癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

九州山岳巡礼19日目 大船山(1786m)

2005年12月11日 | 登山・旅行
今日の大船山(だいせんざん)は、九重火山群では唯一のコニーデで、日本三百名山に選ばれている。また、ミヤマキリシマの名所として有名な山である。

山頂付近には3つの火口跡があり、中でも米窪は直径500m、深さ200mにも及ぶとのこと。山名の由来は、覆船の形に似た山容に因るらしい。

朝から上空はガスに覆われていたが、天気予報も回復傾向なので、迷うことなくスタートした。今回の山旅で体力と自信がついた相棒も一緒に、長丁場の長者原から坊がつる経由のコースを往復した。

ガスに隠れた三俣山北側の荒れた沢沿いの道を登って行くと雨ヶ池に着く。その先を越えて下って行くと、「坊がつる賛歌」で有名な高層湿原・坊がつるに出る。

ここはぜひとも来たいところであった。周りが山で囲まれ、昔の山好きの学生がここに泊まって、歌を歌い、青春を語り合っている様子が目に浮かんでくるような雰囲気のところである。

この辺りから、ガスが晴れてきて、頂上に着いた頃には、すっかり晴れてくれた。帰りには、この坊がつるからも尖った頂上もすっきりと見えた。(添付画像)

坊がつるから急な斜面に取り付く。頂上までミヤマキリシマを初めとする樹木に覆われているが、大きな噴火口跡である米窪の火口壁の上から頂上部までは荒々しい岩峰となっている。

頂上直下の御池は結氷していた。複雑な火山地形の九重山群や下の久住高原などの眺望を思う存分楽しんで下山した。

タイム(2名) 登り 3:50、下り 2:35

下山後、次の由布岳と鶴見岳の登山口に近い湯布院へ向かう。そこの温泉で疲れを癒し、コインランドリーで溜まった洗濯物をきれいにして、道の駅[湯布院]に落ち着く。