癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

Fuさんの4回目のお見舞い

2010年06月22日 | 日常生活・つぶやき
                <二人で2年前に登った一等三角点の瓜谷山にて>

 久しぶりに岳友Fuさんの4回目のお見舞いに行ってきた。
 昨年暮れに実家のお手伝いをしていて、牛舎の梁から落ちて、頭を打ち、脳幹と小脳を損傷する重傷で身体機能に障害を残した。今は、リハビリ専門の病院へ転院しているが、事故からすでに半年が経過している・・・。
 
 病室へ向かったら、ちょうど車椅子でリハビリ室へ移動するところだった。リハビリを見学させてもらった。腕のリハビリだったが、している内に痰が絡み出し苦しそうだったので、病室へ戻って痰を取り出してもらった。そのままベッドでリハビリの続きをした。

 「本格的なリハビリが始まってよかったね。励みが出るよね」と言ったら、うれしそうに頷いていた。

 それが終わった後、リハビリ療養士さんに「天気が良いので、車椅子で屋上に連れ出すなんてことはできませんか?」と聞いたら、「私もお付き合いしましょう」と言ってくれた。屋上へ出たのはもちろん始めただったが、夏の陽射しを浴びて、外の空気を吸い、久しぶりに周りの山や街並みを眺めるFuさんは本当にうれしそうだった。

 もう一つうれしいことが・・・屋上で3人で話していたら、山にも興味のある療養士さんらしく、「もしかしたら山のホームページ立ち上げている方でないですか?」と聞いてきた。「いつも拝見しています」とのことだった。こちらの癌の入院のときのブログも読んでいたそうだ・・・当然、Fuさんと一緒に登った山の話になった・・・「今日帰ったら、早速チェックしてみます」とのこと。

 Fuさんは、相変わらず排痰装置を着けたままで、食事も胃袋への直接の流動食のままである。しかし、以前より話し方も上手になり、話していることがだいぶはっきり解るようになり、意思の疎通が楽になったし、表情も明るくなっていた。しかし、がっちりしていた体躯がすっかり細くなり、聞いたら20kgも減ったそうだ・・・。
 
 ベッドで山の本も読んでいるようだったし、次にリハビリの成果がどのくらい進んでいるかこちらも楽しみになってきた。