれしい。2000mを越えるとナナカマドの紅葉も鮮やかさをましてくる。まったく初めての山に登っている感じだ。

 多くの登山者で賑わう頂上からは、目の前の穂高連峰や槍ヶ岳を初め、見える範囲の北アルプスの山々が全て見えた。時間が経つに連れて、青空が広がり、陽光を浴びた山肌がくっきりと見えてくる。結果的に、これ以上は望めない最高の天候に恵まれた。

 登り2時間10分、山頂休憩50分、下り1時間35分、13:35ゴール。


2000mを越えた辺りで、対面する南峰(左)と東峰。頂上の北峰はコルの右横にちらっと見えている。


高度を上げて行くと、紅葉も山肌も鮮やかさを増す。


右手に霞沢岳を見ながら登る。 


下の紅葉斜面を振り返る。


頂上岩頭を下から見上げる。右から巻いて登る。


山頂直下の火口湖


頂上到着。この時はまだ穂高連峰にも少し雲がまとわりついていた。
雨上がりなので得意のスパイク長靴姿だが、かなり浮いた感じ?


下山前には、くっきりとした姿となった。左奥が槍ヶ岳。右下に梓川と上高地が見える。


左の笠ヶ岳から続く鷲羽岳や野口五郎岳などの山並み。


本峰の南峰とその左奥に見える乗鞍岳。


 登山口のすぐ下にある日本の秘湯を守る会の中の湯温泉(700円)でのんびり過ごす。


温泉から奥穂高岳~前穂高岳~明神岳が見えた。

 初日から期待以上の大満足のリベンジ登山だった。

 明日は、メインの涸沢カールの紅葉だ。明後日はそのロケーションの中の北穂高岳ピストンである。なんとか今日の天候が続いてほしい。