のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

稲穂

2023年08月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 台風10号は週明け早々に東日本の列島に沿って北に向かうみたいですが、9号と10号の間に11号の卵が育っているみたいです。今度はニダ半島に行くのかな?日本海上に沿わぬよう期待するだけ。

 越後の国に行ってきたのですが、行く道すがら山をまじまじ眺めてみると、広葉樹が赤く色づき始めている。干ばつの都市などは身を守るために葉を落とし、冬と同じ水を落とした状態になって身を守るのが樹木の戦術。平成6年がそういう年でした。

 あの年も確かにとんでもない猛暑でしたが、雨の少なさは今年なんか比じゃない。田んぼの水が枯れて大騒ぎした年でしたが、豊作の年でした。前年が冷夏で米騒動の年でしたけど。

 それと比べると雨はそこそこ降っているし、我が家の井戸水も枯れない。その代わり私が歳で干からびてきているけど。

 越後の六日町に行って八海山神社にお参りに行ってきました。たまたま夢を見たんですよ。八海山の八つ峰を登山している夢を。明け方目が覚めてそういえばしばらく登っていないなぁ。今ならロープウェーが動いているから千本檜木小山でならハイキング気分で言ってこられるなぁと、天気図を見ると午後やばそうな空もよう。

 あ!八海山神社にお礼のお参りに行ってなかったっけ!小悪魔女子高生がお受験の時に学業成就の願掛けに行ったのですが、今や小悪魔大学院生。お礼に行ってラーメン食べてこよう!と、お出かけしました。

 こちらより雪は多くても暖かいので雪が溶けるのは早い越後の国。ブランド物の魚沼米が実っており頭を下げ始めてました。農民目線からすると丈が伸びすぎているんじゃなかろうか?理由は身が付きすぎていることと温かさで茎が伸びすぎたからか?窒素過多。これで台風でも来れば風で倒伏するので、実りの良さもまた警戒。

 新潟と言えばラーメンの産地。なので、博多ラーメン食べてきました。この夏のマイブーム。暑い時でないとこのこってりは楽しめない。

 石打に数年前まで「のがみ」と言うおいしいラーメンを作る店があって、おじさん二人がラーメン作っていたのですが、無料のご飯がまたおいしかったんです。最後にラーメンの汁にぶっこむのがたまんねぇ。寄る年波で体調がすぐれないのかよく店を休むようになり、閉店してなぜか博多ラーメンの「ごたる」ができました。トッピングできくらげ入れたのですが、物価高騰で高菜が有料になってしまった。カウンターに紅ショウガと並んでいたんだけど。

 この店の隣が三条風の背脂ラーメンを出すお店。さすがにこってり系ハシゴはきついので、腹ごなしに雲洞庵に行ってきました。直江兼続や上杉景勝が幼少期を過ごしたお寺ですね。私も小学校1年生の冬休みにここに入れられて小坊主やってまきした。

 参拝して歩き回っていたら時間が過ぎてしまい、背脂ラーメンは営業終了。

 塩沢の道の駅に立ち寄ったら、イチゴアイスの販売車が。新潟弁、「イ」と「エ」の発音が似ているので、向こうの人が言う「エチゴ」は「イチゴ」に聴こえる。なるほど、それでイチゴアイスね。考えてるじゃん!と、通り過ぎると、販売車の中から声をかけられました。見ると私の村のジンちゃんじゃないか!これ、いちごの家の販売車。なに?こっちまで出稼ぎに来てるの?巧みに販売車の群馬ナンバーを看板で隠して。

 せっかくこんなところで顔合わせたのだから、イチゴジェラートいただきました。毎日その前を通っているんだけど。

 そういえば私の村ってイチゴの産地だったんだっけ。すっかり失念しつつも、私も手抜きで酸っぱいイチゴ作ってジャムは作っているけど、足元は見えないもんです。

コメント
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