ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

人には言えないこともある。聞かれたくないこともある。

2015-11-22 23:39:53 | 家庭生活
先日、最近行かなくなったスーパーへ久しぶりに行ってみました。

すると、ケン太と同級生のお母さんとバッタリ会いました。
そういえば、このお母さんとはこのスーパーに来ると、よく会い、
そのたびにしばし立ち話したっけ。

「久しぶり~」と挨拶を交わした後、

「ケン太くん、進路は決まった?」

そうくるよね~

私、その瞬間にわかったのです。

このスーパーから遠ざかっていたのは、こういうシュチュエーションを
無意識に避けていたんだなって。

このスーパーは彼女だけでなく、他のお母さん達にもよく会うのです。

「いや、うちはフリーターって言ってるから~」
「そうなの?でも、普通、進路決まってないと不安だよね?
うちの子だったら決めないなんてこと出来ないと思う。ケン太くん、大物だよ~」

とポジティブに捉えてはくれましたが

彼女の娘さんは、無事、進路が決まったそうです。
よかった。よかった

・・・はずなのに、彼女はそれほど嬉しそうでもない感じ?

毎日、スマホに夢中の娘さんに、はぁ~って溜息ついていました。

いいじゃないの~今まで頑張ったんだから~
今が一番、羽根を伸ばせる時じゃない?

ケン太なんて、進路に関係なくスマホやっているんだからねぇ


「今度、皆の進路が決まった頃、ランチしようって言ってるんだ。行こうよ~」

ってお誘いを受けました。

「うん」って言いましたけどね



私の友達ですが・・・

彼女の息子くん。
大学時代に家に引きこもってしまい、その後、また動きだしたけど、
誰にも言っていない、空白の1年間があるのです。

本来なら卒業できる年に、中学時代の同級生のお母さんにスーパーで会い、
卒業後の進路を聞かれ、あと1年あると言うと、

「え?なんで?」「留学していたの?」とかいろいろ聞かれたのだとか。

自分のことなら言えても、息子のこと。
誰にも知らせなければ闇に葬れる過去。
返事に困ってしまうし、聞かれるだけで当時を思い出して辛い

だから返事しにくそうにしていたら察してほしい。

そう思ったそうだ。

人には言えないこともある。
聞かれたくないこともある。

皆が順調というわけではない。

自分が経験したことで、これまでなんの躊躇もなくいろんなことを聞いていたけど、
それ以来、むやみに人に聞かなくなったそうだ。

その経験がなかったら、きっとこれまでのようにいろいろ聞きたがる、
無神経で嫌な人間になっていたと思うと。

そして、自分が順調であっても、それを聞く人がどう思うかわからないから、
聞かれない限りはなるべく言わないようにしようと思ったとも。

人の痛みがわかるようになってよかった・・・と言っていた。




昨日は浅草に行ってきました。




浅草寺












夜のライトアップもキレイでした~


同じ経験をした仲間と有意義で楽しい時間を過ごすことができました。

何でも言えて・・・
何でも聞けて・・・

全てをさらけ出していい仲間です。

誰かが辛い時、皆がその気持ちが痛いほどわかり、
明るい兆しが見えてきた人がいれば、皆で喜び・・・

そんな場所があるから私は頑張れるんだな~って思います。

みんな、ありがとね




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コメント (2)
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