野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

James StewartのKX80

2022-11-07 06:47:20 | モータースポーツ
先日、有名な米国二輪ネットCycle News 誌が「AMA Inducts New Hall of Fame Members」を投稿していた。米国モーターサイクル協会主催の2022年AMA二輪殿堂入り(毎年、モーターサイクル界で最も功績のあった重要な人々がAMAモーターサイクル殿堂入りする)した6人の一人に、アメリカの著名モトクロスライダー”James Stewart”の名があった。

加えて、5日の「Motocross Actionネット誌 」は James Stewartがカワサキ在籍当時活躍したKX80の写真を投稿している。
  
We get misty-eyed sometimes thinking about past bikes we loved and those that should remain forgotten. We take you on a trip down memory lane with bike tests that got filed away and disregarded in the MXA archives. We reminisce on a piece of moto history that has been resurrected. Here is our original February 2001 test of James Stewart’s last mini.」 

ところで、Kawasaki KX80はカワサキの二輪オフロード事業を構築した、その原点だと思う。前にも書いたが、TeamGreenの成功がカワサキのオフロードビジネスの成功の原点だとすれば、その骨格の基本を構成したのがKX80を頂点とするミニバイク群だと考えている。その成功の過程は、例えば、Ponca Cityや Loretta Lynnレースでの誇るべき戦績で語ることができる。それらの細かく分けられたカテゴリーには、排気量とは別にストック(無改造、量産車のまま)とモディファイド(改造)があったが、カワサキは最激戦区の80ccモディファイドクラスに、まだ市販されていない翌年型KX80の量産試作車を毎年投入した。この作戦が大ヒットした。レースの1週間か10日程前、ロスアンゼルス近郊のサドルバックで、Ponca Cityに参戦する10~15才位のキッズ選手数人を招集し事前テストする。このテストは量産移行可否のテスト確認の場でもあるが、殆どがプロ選手とほぼ同等のラップで走る飛びぬけて優秀な選手達で、しかも彼らの技量に合わせ特別のセッチングをするものだから、Ponca CityやLoretta Lynnに出場する他の選手より圧倒的に早く、他の競争ライダーを簡単にラップしてしまう。当時は、モディファイドクラスにはホモロゲーションは要らなかったので、発売前の新型でも出られた。当時はモトクロッサーが毎年劇的に進化していた時代で、たとえば現行の空冷エンジンに対して来年型が水冷エンジンだったりすれば、これはもう羨望の的だった。性能的にも格段の差があったうえに、あえてストックのまま出ても他社の改造車に勝てるのに、今度のKXを買えば勝てるぞ、という明確で強烈なインパクトをPonca CityやLoretta Lynnで与えた。この作戦は大成功で、「Team Green活躍」が格好の宣伝となり、KXシリーズの販売台数はうなぎ登りに上昇の一途をたどったのは事実である。Ponca CityやLoretta Lynnでのレース活動にはライダー育成や実戦テストといった側面もあって、すべてが好循環に回っていった時代。そう言う時代を経てカワサキのオフ車は成長し成功してきた。James Stewart、Ricky Carmichael 、そしてJeff EmigRyan Villopoto 等を含むアメリカモトクロス界を代表する著名なライダーが、選んだミニバイクは他ならぬカワサキのKX80だった

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秋の野草@野々池貯水池

2022-11-04 06:57:48 | 野々池周辺
今日は11月3日、文化の日の休日。朝から良い天気で雲一つなく快晴。先週は肌寒かったが今日は暖かく長袖一枚では汗ばむほどの天気。野々池貯水池のジョギングコースに出て久振りにゆっくりと散策して来たが、貯水池の土手は結構色んな秋の花が咲いて見ていて楽しい。

一番気になっていたのがリンドウ。
毎年、11月初め前後頃にいつも咲き始めるリンドウを見に土手を降りる。周辺は一面枯草でツリガネニンジンがポツンポツンと咲いている中に、今の時期、リンドウは10個程度が開花しているが、末に掛けてもっと開くはず。
      
 

次に、フジバカマ。
フジバカマは秋の七草の一つで、古くから日本人が好んだ野の花として良く知られている。野々池のフジバカマは背丈も20~30㎝程の本当に小ぶりで注意してみないと見落とす程小さいが、花の形はしっかりとしている。数年前までは家の庭にもフジバカマを植えており、毎年、アサギマダラが飛んでくるのが楽しみだったが、整理してしまったので、だからアサギマダラも飛んでこない。庭に植えたフジバカマに比べたら随分と小さく芳香は全くしない。それでもハナムグリや蝶がはしっかりと花弁にくっ付いている。
 
      
       
繁々とフジバカマとリンドウを探しながら歩いていると、目の前にアケビの葉が下がっている。その葉を追っ掛けるとアケビの実。こんなところにアケビがなるのかと、見ると中身は既に無くなっていた。林崎疎水の近辺にもアケビは群生しているが結実したのを見たことがないので、まさか野々池貯水池でアケビの結実を見るとは思いもせず、これには本当にびっくりした。結局、この枝に結実した実が2個、落下した実が1個あった。来年は注目して置かねばなるまい。
 
   
  

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インフルワクチン接種、2022

2022-11-02 06:18:50 | 日常生活
31日、いつもの町内の医院でインフルエンザワクチン接種を済ませた。
昨年は、いつも行っている病院で予約したが、接種日にちが決っているうえに少なく面倒だったこともあり、今年は町内の医院で接種した。この医院も事前予約が必要だったが病院に比べ日時の制限もなく、自分の都合の良い日に接種できるので便利。昨年は提供ワクチンの量が少ないとの話もあったが、今年はそんな話はなく、医院に行くと、20分も待たずに済ませた。こういうのは近くに町の医院があるのは本当に便利だ。

今年は早めにインフルワクチンを打ちたいと思っていた。
日本でインフルエンザはほぼ2年間消滅状態にあったが、日本感染症学会の提言によると、日本のその年のインフルエンザの状況を予測する一つの参考資料として日本とは季節が真逆になるオーストラリアでは今年の5月頃からインフルエンザ感染者が急増しているとのことで、今年の日本はコロナとインフルエンザ感染が同時に急増する恐れありと警告してあったので、我々年寄りにとってはコロナとインフルの同時流行は想像すらできず、インフルエンザだけでも早めに打ちたいと思っていた。流行する前に済ませて良かった。

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