皆さん、こんにちは!メキシコから来た国際交流員(CIR)、フランシスコです。
前回のブログからの3ヶ月間は箕面市で色々ありましたので、体験したことについて書きたいと思います。
9月から11月にかけて、箕面市にたくさんの訪問者が来て、様々なイベントがありました。箕面市に来られた方々は、9月メキシコ・クエルナバカ市からの研修生、10月初旬ニュージーランド・ハット市からの市長や教員、カパハカグループ、10月末クエルナバカ市民訪問団でした。そして、11月10日に多民族フェスティバルが行われました。それぞれのイベントに関する一番感動したことについて書きます。
メキシコ文化の夕べ
9月21日(金曜日)に第26回メキシコ文化の夕べが行われました。毎年行われ、メキシコから音楽や民族舞踊のグループを招き、メキシコ文化を紹介するイベントです。今年は、メキシコからマリアチ音楽団やクエルナバカ市の研修生、ラサイエ大学学生音楽隊、日本からは三味線グループや北川たつやさんが演奏しました。メキシコ文化の夕べは三味線グループの演奏から始まりました。ダンサーが、陽気な三味線の音楽と共に踊り、面白い演奏でした。想像した三味線の音楽と全然違いました。
三味線の音楽団
その次はマリアチ音楽団の出番でした。マリアチはおそらく、メキシコで最も伝統的な音楽です。マリアチ音楽にしかないギターやトランペット、ベース、アコーディオンなどの音色を聴くと、懐かしさでいっぱいになりました。本物のマリアチを聴くことができてとても嬉しかったです。
マリアチの音楽団
その後はクエルナバ市から来た研修生の出番でした。きれいな黄色いスカートを勢いよく振る踊りでした。研修生の出番は短かすぎて、もっと長くても良かったと思います。
クエルナバカ市の研修生
最後に、ラサイエ大学学生音楽隊がメキシコの有名な曲を演奏しました。マリアチや研修生の演奏と違って、エレキギターやエレクトリックベースなどの近代的な楽器を使っていました。演奏の途中、音楽隊の女性が舞台から下りて、観客とともに踊りました。少しずつ踊っている観客の人数が増えて来て、いつの間にか、観客のほとんどがホールを歩き回りながら踊っていました。
ラサイエ大学学生音楽隊
ニュージーランドのカパハカ
10月4日から8日にかけて、ニュージーランド・ハット市からカパハカグループが箕面市を訪問されました。カパハカグループは箕面市に滞在中、ニュージーランドのマオリ文化の伝統的な踊りを披露しました。男性はシャツなしで、「ピウピウ」というスカートを着て、女性は袖なしの軽いシャツとピウピウを着ていました。カパハカグループの構成は、ギターを弾く人と歌を歌って踊る人でした。
怖い顔をして、勢いよく動いて、叫ぶ「ハカ」という踊りを見て感激しました。ハカはおそらく、今までに見た踊りの中で一番印象的でした。
「ハカ」という踊り
玉を繋いだ紐「ポイ」という道具を使う踊りも感動しました。女性達はポイを振り回しながら軽やかに踊りました。カパハカグループのグループ長によると、ポイは昔石でできていて、戦士が腕や手首の力を強くする道具だったそうです。
ポイの踊りやハカ以外、戦争に関わっていない踊りも披露しました。穏やかな動きで、ハワイの踊りに似ている踊りでした。
ポイを使った踊り
メキシコ・クエルナバカ市民訪問団
クエルナバカ市から来た17人の市民訪問団が、10月27日から11月4日にかけて日本、特に関西地方を観光しました。遠い国メキシコから来て、日本を観光する期間が短かったのに、1日箕面へ来てくれました。なぜかというと、箕面市とクエルナバカ市は姉妹都市だからです。訪問団の皆は、姉妹都市である箕面市を見物することを楽しみにしてくれていました。
10月31日に箕面へ来て、箕面市の副市長や教育長、人権文化部長と会いました。クエルナバカ市側も、箕面市側も挨拶の言葉を述べてから、訪問団の旅行について話しました。皆は日本のことをとても褒めてくれました。「一番感動した所は京都駅だ」と言っている人がいて、とても面白い意見だと思いました。
最後に、訪問団と箕面市でプレゼントを交換し合い、集合写真を撮りました。
クエルナバカ市民訪問団
多民族フェスティバル
11月10日(土曜日)午前10時から午後4時まで、小野原公園で多民族フェスティバルが行われました。色々な国の料理や商品を買うことができ、様々なゲームブースもあり、踊りが披露され、音楽が演奏されるステージもありました。
午前中は他のメキシコ人のボランティアとともに、ビンゴに似ている「ロテリア」というメキシコのゲームのブースを手伝っていました。子どもにとても人気なゲームでした。
「ロテリア」というゲーム
昼食では、ベトナムやブラジル、メキシコなどの色々な国の料理があって、どの料理にするかとても悩みました。結局、韓国の「タッカルビ」という料理にしました。辛かったですが、とても美味しかったです!
昼食を食べた後、水消火器で的あてゲームのブースを手伝いました。子どもに消火器の使い方を教えるゲームでした。子どもと一緒に楽しんで、自分の勉強にもなりました。
水消火器で的あてゲームの手伝いに夢中で、見たかったウルグアイ人の踊りのステージがすでに始まっていましたが、ほぼ全部見ることができました。ウルグアイの伝統的な踊りでした。ウルグアイの男性も、女性も3人ずつで、合わせて6人でした。初めてウルグアイの踊りを見ましたが、やっぱりラテン文化だと思いました。女性のスカートや男性の足の動かし方にはメキシコの踊りと似ているところがあります。
ウルグアイ人の踊り
色々な人に会って、色々な文化について学ぶことができ、忙しい3ヶ月でした。読んでいただいている皆さん、来年のイベントに参加していただけたら嬉しいです!