風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

箱根八里

2005年03月25日 | 清水ともゑ帳
23日、24日と箱根へ行ってきました。
カルチャー講座のお仲間と一緒に、私を含めて7人での旅でした。
泊まったのは、強羅のこちらです。

23日はあいにくのお天気でしたが、露天風呂で雨音を聞きながら、枝先のしずくをながめるのもまた風情がありました。
昭和天皇がお泊りになったこともあるという、ここの庭は1万坪もあるそうです。
どしゃ降りにもかかわらず、雨の強さをそれほど感じなかったのは、苔むした木立が静かに吸い取っていてくれたからかもしれません。



お夕飯の会席料理は、相模湾の海の幸、山菜など、どれも新鮮で春の彩り満載でした。
とてもとても残念なことに、すべてが胃におさまったあとに、写真を撮ってなかったことに気付きました。
カメラのことを忘れるほど、料理のおいしさにひきつけられてしまいました。

私は日ごろ、夕飯をあまり食べません。
次の朝、胃がもたれて辛くなるからです。
ところが、私は、前夜のお料理を残らず食べたのにもかかわらず、目覚めと同時にお腹がギュルギュル鳴ってしまいました。
朝食に並んだ出来立てのお豆腐、大豆の甘みとコクがたまりませんでした。
舌の上でアイスクリームのごとく、溶けていく感じでした。
やはり大人気のようです。
それと、厚焼き玉子にも大満足でした。
ご飯のおかわりまでしたほどです。




雨が上がっていたので、庭の散策に出ました。
梅の古木と建物のたたずまいがなんともマッチしていました。
外側からこの宿をながめて、ここに泊まれたことの幸運を喜びました。
すべてが近代化された設備にはない、懐かしさと温かさがいっぱいあるのです。

講座のみなさんとは、昨年もこの時期に熱海へ旅行しました。
月一度の講座なので、年に12回しか顔を会わせる機会がありません。
でも、なぜかそれ以上に密度の濃いおつきあいをさせていただいているように、私は感じています。
飽きっぽい私が3年以上も続いているのも、旅が楽しいのも、先生とお仲間あってこそです。
来年、いや、この秋は…と、今度の旅行がもう待ち遠しくなっています。

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