癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

2014年に感謝(画像で振り返る10大感動)

2014年12月30日 | 日常生活・つぶやき
 今年も多くの新たな出会いや感動に満ちた充実且つ平穏な1年であった。

 特に、印象深いのは、スキーと山の先輩・齋藤浩敏さんの捜索活動である。捜索隊長を仰せつかり、3月上旬から4月上旬までの捜索活動、遺体発見後のもろもろの活動に半年を費やした。しかし、多くの道南地区の登山愛好者とHYML仲間の協力や出会いに感動・感激・感謝だった。

 健康に恵まれて、相変わらずの遊び三昧の1年だった。山行日数も目標としている100日をかろうじて超えたが、今年は低山や登頂なしの山行が多く、テント泊縦走もなく、山的にはどちらかというと不作の年だった。その中でも、唯一の本州遠征となった10日間の「熊野古道(中辺路・小辺路)」歩き旅が一番の思い出である。

 なお、そのような遊び三昧の生活に少しは緊張感を与えてくれている公職では、新しく北海道退職校長会函館支部長を仰せつかり、責任が重くなった。だが、6期12年務めた函館スキー指導員会会長をようやく降りることができ、肩の荷が少し軽くなった。まだ、北海道スキー指導者協会副会長が残っている。

 そんな中から、特に感動の大きかったことを時系列に沿って10個選び出して、写真で振り返ってみた。
 改めて見てみたら、自分の頑張りもあるが、多くの方々のお世話になったり、支えられての行動ばかり・・・まさに、今年も、若い頃からの座右の銘である「挑戦と感謝」の1年でもあった。

 さらに、一昨年6月から始まった北海道新聞(札幌圏版)隔週金曜日連載の拙筆による「ほっかいどう山楽紀行」は、65回を数えて継続中である。


<1月~3月上旬>6回のスキーマラソン大会出場・途中リタイア初体験。(画像は湧別原野85kmゴール地点)
 今年も、国内最長の「湧別原野オホーツク85km」など、6回のスキーマラソン大会に参加。しかし、「札幌国際マラソン50km」は、7km地点でふくらはぎに肉離れの兆候を感じてリタイア。これまで20年近い大会参加で、ストックを折って途中リタイヤしたことはあるが、体調の関係で途中リタイアは初体験だった。


<2/1>深雪用の山スキー新調
 以前から欲しいと思っていた深雪用の幅広のロッカースキーが特別割引で売られていたので、思い切って購入。ビンディングは古いスキーから付け換えた。これで、Fuさんの形見のスキーはラッセルや深雪のない春山用にと使い分けができるようになった。
 

 
<3月上旬~9月上旬> 齋藤浩敏さんの捜索活動とその後の活動
 2/24に毛無山~設計山縦走中に行方不明になった齋藤さんの捜索活動が約ひと月間、遺体発見後の現地慰霊、捜索メンバーによる「偲ぶ会と山を語る会」の開催、慰霊の道開削、慰霊プレート作製・設置、札幌での報告講演会の依頼、報告書の作成・発行などなど、約半年間にわたった活動だが、道南地区だけでなく登山愛好者や道央方面のHYML仲間の協力と出会いが素晴らしい財産となった。 


<4/20~4/21>結婚10周年記念旅行で古牧温泉・星野リゾート・青森屋へ
このホテルの前身である古牧温泉は、38年前に自分の担任したクラスの修学旅行先だった。そのクラスにいたのが今の妻である。そんなことで、記念すべきこのホテルを選んだ。当時も広大な敷地にさまざまな施設のあるリゾートホテルだったが、現在のホテルも郷土色豊かな素晴らしいホテルだった。


<5/19~28日>熊野古道(中辺路・小辺路・高野山町石道)10日間の歩き旅
 同じ地域の世界遺産になっている修験道・大峯奥駈道を歩き終えたら、この熊野古道も歩きたくなった。中でも、山越えの道が多い中辺路・小辺路を選び、その延長で高野山町石道も歩いた。
 特に小辺路は連日1000m前後の山越えルートで歩き応えがあり、当時の人々の偉大さと歴史を体感することができた。


<9/8~10>ロングトレイル「北根室ランチウェイ71.4km」2泊3日の歩き旅(ゴールのJR美留和駅)
 根室管内の大規模酪農地帯を中心とした、中標津バスセンター~開陽台~レストラン牧舎~養老牛温泉~西別岳山小屋~摩周湖第一展望台~JR美留和駅の71.4kmのロングトレイルを満喫。


<9/15>今年の一名山となった羅臼コースからの羅臼岳(雲海上の頂上にて
 ずっと長い間の念願だったタフなコースとして有名な羅臼コースを、根室のE女史の同行を得て、途中から釧路の男性も加わって3人で登った。紅葉と雪渓周りの初夏の花を一緒に楽しむことができた。登り6時間、下り5時間の今年一番のロング山行だった。


<9/28>函館ハーフマラソン9回目の完走、妻は3回目
 前半のオーバーペースが祟り、後半3回ほど歩いてしまい、不本意ながらもなんとか二人とも完走できた。2時間間09分台(70歳代24位)、妻は2時間17分台だった。


<10月>MTBでの横津岳や七飯岳や木地挽山のヒルクライムやロングライドにハマる
 クロカンスキーや山のトレーニングを兼ねてMTBにハマった。ブロックタイヤからスリックタイヤに換えて、横津岳3回のほか城岱越え・駒ヶ岳一周の100km超などのロングライドにも挑戦。


<12/16>『山と渓谷』1月号の特集の「100人が選んだ日本の名ルート100」に選ばれて掲載
 北海道からの9名に選ばれ、「花の豊富な富良野岳から活火山十勝岳をつなぐ」ルートが掲載された。ほかのみなさんは、山で食べているプロの方ばかりなので、肩書が「登山愛好家」では企画に合わないとのことで、おこがましくも「山岳ライター」にさせられてしまった。