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大相撲 夏場所 珍事

2014-05-26 06:11:31 | スポーツ
   「夏場所:日馬富士、稀勢の里の髷をつかみ反則負け」
昨日、大相撲夏場所14日目、日馬富士ー稀勢の里の相撲はどうしようも無いほどつまらない内容だった。
日馬富士の足が先に出たので行司は稀勢の里に軍配を上げたが物言いがつき協議、その場で日馬富士の髷つかみが問題となり、
日馬富士の反則負けとなった。日馬富士は故意ではないと思うが、なんとも後味の悪い相撲だった。日馬富士は横綱のわりには
際どい相撲が多すぎる。これが皆が期待した横綱相撲だろうか。
一方、稀勢の里にとってはラッキーだった。先日の嘉風戦に続く儲けものの勝利だ。是非、この運の良さを千秋楽にも持ち続けて欲しい。

ところで、12日目の白鵬と稀勢の里との一番も興ざめな一番だった。結果は稀勢の里の立会い失敗による白鵬の一方的な勝ち。
白鵬と稀勢の里の相撲は、毎場所、立会いがあわず数回の仕切り直しが見られるが、今場所もそうだった。
二回、稀勢の里が突っかけるが白鵬は合わせる気などなく、勝負審判に注意され、今度は白鵬が突っかけると稀勢の里はつられて立ってしまう。
結局、稀勢の里はそのまま押し出されての完敗。稀勢の里は待ったをかければよいのに、気力を集中させることはできないのだろうかとさえ
思ってしまった。相撲の地力から言うと、稀勢の里が力を出し切れば、白鵬を圧倒する相撲の型は出来ているはずだという事は多くの相撲
ファンにとっては周知の事。だからこそ、白鵬はなんとかして稀勢の里を力を削ぎたいと考え抜いた末の、白鵬の勝ち対する執念と頭の良さが
今回も勝利に繋がった。  

このブログでも何度も 白鵬の勝負に掛ける執念深さを書いてきた。逆に言うと、「白鵬はきたない。横綱相撲ではない」と言う巷の声すらある。
こんな勝負を白鵬は何度も取ってきた。特に稀勢の里との相撲にそれが顕著に出てくる。大勝負に横綱がまさか横に変化することはないだろうとか、
あのかち上げはエゲツナイないだろうとか、我々相撲ファンをガッカリさせる相撲を何度も取っている。稀勢の里の圧力を警戒した奥の手
かもしれないが、前に踏み込み受け止めてこその横綱ではないのか。力と力のぶつかり合いを期待したのに、その結果に失望したファンも多い。
横綱が下位力士の横っ面を張るのは見苦しいし、相手への敬意などあったものではない。

横綱相撲とはとテレビの解説で何度も耳にする。また多くの部屋持ち解説者も「勝ち方を考えろ」と言っているし、張り差しや変化を
許さない部屋もあるらしい。しかし、朝青龍に端をはっしたプロレスまがいの無謀な相撲が最近まかりとおっており、これが横綱だけでなく
下位の相撲取りにも見られる。本当は、部屋任せにせず協会も力士を集め、立ち合いの正常化とともに張り差しについても真剣に話し
合ったらどうだろうか。相撲の禁じ手ではないので各親方衆も積極的には指導しないのかもしれぬが、相手に全うに勝つマナーを真剣に
教えたらどうか。ひょっとすると大相撲がもっと真剣勝負となって観客動員がもっと増えるかもしれない。

こんなのを見ていると、一本勝ちに拘る日本柔道が世界柔道界で劣勢に立たされている状況にも似て、勝ちを最優先するのであれば勝ちに
拘る方法もまた考えねばなるまい。また表現が的を得てないかもしれぬが、中韓の日本攻撃に対し、大人の対応とか毅然として対応するとかを
言うばかりでなにもしない日本と良く似ている。昨日発生した、「中国軍戦闘機による自衛隊機への異常接近について、防衛相は
「常軌を逸した行動だ」と批判した」と新聞にあった。相撲取りもそうだが、いざとなったらどんな手段でも勝つんだと教えてやらねば、
敵に舐められるだけだろう。謀略に明け暮れた中国やその影響を受け続けた周辺国、彼らと日本の歴史の歩みは決して同一ではない。
さて、どう対処する。


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