蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

「ねっちり」より、「あっさり」。

2011-02-17 | 人々の風景

とある熟年・婚活中の方のブログ。
本音ズバズバで、よく、ここまで書くなあ・・・と思いつつ、あきれつつ、感心しつつ、
結構、おもしろくて、あれから何度も訪れている。

さすがに、コメント数は、ゼロ。
不快な、くだらないコメントは、公開されていないのかも知れないが。

おカネと、SEXのことも、なんの臆面もなく、装飾・演出もなく(たぶん)、淡々と書かれている。
それだけに、事実がくっきり浮き上がるようで、ごちゃごちゃ書くより、ストレートに伝わってくる。

女性特有の、ああかしらん、こうかしらん、なんたら、かんたら、どーだ、こーだ、・・・
が、ないので、実に、あっさり。
食べ物でいえば、(食べ物で例を出す必要はないんだけれど)、ハッサク。
しゅわっと、すっぱい。

文系ではなく、理系タイプ、
アタマのいい人、脳ミソのキレる人、仕事のデキる人をイメージした。
(でも、品格は・・・???)

「これから、お互い、どんどん年を取っていくので、SEXは、まあ、イマイチでもいいか」、
なんてあたり、この年齢からの出会い、スタートの考えが、よくわかる。

結婚してもいいし、結婚しなくてもいいし。
どちらに転んでも、心身、経済ともに、やっていけるように、というスタンス、
冷静に現実を見据え、ねっちり感がなくて、好感が持てる。


自分ペースで、自分時間、自分空間を、自分感覚で楽しむ、
そんな、おひとりさま生活を満喫しているようでも、
熟年になると、ひとりでいるのが寂しくなるのかなぁ。

結婚しなくても、事実婚でもいいと思うけれど、結婚を目指されているご様子。
お相手の方も、そこそこ高収入のようなので、二人合わせると、ダブルインカムで、結構な額になる。

心身ともに若い頃ならいざ知らず、
熟年になっている今に初めて知りあって、事実婚というのは、なにかしら障害があるのか。
そのあたりが、よくわからないのだけれど、
ご本人に経済力があるだけに、へんなヒモみたいな人との事実婚は、イヤなのかも。

付き合っている人と、いっしょに、生活しなくてもいいと思うのだけど、
ずっとひとりでいたら、一度ぐらい、誰かと暮らしてみたい、と思うのかも。
それに、相手が、自分ひとりとだけ付き合っているのかどうか、信じられるかどうか。

結婚仲介所に登録するのが、目的がわかりやすく、単刀直入に婚活しやすい。
結婚ではなく、お付き合いするだけなら、
趣味の場など、熟年男女が佃煮のように、ごっちゃり、わんさかいる場所に足繁く通うと、
同性も異性も、友達の一人や二人はできるはず。

わたしなら、そうする。
もう、結婚は、結構。(ただし、破たんした場合)
かろうじて、首の皮一枚でつながっているのが現状だが、
どちらかが死ぬまで、そのままの薄皮で、どうにか持つかも知れない。
(明日のことは、わからない)


結婚は、
賭けだったり、思い切りだったり、偏った情熱や、読み間違い、思い込みだったり、
方程式や計算通りに行かないことが、多い。
ハプニングの結晶。
冷静な二人が、冷静に結婚する場合も、なかにはあるかも知れないが、
結婚後は、冷静を維持しているケースは、なかなか少ないのでは。

真剣に結婚を考えておられる方も多いだろうから、
よく知りもしないで、あまり軽はずみなことを言っては 失礼になりそうだ。

ただ、結婚になにを求めているか、というのが、あまりにも違っていたら、悲劇。
結婚してから、少しずつ歩み寄って、前向きに協力し合って築いていこう、という
柔軟な姿勢がないと、後で理想とのギャップに耐えられないかも知れない。


わたしは、その方の、コメントゼロのブログに、コメントする勇気などないので、
他の皆さま方と同様に、読み逃げさせていただいている。

いずれにしても、これからの展開レポートを楽しみにしている。

 

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