野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

葛の花

2012-09-19 06:18:54 | 野々池周辺
      「林崎疎水に咲いた葛の花」

野々池貯水池の草刈りにもめげず生き残った葛の花をFacebook上に紹介したのが8月28日。
その時はまだ林崎疎水周りの葛は花の形すらなかったのが、数日まえから次々と咲き始めた。
疏水が流れている水路は落葉取り等で良く整備されるが、その周辺の整備は行き届いていないので葛は生い茂ったままで、
疏水周りを散策しながら葛の花を撮った。

どちらかといえば、葛の花は大きな葉の下に隠れていることが多く、決して目立つことはないが、
葉の下をめくり見ると不思議な形の花がバーッと現れてくる。
花は下の方から咲き始め、最初は淡紅色であるが、だんだん濃い紅になり、さらに紫へと変化してゆく。
その色は鮮明と言うにはやや暗く、その姿は美しいとはお世辞にも言えない。
咲いた順番に下方の花は紫色のまま地面に落ちて散ってゆくが、花自体は沢山のつぼみを付けているので順次上に花が登っていく。
花姿といい、色の付き具合といい、摩訶不思議さをもった山野草だと思う。


葛は山に蔓延るだけの雑草から、効能効果の極めて高い薬草に変ってきた。
葛の茎は、昔は編みかごに、今はクリスマスリースに応用されているので、どこも捨てるところがない。
緑一面の葛の葉も、秋になり、冬になると、茎は次第に固くなって木質化しクリスマスリース用に刈り取る人を、ここ疎水で見かける。







昨年も同じ事を書いたが、「葛の花」が注目されているらしい。

というのは、 葛の根は葛根湯の原料として多用され有名だが、その花の部分にも高い効能があることが最近の研究で注目されている。
花の乾燥したものは生薬名では葛花(カッカ)といい、特に日本、中国、台湾やアジア諸国で二日酔いの予防や症状を和らげるために使用されるとのこと。
これに加えて、最近注目を集めているのが「葛の花」にイソフラボンやサポニンなどの有効成分が含まれていることがわかってきた。
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