沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩349 沖縄と日本 5

2011年10月19日 12時40分28秒 | 政治論
 何が引き起こされるかわからない日本グータラ政治環境のなか、野田政権がここにきて繰り出す沖縄施策は沖縄県民の神経を逆撫でし、彼らに対する、何をするかわからない「暴力団」を見るような不信感はいよいよ最高潮に達する気配だ。相変わらず朝日も毎日も中加減な政府寄り社説を掲げているが、他党に期待感がない以上この国の舵取りをオッカナビックリ任している実情では筆鋒も鈍化する一方ではある。民主主義を多数決原理で諦観するジャーナリズムは必ず事大主義に陥る。反対する塊を「社会党だ、共産党だ」といって揶揄していた時代にはまだ政治に微小な期待感もあったのだがここにきてあらゆる左翼的言辞や塊を木っ端微塵に打ち砕いたこの国の公明党並みの宙ぶらりんインテリジェンスからすれば保守右傾化とばかり断じる気力も失せる。一億総右翼たる日本人に何を求めるのか。筋道も論理も義はもちろん人情さえないこいつらに沖縄は全国最低所得最低時給最低学力を引っさげて優勝劣敗の荒波に抗して生き馬の目を抜く世間を見ながら琉球の華を愛でる以外方途はないのです。さもあらん、明らかに愚弄しているヤマトウの遣り方をためつすがめつしてみても琉球の果てしない受難の歴史はいよよ益々顕在化するではないかいな。アメリカに媚び諂い主体外交を実践できない日本人が、自力で己の安全も守れない腰抜けが「アメリカとおいらで決めたから従って頂戴」といえた身分か。思い余った名護市長はこうなったら沖縄の政治力を結集してアメリカ政府に直談判しようじゃないかと提言したというが果たしてどうか。外務防衛官僚が「まだ沖縄に甘い顔を見せるな」とオバマに言ったらしいがこいつらの頭の中はどうなっているんだろう。まさかていのいい政治パフォーマンスを画策してるんじゃあるまいし、どうせ密約まみれの条件付き妥結なんてところと思われるがいずれにしろ人馬鹿にした話だ。やってられない。県知事仲井真君はイタチの最後っ屁をひり出して逃げ了す手はずじゃあるまいな。それとも「苦渋の決断」よろしく眉間に皺を作って「政府のゴリ押しに負けました」とでもいうのかな。リコールして伊波君かつぎ上げ今度こそ徹底的に沖縄県政真骨頂を見せてくれまいか。仲井真君がどうやら足元見透かされ切り崩し可能とやつらが踏んでる様子なので、こういう筋書きを考えたくなる。どっちにしろ愉快なことではない。(中断)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。