癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

今回の山旅を振り返る

2009年08月15日 | 登山・旅行
           (画像は、アサヨ峰から望む甲斐駒ヶ岳)

 今年2回目の道外遠征は、ひと月のまとまった日程が取れたので、南アルプスの「日本三百名山」23座を一気に踏破する計画で、7/14、小樽から新潟までフェリーで渡った。

 しかし、梅雨明けがはっきりせず、思うように好天が続かない。期待した梅雨明けも遅い上にはっきりせず、おまけに後半は台風まで押し寄せて、これほど天候に惑わされた遠征も珍しい。

 入笠山を皮切りに、まずは、南アルプス北部の山を9山。南部の山へ移ろうとしたが、長期予報がずっと思わしくない。その間、昨年12月に早い雪で登り残した奥秩父の4山、松本周辺や八ヶ岳とその周辺へ転進して9山。

 ようやく東海地方が梅雨明けしたとのことで、南部の山へ。当初、計画していた南部主稜線の4泊5日のテント泊縦走は、天候が続かずに、分割して、小屋泊まりで効率よく登ることができた。お陰で、こちらは10山ゲット。

 結局、ツキにも恵まれて、雨をかいくぐって、正味23日で、31山も登ることができた。南アルプスの南部周辺の4山を残して、帰路へ就いたが、この4山はいずれも長野県の伊那谷の方から登る日帰りの山ばかり。中央アルプスの南部の山のときに登る予定。

 それにしても、南アルプスは、奥深い山が多く、登山口から標高差2000mを越えるような高い山が多かった。自分としては、ハードな部類の1日8時間以上の行動となった日が9日もあった。

 また、天候が悪かった割りには、雨での停滞と移動日は5日で済んだ。ガスで展望に恵まれなかったのは8日とちょっと多かったが、最初から雨の中を登ったことはなかった。

 今回の山旅の大きな特色は、気象予報士の資格を持つ隊長Oさんを初め、これらの山に登ったことのある愛読者の方々から天候情報や経験に基づいた具体的な進言や提案をいただきながら、それを参考にしながら登れたことである。この悪天候の中、効率よく多くの山に登れたのは、この方々のお陰である。感謝・感謝!

 例によって、毎日の旅日記を、「癌春日記」に、携帯からモブログ更新して歩いた。帰宅して判明したが、連日の訪問者が500~600IP数(実人数)で推移し、一番多かったのは690IPという日があったのにも驚いた。これは、今までの最高記録である。お陰で、連日多くの訪問者とコメントに励まされながら元気に歩くことができた。

 帰りは、ETC1000円割引利用で、帰省ラッシュの渋滞の中、1日半掛かりで大間まで走って、フェリーで直接函館へ帰った。

 これで、「日本三百名山」は北海道の山も加えて229山となった。あと2年ほどで完登のメドが立ったので、ホームページのこれまでの目次の「本州・四国・九州の山紀行」を「日本三百名山紀行」へと変更した。

 さて、本日は、今回の総括のページをアップしたが、明日と明後日は用事で札幌へ出掛けるので、これから、入笠山と鋸岳をアップ予定である。