癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

遠かった伊由谷岳とイユダニヌプリ

2013年03月26日 | 登山・旅行

<昨日のフップシ岳頂上から眺めたイユダニヌプリ(奥)と伊由谷岳(手前)>

 この際、3日間を阿寒周辺の山にこだわることにして、今日は釧北峠から伊由谷岳(898.3m)とイユダニヌプリ(902m)に登った。双耳峰に見える二つのピークにそれぞれ同じような名前が地図に載っている珍しい山だ。もともと本峰のイユダニヌプリが先で、その隣のピークに二等三角点を設置し、その点名・伊由谷岳を山名にしたものと思われる。

 イユダニヌプリは、足寄町史によると、アイヌ語で「杵を作る木の多い山」の意らしいが、もっと別な説もあるようだ。

 いくつかの記録を見ると、非常に遠くて、アップダウンがきつい山だということは覚悟していたが、本当に遠かった。アップダウンが多く、スキーのメリットは生かせないので、かんじきで往復した。頂上に着いたときには、登ったというより、ようやく辿り着いたといった感が強かった。

 頂上に繋がる尾根に辿り着くまでに1時間15分も掛かった。小さなアップダウンを繰り返す林の中を、地形と関係にない地図上の直線的な境界線を目安に歩く。GPSと先週末のものと思われるスノーシューのトレースがあったから助かったが、そうでないと地形図だけではとてもルートがわからない感じだった。尾根に取り付いてからも、いくつものピークを越えなければならなかった。帰りの登り返しも強烈だった。

 晴れたり、時折雪が降ったりと変化の激しい天候だったが、雄阿寒岳、雌阿寒岳、昨日登ったフップシ岳も見えた。

 登り3時間45分、下り2時間45分。下山後、阿寒湖温泉街でバスセンターの500円の温泉に入った。その後、味噌ラーメンを食べて、冬季間は無料のトイレ付の駐車場に落ち着く。明日は、温泉街の裏の阿寒湖畔スキー場から白湯山とフレベツ岳の予定。


733コルからイユエダニヌプリ(左)と伊由谷岳(右)を望む


伊由谷岳からを望む


イユエダニヌプリから伊由谷岳と雄阿寒岳(左)、フップシ岳(右)を望む。
雌阿寒岳は雲の中