沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩349 沖縄と日本 6

2011年10月22日 09時43分27秒 | 政治論
 沖縄の本音と意気込み、真骨頂は富村順一君の著書でようやく腑に落ちた。彼の来歴を知らないが、彼が専ら言おうとしていることは、素っ破抜きといっても至極当たり前のことで、もともと文化的異域である琉球と日本が、正当にして公平な待遇の下、共生することなど不可能であり、所詮征服侵略者たる薩摩以来のヤマトウが優越して沖縄支配に地道を上げた近代があり、同様に世界の征服侵略者たるアメリカがこれに替わって戦後の沖縄は勿論日本までも囲い込んでいるわけだ。
 つまりは沖縄の悲劇的歴史の大部分が明らかにヤマトウとアメリカによってもたらされ、どちらかと言えば中国・朝鮮・台湾に文化的風土を馴染ませている沖縄琉球にとって、大戦における(琉球ははるかに薩摩侵攻まで遡るが)被侵略者の仲間として数えるべき実質にあると言える。
 アメリカが沖縄読谷村岸上陸と同時に占領府を設けたことにも彼らの「分捕った」という意識は如実に現れているし、その戦果意識は戦後沖縄施策を現在に至るまで貫いている。(辺野古固執はそればかりでなくここに核兵器貯蔵事実が隠されている事情にもよるのだが)普天間問題はこうしたアメリカの単なる軍事用不動産処分という位置づけにより「人間の住む島」から「人間」を度外視し「生活空間」を軍事演習用途に替え。中国北朝鮮が恰も攻撃してくる「かのように」見せ掛けた、所謂対仮想敵「抑止力」「地政学」を論い、もし一旦戦闘体制に入れば間違いなく沖縄島嶼が、まっ先にそのミサイル等攻撃対象になる恐るべき事実を伏せおき、沖縄県民をだまくらかして、いってみれば大戦の再現を味あわせようとする自身の予定犯罪すら等閑視して、現在に至ったのだ。
 沖縄県民よ騙されるな。フセイン、ビンラデン、カダフィ等はアメリカ報復人殺し似非クリスチャン共が己の復讐心を満足させるためだけに血祭りに挙げたのであって、世界の反米憎悪心はこうした一連の欧米制服者行為によりいよいよ益々膨張するだけなのだ。。つまり彼らアメリカの世界制覇企画者どもは、かくして戦争を拡大する口実作り(つまりは軍産複合体として)にこれを利用している。イラク国内をめちゃくちゃにし、アフガンを一触即発の危険地帯にし、次には中国北朝鮮をターゲットに日本沖縄を巻き添えに(おのれの本土は安全無事なまま)金が掛からぬ寄食者用心棒まがいに、日本政府から多額の金品権利(地位協定、思いやり予算、グアム移転費)を引き出して戦争準備に勤しんでいるってわけだ。ふざけた話だ。(中断)


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