癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

十勝岳(2077m)

2014年04月29日 | 登山・旅行
《除雪されて入れるようになった望岳台から十勝岳を望む~中央奥が頂上》


しばらく好天が続きそうなので1週間ほど春山スキー登山の旅に出ることにした。皮切りは一度スキーで滑ってみたいと思っていた十勝岳。

昨日の午後、サクラの咲きだした函館を出て、中富良野まで走った。スキー場のラベンダー公園駐車場で、7時間爆睡して快晴の朝を迎える。しかし、気温は-2℃。急いで行っても雪はガリガリだろう。ゆっくりご飯を炊いて食事をして、おにぎりを作って、登山口の美瑛町の望岳台へ向かった。

それでも6:30に到着。やはりガリガリのアイスバーン。ツボ足登山には最高だがスキーには最悪。ツボ足の単独登山者3人が先行して行ったが、雪が緩むのを待って、8:10スタート。天候はみごとなスカッ晴れ。しかも暖かい。のんびり歩を進める。

1500m付近の急斜面がアイスバーンでシールが効かなくて怖い。スキーをザックに括り付けて担ぎ、アイゼンを履いて頂上まで登った。

頂上に着いてまもなく、上ホロの方から登って来た男性に「あら、坂口さん!」と声をかけられてビックリ!なんと、毎年何度かお世話になっている旭川のoginoさんだった。12月の札幌での薮山仲間の忘年会以来。お互いに大感激。早期に十勝岳温泉を出て富良野岳から縦走して来たとのこと。

後から到着して来た登山者で賑やかになったが、他の人たちが下りて行って二人だけになった。しかし、二人だけがスキーだ。頂上下の部分はガリガリで手こずったが、すぐにみんなを追い越した。直ぐにほど良く溶けたザラメ雪になり心地よい滑降を楽しみながら下った。

道北の山を登り尽くしているoginoさんによると、「滑りを楽しむのはこの山が一番」と言われる通り、最後までたっぷりとターンを楽しむことができた。確かに羊蹄山と旭岳以来のロング滑降だった。避難小屋の上から白銀荘へ下る彼と別れて、望岳台まで心地よい滑降を楽しんだ。ゴールしたら観光客の車で満杯だった。

やはり観光客でごった返ししていた「青い池」を見て、白金温泉へ戻って国民保養センターの温泉へ(300円)。

その後、明後日以降の予定の上川3山のスタート地点の偵察をして、層雲峡駐車場へ。明日は、黒岳から積雪期しか登れない凌雲岳と烏帽子岳の予定。


先行の女性に追い付いた地点から頂上を望む


頂上直下から後続者を写す


賑やかな頂上~左端がoginoさん


頂上から上ホロと富良野岳、その奥の夕張山地を望む


白金温泉の「青い池」とその後ろに聳える美瑛岳(左)と十勝岳(右)


詳しい山行記録は後日