大橋みつるの平和ト-ク・・世直しご一緒に!

世界の変化を見ながら世直し提言
朝鮮・韓国・中国・ロシアとの友好促進
日本語版新聞紹介

米軍がキャンプ・ハウズを去ってから15年が過ぎた基地の街は、まるで壊れた時計のように、過去に止まっていた。

2019-09-30 | 韓国あれこれ・・・

返還米軍基地、建物は健在なのに基地の街は「衰退の道」

登録:2019-09-30 04:46 修正:2019-09-30 07:42

「キャンプ・ハウズ」奉日川の住民は散り散りで閑散 
坡州米軍基地の6カ所、12年間投資誘致しているが“なしのつぶて” 
一人南に渡って来たイ・ジェチュン氏「70年、情けない月日」

 
京畿道坡州市條里邑奉日川4里の住民たちが返還された米軍供与地キャンプ・ハウズを見て回っている。左からイ・ジェチュン、ヤン・ジェヨン、イ・ウンチョンさん//ハンギョレ新聞社

 米軍がキャンプ・ハウズを去ってから15年が過ぎた基地の街は、まるで壊れた時計のように、過去に止まっていた。

 今月17日、京畿道坡州市條里邑奉日川4里(パジュシ・チョリウプ・ポンイルチョン4リ)の住民たちと見て回った村の裏山の米軍基地の空きビルは、依然として頑丈そうな反面、都市開発事業が遅れている村は衰退の道を歩んでいた。恭陵川(コンヌンチョン)の辺に位置する50世帯の静かな農村だった奉日川4里は、1950年の朝鮮戦争と共に外国の軍隊が急に押し寄せて来たことですべてが変わった。仕事を探して全国各地から集まったよそ者や接待女性など数百人が、米軍基地前にテントを張ったり部屋を一間借りたりして、米兵を相手に商売をはじめたのだ。

 村の最年長イ・ジェチュンさん(95)は「米軍部隊が去ったらみな散り散りになり、行き場のない者だけが留まって第2の故郷になってしまった。すぐに故郷に帰るつもりだったのに、情けない月日を過ごしてきた」と寂しそうに笑った。9人兄妹の長男だったイさんは1946年7月21日、故郷の黄海道碧城郡(ピョクソングン)に妻と息子、両親、8人の弟妹を残して一人で38度線を超えた。農業を営んでいた朝鮮民主党員の父親は、土地の分配をめぐって共産党員の親戚と対立すると、長男のイさんを南に行かせたのだ。9・28ソウル奪還後、故郷の村でしばし家族と再会したが、松岳山戦闘が勃発したため1日で別れ、70年間、他郷で残酷な歳月に耐えなければならなかった。

 甕津(オンジン)と延坪島(ヨンピョンド)で数度の死線を乗り越えた彼は、生活のために米軍の補助役を担う「国連警察」になった。1週間の訓練を受けた後、議政府(ウィジョンブ)警察署に配属され、東豆川(トンドゥチョン)弾薬庫を守ったり、軍人、警察、接待女性を保護する仕事を担当した。坡州の長湍(チャンダン)から避難民を金村(クムチョン)収容所に移動させるのも彼の業務だった。

 5年ほどが過ぎて国連警察が解散すると、1956年、32歳の年に坡州米軍基地で米兵の軍服の洗濯や掃除などをする「ハウスボーイ」になった。報酬は一カ月にタバコ7カートン。当時、キャンプ・ハウズには米兵560人と下士官160人が駐留していた。

 「今は真っ暗ですが、当時は街が栄えていました。米軍部隊の前のテントで従業員160人が自炊をして接待女性も70人を超えていました。隣家で米兵が女性を殺したこともあります。その当時は警察も力がなく無法地帯でした」。

 
京畿道坡州市條里邑奉日川4里の住民たちが返還された米軍供与地キャンプ・ハウズを見て回っている。左からイ・ジェチュン、ヤン・ジェヨン、イ・ウンチョンさん//ハンギョレ新聞社

 キャンプ・ハウズの歴史もイさんの生涯のように多事多難だった。戦争中の1953年に米海兵隊司令部基地と本部として始まり、1955年には米第24歩兵師団基地、1959年には米第1騎兵師団の補充隊と第24師団の本部、1960年には米第1師団本部が初代司令官の名を取ってキャンプ・ハウズと呼んだ。1965~71年に駐留していた米第2歩兵師団司令部が東豆川に移った後、第2師団第3旅団と第44工兵大隊の本部として使用され、2004年に韓国軍に移譲された。

 坡州地域の米軍基地6カ所は2007年に返還が完了したが、キャンプ・グリーブスのみを京畿道がDMZ体験館として活用しているだけで、残りの5ヵ所は12年間放置されている。

パク・ギョンマン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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基礎年金と合わせて最大で月約7万円だけです。そのうえ、政府は年金支給額の実質削減をすすめています。

2019-09-30 | 市民のくらしのなかで

10月からの社会保障関係連続パンチ

経済的弱者に追い打ち

75歳以上低所得者 医療保険料3倍化

消費税10%とセットで改悪

 10月1日から社会保障に関する制度改定が行われます。その中身をよくみると、経済的弱者に追い打ちをかける安倍政権の冷たい姿勢が浮かび上がります。(松田大地)


 まず、75歳以上が加入する後期高齢者医療制度で、年金収入が年80万円以下の低所得者(約378万人)に対して保険料を9割軽減している特例措置を廃止します。本則の7割軽減に引き下げられ、保険料は3倍化。年額で平均1万3500円(20年度)に跳ね上がります。

 代わりに「年金生活者支援給付金」の支給や介護保険料の軽減が行われますが、低所得者ほど負担が重い消費税増税とセットです。

実質削減すすめ

 しかも、年金生活者支援給付金は、基礎年金(国民年金)の満額=年78万円以下などの低所得者を対象として基礎年金の加入期間に応じて支給するため、同期間が10年の人は月1250円、年1万5千円しか受け取れません。60歳まで40年分を完納しても、基礎年金と合わせて最大で月約7万円だけです。そのうえ、政府は年金支給額の実質削減をすすめています。

 介護保険料の軽減も低所得者が対象で、基礎年金満額のみが収入の単身世帯は月880円減となります。しかし、保険料自体は右肩上がりです。現在の平均保険料は月5869円で、制度創設時から2倍化。25年には月平均8千円超に引き上げられる見込みです。

 政府はわずかな拡充を“改革”だと誇って見せますが、消費税増税が生活悪化に追い打ちをかけるのは必至です。後期高齢者医療の保険料軽減の特例縮小・廃止は17年度から段階的に切り縮めてきたもので、じりじりと痛みを押し付けてきたことにも無反省です。

 さらに、特例廃止には年金収入が年80万円超~168万円以下の約367万人も含まれます。多くが先述の給付金や介護保険料軽減の対象外のため、国は1年間だけ特例廃止の負担増分を補填(ほてん)しますが、保険料の定額部分は20年10月から2倍に跳ね上がります。

 そもそも、政府が特例措置を設けざるをえなかったのは、高齢者の厳しい生活実態があるためです。いまでも75歳以上の1人あたり平均所得は年85万7千円(厚労省18年度調査)にすぎません。

貧困と格差拡大

 一方で医療保険料の引き上げが繰り返され、滞納者は近年20万人以上で推移。有効期間が短い保険証にされた滞納者は2万人を超えています。医療にかかりづらくなれば重症化を招きます。

 痛みを強いられるのは現役世代も同様です。安倍政権は国民の生存権を守る“最後の砦(とりで)”である生活保護を連続改悪しています。

 現在は、食費や光熱費など日常生活に充てる生活扶助の支給基準を、18年10月から3年間かけて引き下げている最中で、10月から第2弾が発動されます。3回すべて実施されれば、都市部に住む「40代夫妻と子2人(小・中学生)の世帯」の場合、年10万円以上も少なくなります。

 「誰もが安心して暮らせる全世代型社会保障を」とうそぶく安倍政権。その道は、安心どころか貧困と格差の拡大につながっています。

10月からの社会保障関係連続パンチ

 75歳以上の医療保険料軽減特例の廃止

 生活保護費の連続削減第2弾の発動

 消費税10%への大増税

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玉城知事は民意を後ろ盾に工事中止を求めてきたが、政府は移設作業を続け、法廷闘争に発展する重大局面を迎えている。

2019-09-30 | 世直し文化・野党共闘

新基地建設反対貫く 玉城知事当選1年

 公約実現、問われる手腕

 

大阪市で講演し、沖縄の荷重な基地負担を訴える玉城デニー知事=2019年9月、大阪市大正区の大阪沖縄会館

 玉城デニー知事が知事選で初当選してから30日で1年を迎えた。米軍普天間飛行場問題では翁長雄志前知事の路線を引き継いで名護市辺野古の新基地建設反対を貫き、政府と厳しく対立している。県民からの請求を受けて実施した県民投票では7割超が埋め立て反対に投じた。玉城知事は民意を後ろ盾に工事中止を求めてきたが、政府は移設作業を続け、法廷闘争に発展する重大局面を迎えている。

 急逝した翁長前知事の後継として出馬した知事選で、玉城知事は過去最多の39万6632票を獲得した。辺野古新基地建設を巡り「対話による解決」を掲げてきたが、いまだ解決への糸口を見つけられていない。政府は県民投票などで示された民意を無視し、土砂投入や護岸造成を強行し続けている。
 玉城県政は対話を求めながらも、現在の工事を看過できないとして二つの訴訟を起こした。翁長前県政で踏み切った埋め立て承認撤回の効力を復活させ、新基地建設に向けた作業を再び止めるためだ。県外の各地で講演する全国トークキャラバンやメディア露出を通じて全国世論の喚起にも取り組んでいる。
 選挙期間中から主要政策に掲げてきた、有識者を集めた「万国津梁(ばんこくしんりょう)会議」は在沖米軍基地の整理縮小や虐待防止、持続可能な開発目標(SDGs)の3分野で先行して設置した。会議で示された意見の活用方法や成果の行方はまだ不透明だ。どのように県政運営に反映させていくか玉城知事の手腕が問われる。

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二階氏が両国関係の改善を主張し始めたことをめぐり、「韓国内の日本製品不買運動と日本旅行忌避による日本経済の打撃のため」という見解もある。

2019-09-30 | 自民党の常識は、国民の非常識

観光客の急減に…二階幹事長「韓国に譲れるところは譲る」

2019年09月30日06時58分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

文在寅大統領が2017年6月12日午後、青瓦台で特使として派遣された二階俊博自民党幹事長と握手している。 青瓦台写真記者団
  二階俊博・自民党幹事長(80)が今月27日、韓日関係に関連して「(日本が)譲れるところは譲る」と話したと読売新聞が報じた。

  衛星放送であるBSテレ東の番組収録で「円満な外交を展開できるよう韓国にも努力は必要だが、まず日本が手をさしのべて、譲れるところは譲るということだ」と話したという。二階氏は続いて「我々はもっと大人になって、韓国の言い分もよく聞いて、対応していく度量がないとダメだ」とも話したという。日本国民の間に反韓感情が高まっている状況で、有力政治家が韓国に対する譲歩を強調したことは異例だ。

  自民党の党職で幹事長は総裁に続いて2番目に高い。特に二階幹事長は、「高齢などで交代の可能性がある」という予想にも、今月11日に発表された党役員の改選で生き残るなど安倍晋三首相からの信頼も厚いほうだ。

  8月には韓国の朴智元(パク・ジウォン)議員(無所属)と大阪で5時間以上にわたって会談した。昨年、自身が率いる派閥「二階派」所属議員全員と訪韓して研修会を行うほどの知韓派だ。だが、党内の強硬論などを考慮し、これまで韓日関係への言及や韓国側の要人との公開会談を避けてきた。

  そのような二階氏が両国関係の改善を主張し始めたことをめぐり、「韓国内の日本製品不買運動と日本旅行忌避による日本経済の打撃のため」という見解もある。韓国観光客の減少で西日本地域の経済が落ち込み、8月1カ月間の日本ビールの韓国輸出は昨年同月比92%減少した。

  安倍氏に近い衛藤晟一・海洋政策担当相が最近対馬を訪問して韓国人観光客の急減実態を確認した。

  これに関連し、首相官邸の事情に明るい日本報道機関の幹部は「官邸内の穏健派といわれる菅義偉官房長官の場合、当初『両国の人的交流と経済交流に決定的な影響があってはいけない』という条件を前提に、韓国に対する輸出規制強化に賛成したと承知している」とし「予想を越える韓国の反発に日本政府もかなり驚いている」と伝えた。

  東京の韓国消息筋は「徴用問題や輸出規制強化問題に関連し、日本側の譲歩の可能性など、手で捕えられるような気流の変化は感知されていない」としつつも「日本政府内に『このままではダメだ』という世論が拡大しているのは事実」と話した。

  ◆東京で爆発した交流の熱気

  28日、東京都にある日比谷公園で2日間の日程で開幕した「日韓交流おまつり2019 in Tokyo」は悪化した両国関係の中でも盛況裏に行われた。韓国料理や文化体験のためのブースごとに多くの日本人が集まり、大型の紙に「韓国大好きです」「韓日平和」などのコメントを残す者も多かった。
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「韓日文化交流は政治、経済とは切り離して別途進めるべきだ。

2019-09-30 | 日本と韓国・朝鮮・中国との友好

韓日対立の北風にも散らない花、“カルチャー”

登録:2019-09-02 09:37 修正:2019-09-02 10:13

韓日両国交流、三つのシーン  

「ソウルドラマアワード」で受賞した日本の俳優 
三浦春馬「韓国の皆さんに敬意」と感想述べ 

「釜山コメディフェスティバル」舞台に出た  
日本のコメディアンら、韓国に対する愛情を示す 

共同演出・共同出演の作品で 
世界舞台を準備する人形劇団も

 
「ソウルドラマアワード」で「アジアスター賞」を受賞した日本の俳優・三浦春馬が受賞の感想で両国関係の正常化に対する願いを述べた=ソウルドラマアワード組織委員会提供//ハンギョレ新聞社

 「隣国として私たちはときどき難関にぶつかることもあります。でもお互いにもっと理解しようと努力すれば、このような難関をいっしょに解決できると信じています」

 28日に開かれた「2019ソウルドラマアワード」で「アジアスター賞」を受賞した日本の俳優の三浦春馬の受賞の感想は意味深長だ。彼は「韓日関係」という単語は触れなかったが、2分弱の受賞の感想を通して、両国の関係正常化に対する願いを示した。「エンターテインメントは人々を結びつける力があると思います。今後も作品活動を通じて、アジアの国々の絆を強める役割を担い続けたい。この場に立たせていただいたことで、より一層韓国の皆さんへの敬意と愛情を持ちました」。

 三浦春馬は1997年に子役でデビューした日本の代表的な人気俳優だ。韓国では現在フジテレビで放映されている韓国ドラマのリメイク作「TWO WEEKS」の主役として知られている。日本の有名俳優が、最近のように敏感な時期に公式の場で韓日関係に関する発言をするのは容易ではない。特に、右翼論争の的となっている映画「進撃の巨人」「永遠の0(ゼロ)」などに出演した俳優という点で目を引く。ドラマアワードの関係者は「日本で反韓感情が大きくなりつつあり、受賞の感想で俳優が被害を受けはしないか、私たちが心配したほどだった」とし、「日本国内の人気俳優がこのような発言をするのは驚くべきこと」だと話した。

 韓日関係が悪化の一途をたどっている中でも、文化交流は続けなければならないという声は変わらない。1998年の韓日文化全面開放以来、長い間両国の文化共有の経験が蓄積されており、これを冷え込んだムードを緩和させるカギに活用できるという分析だ。29日、パク・ヤンウ文化体育観光部長官と日本の柴山昌彦文部科学相は仁川(インチョン)で非公開の二者会議を開き、「韓日文化交流は続けられるだろう」と強調した。

 
「釜山国際コメディフェスティバル」では韓日のコメディアンたちが一緒に「KOKOONとワールドワイド」の舞台に立った。彼らは公演中「アイ・ラブ・コリア」など韓国に対する愛情を示した=釜山国際コメディフェスティバル提供//ハンギョレ新聞社

 韓国と日本のコメディアンたちも一緒に舞台に立った。9月1日まで開かれた「第7回釜山国際コメディフェスティバル」に参加した日本最大のコメディアンの所属会社である吉本興業のウエスP、アキラ・コンチネンタル・フィーバーと、韓日のコメディアンたちで構成された5人組のギャグアイドルグループのKOKOONは、24~25日の公演「KOKOONとワールドワイド」を披露した。これらは韓日関係が悪化し、主催側がパンフレットから公演紹介をはずし、当初のタイトルだった「KOKOONと吉本」を修正するといった“過度な自粛”のなかでも、黙々と公演を進めた。とんちんかんなマジックで笑いを誘ったアキラ・コンチネンタル・フィーバーは公演中に太極旗を持ったり「アイ・ラブ・コリア」と書かれたプラカードを見せたりするなど、韓国に対する愛情を隠さなかった。KOKOONの韓日メンバーらは公演終了後、「公演をきっかけに両国関係が再び良くなってほしい」と話した。観客は100人ほどだったが、吉本興業の韓国事務所関係者は「両国の関係が良くないという状況にもかかわらず観客は良い反応を見せ、日本のコメディアンたちが感謝していた」とし、「文化交流レベルでも公演を続けなければならないと思った」と話した。

 
韓国の人形劇団「芸術舞台サン」と日本の影絵劇「劇団かかし座」が共同企画し、両国で舞台を上演した人形劇「ルル島の秘密」=芸術の殿堂提供//ハンギョレ新聞社

 韓日が手を取り合って世界の舞台に挑戦する試みも、演劇界で行われている。韓国の人形劇団「芸術舞台サン」と、影絵劇を行う日本の「劇団かかし座」が共同制作し、先月25日までソウルの芸術の殿堂で披露した人形劇「ルル島の秘密」は、2012年に交流をはじめた両国間の劇団が5年間一緒にアイデアを出して完成した。演出は共同で担当し、韓国人俳優2人と日本人俳優2人が参加する。3月に日本での初公演の後、8月ソウル公演に続き、9~10月には果川(クァチョン)と仁川(インチョン)などで幕を上げ、来年5月に国際児童青少年演劇協会世界総会に参加する予定だ。

 2000年代はじめ、ドラマ「冬のソナタ」で日本国内に韓流ブームが吹き、韓国コンテンツはアジアに広がり、これを踏み台にして成長したKカルチャーの地位はいまや世界的に高まった。韓国コンテンツ振興院の2017年度文化コンテンツ産業(出版・映画・ゲーム・音楽など)の統計調査によると、日本に対する輸出額は16億5597万5000ドルで輸入額2億1408万6000ドルの7~8倍にのぼるなど、文化コンテンツで韓国は日本を超えた。専門家らは、文化交流を通じて政治、経済で生じる両国間の緊張を緩和させる役割を探さなければならないと主張する。昨年10月、韓国最高裁(大法院)の徴用賠償判決後、テレビ朝日が防弾少年団(BTS)の出演をキャンセルするなど「韓国バッシング」が起きたりもしたが、BTSの東京公演を可能にしたのは日本のARMY(BTSのファンクラブ)たちの声だった。尚志大学メディア映像広告学部のキム・ギョンファン教授は、「韓日文化交流は政治、経済とは切り離して別途進めるべきだ。文化面では韓国が主導権を握っているので、文化行事をあえて行わない必要はない。戦線は経済の方に限らなければならない」と話した。

ナム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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「女子バレーの精神」は徐々に中華民族の精神の一部になり、あらゆる世代の人々が国家のために栄光を勝ち取り、国民のために功績を立てることを激励するものとなった。

2019-09-29 | 中国をしらなければ世界はわからない

中国女子バレー10連勝で優勝! W杯2019

人民網日本語版 2019年09月29日14:21
 

9月28日、中国チームの選手が試合中に得点を決めて喜ぶ様子(撮影・賀燦鈴)。

28日、日本で行われたワールドカップ(W杯)バレー2019女子大会の第10試合が終わった。中国チームはめざましい活躍をみせ、3対0でセルビアにストレート勝ちして開幕10連勝とし、あと1試合を残して優勝が決まった。これは、W杯女子の5回目の優勝であり、女子バレー世界3大大会での10回目の優勝(五輪3回、世界選手権大会2回、W杯5回)でもあり、中国はW杯女子バレーの歴史で初めて5回の優勝を達成したチームになった。

9月28日、中国チームは3対0でセルビアにストレート勝ちした(撮影・賀燦鈴)。

W杯女子バレー大会は1973年に始まり、77年以降は男女ともに日本が永久開催国になった。中国女子チームは1981年に初めて優勝し、その後、1985年、2003年、2015年、2019年も4回優勝した。

中国女子チームがロシアチームとの対戦を前に「開始直後に相手を制圧せよ」にしろ、日本に勝利した後も「本当の試練はこれからだ」にしろ、またブラジルとの対戦で苦境に陥った時に「ゼロからスタートする気持ちで、相手に挑む」にしろ、こうした姿勢で臨むことは、「女子バレーの精神」が勝利の中に体現されるだけでなく、困難や挫折に直面した時に立ち向かうその姿によく現れている。

9月28日、試合中に中国国旗を掲げるバレーボールファン(撮影・賀燦鈴)。

80年代、物質的豊かさが不足する中国で、女性バレー5連覇のニュースは、我々が困難の中でも遅れを取ることに甘んじない勇気と自信をかき立てた。90年代に成績は低迷したが、「2回の浮き沈み」を経て五輪優勝を再び勝ち取り、中国女子バレーはその屈強な意思で、決してあきらめないとはどういうことか、団結して心を一つにするとはどういうことかを示してきた。「女子バレーの精神」は徐々に中華民族の精神の一部になり、あらゆる世代の人々が国家のために栄光を勝ち取り、国民のために功績を立てることを激励するものとなった。

9月28日、試合の合間に選手に指導する中国チームの郎平監督(左、撮影・賀燦鈴)。

現在、中国はさらに自信に満ち余裕のある発展段階に入っている。「女子バレーの精神」は引き続き中国人の心の中で熱く燃えさかり、国家が挑戦に直面して、さらに大きな勝利を収める時に不可欠な精神的力となっている。

 

背景説明

1981年W杯で、中国女子バレーは初めて世界一の栄冠を獲得した。

1982年、中国女子バレーは初めて世界選手権で優勝した。

1984年五輪で勝利し、中国女子バレーは3連覇を達成した。

1985年、中国女子バレーはW杯で連覇した。

1986年世界選手権で、中国女子バレーは5連覇を達成した。

(編集KS)

「人民網日本語版」2019年9月29日

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日本憲兵は、太極旗を持ちデモ隊の先頭に立っていた尹烈士の左腕を軍刀で切り落とした。尹烈士は血を流しながらも立ち上がり、太極旗を拾い上げ大韓独立万歳を叫んだ。

2019-09-29 | 3・1独立運動の伝統を受け継いで

日本憲兵に腕を切られても抵抗した“朝鮮の血女”尹亨淑

登録:2019-09-29 13:08 修正:2019-09-29 14:20

 
1919年3月、万歳行列を先導した主人公で“朝鮮の血女”と呼ばれた尹亨淑烈士(1900~50)と追悼碑//ハンギョレ新聞社

 1919年3月、光州スピア女学校2年生の尹亨淑(ユン・ヒョンスク)は、教師のパク・エスンたちと独立宣誓を事前に印刷するなどデモの準備を終えた。そして3月10日午後3時30分、街頭に出た。尹烈士たちは数百人のデモ参加者とともに、光州川辺に沿って市場に向かった。日本憲兵は、太極旗を持ちデモ隊の先頭に立っていた尹烈士の左腕を軍刀で切り落とした。尹烈士は血を流しながらも立ち上がり、太極旗を拾い上げ大韓独立万歳を叫んだ。

 尹烈士の超人的な抗拒を見守った市民らは、悲憤慷慨してさらに激烈にデモを続けた。尹烈士は、軍刀で左腕を切られ右目に重症を負った状態で逮捕された。保安法違反で懲役4カ月の刑を宣告された尹烈士は、数年間、軍病院と推定される所に幽閉された。尹烈士はこのデモ以後、“朝鮮の血女”という別名を得た。

 “南道の柳寛順(ユ・グァンスン)”と呼ばれる尹亨淑烈士(1900~1950)の闘争と生涯を照らす学術大会が初めて開かれる。全羅南道麗水(ヨス)出身の尹烈士の墓所移転などの追悼行事は開かれたことはあるが、故人の抗日闘争を称えるための学術大会が開かれるのは今回が初めてだ。

 
「義血之士 尹亨淑を記憶する」というテーマの学術大会が27日午後2時、全羅南道麗水市役所の麗水文化ホールで開かれる//ハンギョレ新聞社

 「義血之士 尹亨淑を記憶する」というテーマの学術大会が27日午後2時、全羅南道麗水市役所の麗水文化ホールで開かれる。今回のイベントは、麗水市が主催し、「麗水地域独立運動家遺族会」が主管する。ハン・ギュム光州大学教授が「抗日愛国烈士 尹亨淑 関連資料検討および生涯と活動再照明」をテーマに発表する。キム・ホウク光神大学教授は、「日帝強占期の湖南キリスト教の宣教と尹亨淑の抗日運動」について話す。3・1運動100周年を迎えて開かれる学術大会では、クォン・オボン麗水市長が開会の辞を述べ、ソ・ワンソク麗水市議会議長が祝辞を送る。尹烈士の母校である光州スピア女子高校のコ・セヨン校長とキム・ユジョン総同窓会長が詩の朗唱を行う。「義血之士 尹亨淑の生涯」を扱った映像も上映される。

 今年で殉国69周年を迎える故人の生涯と闘争を称える追慕祭も開かれる。追慕祭はこの日午後5時、麗水市華陽面(ファヤンミョン)昌武里(チャンムリ)にある尹烈士の墓所にて、ユン・ビョンヨン牧師の執礼で進行される。昌武里が故郷である尹烈士は、順天(スンチョン)梅山(メサン)の聖書学院を修了した後、1918年光州スピア女学校に入学した。獄中生活の苦しみを体験し障害者となった体で抗日闘争と識字運動を続けた尹烈士は、伝道師として宣教活動を行い、1950年9月28日人民軍に捕まり虐殺された。政府は2004年、尹烈士に建国褒章を追叙した。

チョン・デハ記者

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グレタ・トゥーンベリの1人デモを見た独、英、仏、豪、日本など130カ国あまりの青少年160万人が同調し・・・、

2019-09-28 | 世界の変化はすすむ

「実質的な気候危機対策を」青少年、3度目の欠席デモ

登録:2019-09-28 03:18

青少年、早退・欠席し集会参加 
政府に「無責任ラズボス賞」授与 
政府の気候変動対応成績表を公開

 
27日午後、ソウル鍾路区の世宗路小公園にて。927気候のための欠席デモを終えた学生らが、プラカードを持って大統領府に向かって行進している=ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞社

 「今、政府と企業は環境問題について何の行動もしてませんが、こんな風に私たちが集まって声を出せば行動するんじゃないでしょうか」。パク・ボミさん(15)は早退して父親とともに「欠席デモ」の現場を訪れた。出欠点数で引っかかるかもしれないという話を聞いたが、点数より欠席デモの方が意味があると思ったからだ。パクさんは「担任の先生が朝、私に『行動を支持する。行ってこい』と応援してくれた」と話した。

 イ・スンミン君(18)は同じ学校の生徒34人と欠席デモに来た。段ボールを再利用して作ったプラカードには「何もせずに/後悔しないで/行動して/いっしょにやろう」という気候行動4行詩を書いた。イ君は「環境が破壊されると元に戻すのは大変だ。チャンスは生かすべきだと思う」、「学校は公欠処理はできないと言ってたけど、友人34人と一緒にこの場にやって来た」と明かした。

 
27日午前、ソウル鍾路区の世宗路小公園で開かれた927気候のための欠席デモの参加者たちが地球議で遊んでいる=ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞社

 27日午前10時、ソウル光化門(クァンファムン)世宗路(セジョンノ)小公園で「気候のための欠席デモ」が開かれた。早退・欠席をして参加した青少年450人など500人あまりの市民が現場に集った。今回のデモを企画した青少年気候行動で活動するキム・ユジンさん(17)は「気候変動に実質的な対応を見せない政府の姿を見てじっとしていられなかった。声を上げる決然とした意志を示したい」と語った。

 この日、学生やサラリーマンなど18人が壇上に上がり自由発言を行った。発言に臨んだハン・ダソル君(16)は「明後日中間テストがあるけど、いまは気候変動が深刻な状態なのでこの場に来た」と述べた。幼い頃、アトピーと気管支喘息を患い、江原道麟蹄(インジェ)に転居したハン君は、「冬が妙に暖かくなり、何度も麟蹄ワカサギ祭が中止になったり延期になったりした」とし、「水や空気、森が壊れていく現象の心配をせずに、また安心して勉強できるようにしてほしい」と、政府と大企業に関心と努力を求めた。

 欠席デモを企画した青少年気候行動はこの日、「2019年9月27日、大韓民国の青少年が評価した気候危機対応分野」の成績を発表し、大韓民国に「無責任ラスボス賞」を授与した。キム・ユジンさんは、「現在、政府は2030年までに炭素排出量を減らすと言うだけで、具体的な内容を語っていない」と述べ、政府に「気候危機対応分野」で0点を与えた理由を説明した。そして「無責任な気候政策によって、学校にいるべき青少年を街頭に追いたてるなど、無責任のラスボスと呼ばれても遜色ない姿を示してきた」と、無責任ラスボス賞を授与することになった背景も付け加えた。

 
27日午後、ソウル鍾路区の世宗路小公園で開かれた927気候のための欠席のデモにて。くす玉割り=ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞社

 この日の欠席デモは、今年3月15日と5月24日に続く三度目。欠席デモは、スウェーデンの環境運動家グレタ・トゥーンベリ(16)が始めたもの。グレタ・トゥーンベリは昨年8月にスウェーデン議会前で気候変動対策を求め「登校拒否」デモを行った。彼女は学校に行く代わりにスウェーデン議事堂前で「気候のための学校スト」運動を1カ月以上続けた。トゥーンベリの1人デモを見た独、英、仏、豪、日本など130カ国あまりの青少年160万人が同調し、毎週金曜日に気候変動に対する行動を求める運動「未来のための金曜日(Friday for Future)」に発展した。グレタ・トゥーンベリと彼女の率いる「未来のための金曜日」運動は16日、アムネスティ・インターナショナルの「良心の大使賞」を受賞した。またトゥーンベリは今年、最年少のノーベル平和賞候補にも挙がっている。

 この日、光化門で集会を終えた500人余りの市民と青少年は、大統領府まで行進を続け、大統領府に到着後、成績表と賞状、要求を記した書簡を提出した。要求事項は「2020年までに建設される国内外の新規石炭火力発電所の白紙撤回」、「政府レベルでの気候危機宣言」、「青少年気候行動との公式ミーティング」など計5項目。

キム・ヘユン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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第17回平壌国際映画祭の参加者 わが民族同士HPより

2019-09-27 | 朝鮮民主主義人民共和国

第17回平壌国際映画祭の参加者が各所参観

 
 
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「チョ・グク法務部長官の家宅捜索など検察の捜査に対する否定的認識の拡大やろうそく集会・時局宣言など与党支持層の集団的反発の動き・・・・、

2019-09-27 | 3・1独立運動の伝統を受け継いで

文大統領の支持率、48.5%に上昇…

「法務部長官の検察捜査への否定的認識広がる」

登録:2019-09-27 06:04 修正:2019-09-27 07:09

リアルメーターの世論調査 
 
前週に比べ3.3%pの上昇…共に民主党、6週間ぶりに40%台を回復 
自由韓国党29.5%、正しい未来党5.5%、正義党5.1%

 
文在寅大統領が今月24日午後(現地時間)、ニューヨークの国連総会長で基調演説を行っている//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政支持度が、先週に比べて3.3%ポイント上昇し、再び40%後半台を記録した。与党の共に民主党の支持率も6週間ぶりに40%台を回復した。

 世論調査専門機関のリアルメーターは26日、「交通放送」(tbs)の依頼で9月23~25日に全国の成人1504人を対象に調査(信頼水準95%、標本誤差±2.5%ポイント)した結果、文大統領の国政遂行に対する肯定的評価は先週に比べて3.3%ポイント上がった48.5%だったと発表した。否定的評価は前週より2.7%ポイント下落した49.3%だった。肯定的評価と否定的評価の差は0.8%ポイントまで縮まった。

 階層別にみると、肯定的評価の場合、革新層で前週比3.4%ポイント上昇しており、中途層で2.7%ポイント上昇した一方、保守層では1.5%ポイント下落した。仁川(インチョン)・京畿(7.3%ポイント上昇)、大邱(テグ)・慶尚北道(6.7%ポイント上昇)、ソウル(6.1%ポイント上昇)などでも肯定的評価が大幅に上昇し、大統領国政支持率を牽引した。

 
文在寅大統領の国政遂行に対する評価(2019年9月第4週集計、単位:%)青線が肯定的評価、赤線が否定的評価=リアルメーターのホームページよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 リアルメーターは「チョ・グク法務部長官の家宅捜索など検察の捜査に対する否定的認識の拡大やろうそく集会・時局宣言など与党支持層の集団的反発の動き、韓米首脳会談と国連総会での演説など文大統領の訪米の平和外交、リュ・ソクチュン前自由韓国党革新委員長の『慰安婦は売春』発言の波紋が重なったことによるもの」だと分析した。

 政党支持度は共に民主党が3.9%ポイント上昇し、42.0%を記録した。一方、自由韓国党は3.0%ポイント下落した29.5%で、再び20%台に進入した。さらに、正しい未来党が5.5%、社会正義党が5.1%、民主平和党が1.4%、我が共和党が1.3%だった。正しい未来党と正義党の支持率はそれぞれ0.7%ポイント、0.2ポイント下落した。

 リアルメーターは同日、「交通放送」(tbs)の依頼で「国会議員を含む高級公職者の子供の入試不正に対する全数調査に賛成か否か」について調査した結果(信頼水準95%、標本誤差±4.4%ポイント)、賛成が75%、反対が18%だったと発表した。地域別では大邱・慶尚北道(84.2%)、大田(テジョン)・世宗(セジョン)・忠清(83.0%)、ソウル(77.4%)の順で賛成意見が多数だった。年齢別には40代(84.4%)、50代(79.8%)、30代(79.5%)の順で「高級公職者の不正入試に対する全数調査」に賛成意見を示した。

 詳しい調査概要と結果はリアルメーターのホームページまたは中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照。

キム・ミヒャン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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チョ長官に対する支持については、「チョ・グクが法務部長官のポストにいるからだ。彼は検察改革という厳重な歴史的課業の道具として選ばれた。

2019-09-27 | 反共は、暴走政治の助け舟

全国の大学教授ら、「今急がれるのは検察改革」時局宣言

登録:2019-09-27 05:59 修正:2019-09-27 11:47

「事態の核心は、チョ・グク法務部長官の家族問題ではなく、検察改革だ」 
釜山の教授らを中心に署名運動を全国に拡大…4千人の参加を確認

 
今月26日、釜山市議会3階のブリーフィングルームで国内および海外の大学の教授、研究者らが検察改革を求める時局宣言文を発表した=キム・ヨンドン記者//ハンギョレ新聞社

 「検察の一方的な法治主義が、民主主義を脅かしている」

 全国の大学教授や非常勤講師、研究者たちが検察改革を求める時局宣言を発表した。チョ・グク法務部長官の捜査に集中するのではなく、権力集団である検察改革に国民の力を結集しなければならないということだ。

 国内および海外の大学の教授、研究者などは26日、釜山(プサン)市議会3階のブリーフィングルームで記者会見を開き、「今重要なのは検察改革だ!」時局宣言文を発表した。彼らは宣言文で、「検察内部の改革を一日も早く進めなければならない。国会のファーストトラック(迅速処理対象案件)法案として審議中の『高級公職者犯罪捜査処(公捜処)』の設置法案を早期に可決し、執行せよ。検察の捜査・起訴・令状請求権の独占を改善する検察と警察の捜査権の調整を速やかに実行せよ」と述べた。

 また、「現在、事態の核心はチョ長官の家族問題ではなく、検察問題だ。検察を中心に作られた司法権力体制が問題だ。まさに検察の捜査権・起訴権の独占の問題なのだ。(韓国の検察は)すべての刑事手続きを独占した世界唯一の絶対的な権力集団だ。軍事独裁をはじめとする歴代権威主義政権の忠実な手下としての役割を果たした検察の過去の前歴もここから始まった。これを崩してこそ、真の民主主義を実現できる」と述べた。

 チョ長官に対する支持については、「チョ・グクが法務部長官のポストにいるからだ。彼は検察改革という厳重な歴史的課業の道具として選ばれた。意志と能力のある他の人が長官であっても、同様に支持する。検察を改革すべきという研究者の純粋な意図を歪曲しないでほしい」と訴えた。

 署名運動の代表発議者である釜山大学のキム・ホボム教授(経済学科)は、「釜馬民主抗争が起きた民主化の聖地の釜山で、検察改革に積極的に取り組むべきだと思い、(署名運動を)始めた。検察の強力な権力は持続可能なものではない。検察内部にも反省の声が高まることを望む。国民とともに検察改革を完遂する日まで努力する」と述べた。

 彼らは21日、ソーシャルメディアに検察改革の声明を発表し、署名運動に入った。釜山の教授たちが始めたが、全国の大学教授らが加勢し、25日午後5時基準で約6120人が署名に参加した。彼らは署名対象者を大学教授や非常勤講師、研究者に限定しており、同日まで4090人のリストを確認した。彼らは各地域の教授、非常勤講師、研究者などとともに順次時局宣言を進める計画だ。スポークスマンを務めるキム・ドンギュ東明大学教授は、「署名者数の増加速度からして、今後もかなりの参加者が見込まれる。すべての署名者を合わせた数字と名前をソウルでの記者会見で最終的に公開する予定だ」と述べた。

 今月19日、チョ長官の辞任を求める保守性向の「社会正義を望む全国教授の集い」は、時局宣言を発表したものの、署名者の名前を明らかにしなかった。彼らが明らかにした大学リストには廃校になった大学まで含まれており、信頼性をめぐり議論になった。

キム・ヨンドン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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米ニューヨークを訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が24日(現地時間)、「平和こそが道というガンジーの言葉が朝鮮半島平和の羅針盤」だと述べた。

2019-09-27 | 韓国憲法前文・新尹大統領をおう!

文大統領

「平和こそが道というガンジーの言葉が朝鮮半島平和の羅針盤」

登録:2019-09-26 04:20 修正:2019-09-26 08:54

 
文在寅大統領が今月24日(現地時間)、ニューヨーク国連本部の経済社会理事会会議場で開かれたガンジー誕生150周年記念行事で演説している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 国連総会に出席するため、米ニューヨークを訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が24日(現地時間)、「平和こそが道というガンジーの言葉が朝鮮半島平和の羅針盤」だと述べた。

 文大統領は同日午後、国連本部で開かれたマハトマ・ガンジー誕生150周年記念行事での演説で、「『平和への道はない。平和こそが道なのだ』というガンジーの教えは、国連の精神や朝鮮半島平和の羅針盤になった」とし、「恒久的な平和時代を切り開いている韓国人にとって、ガンジーは知恵と勇気を与える偉大な師匠だ」と述べた。文大統領はこれに先立ち、何度も「平和こそが唯一の望み」だと述べ、朝鮮半島和平プロセスへの意志を強調してきた。彼は同日、国連総会の演説でも、「南と北、国際社会が参加し、非武装地帯を国際平和地帯にしよう」と提案した。

 文大統領は、「ガンジーが韓国の独立運動にも大きな関心を示し、力になった」と評価した。彼は「ガンジーは1927年1月5日、『絶対的に真に無抵抗的な手段によって、朝鮮が朝鮮のものになることを願う』という激励のメッセージを送ったこともあった」とし、「韓国人たちはガンジーが率いるインドの非暴力・不服従運動に深く共感した」と述べた。文大統領は「希望を持たなければ何も得られない」というガンジーの言葉のように、「すべての人が日常の中で希望を抱いて育んでこそ、幸せになれる」とし、「平凡な人々が自分と共同体の運命を自ら決める権利を享受できるようにするのが民主主義の出発点だ」と強調した。

ニューヨーク/ソン・ヨンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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「私の希望は、一にも二にも三にも韓日関係の正常化だ。両国政府間の対話が必要だ」と話した。

2019-09-26 | 市民のくらしのなかで

韓日財界、「両国政府は対話を」声明採択

登録:2019-09-25 21:31 修正:2019-09-26 07:45

 
キム・ユン韓日経済協会会長(右)と佐々木幹夫・日韓経済協会会長が25日、第51回韓日経済人会議の閉会式で共同声明を採択し、記者懇談会に先立ち握手している=韓日経済協会提供//ハンギョレ新聞社

 日本の輸出規制強化で韓日関係が悪化してきた中で、韓国と日本の財界が共に両国政府に対話を要求した。韓国政府の対話要求をずっと無視してきた日本政府の態度の変化につながるか注目される。

 韓国の韓日経済協会と日本の日韓経済協会の共同主管で24日、ソウルのロッテホテルで開かれた「第51回韓日経済人会議」閉会式で、両国財界が韓日政府の対話を促す内容が含まれた共同声明を採択した。両国財界は声明で「政治・外交関係が両国企業の協力の障害物にならないよう、私たちは両国政府の対話促進によって韓日関係の新しい地平を開くための適切な措置が講じられることを強く要望する」と述べた。

 佐々木幹夫・日韓経済協会会長(三菱商事特別顧問)は、閉会式後の記者会見では「当然ながら両国政府が無視した状態で進むことは適切でないと考える」として「感情的に対応せずに、冷静に対話しなければならない」と述べた。また、日本政府に対して韓国政府との対話を要請する意向があるかとの質問には「日本政府の関連部署に両国経済の発展のために(今回の)協議内容を十分に説明するつもり」と答えた。

 これに先立って開かれた討論でも、両国政府が感情的対応を自制して対話することを願うという声が出てきた。森山朋之・韓国三井物産代表は「一部の地方自治体による不買運動と日本との交流行事の取り消しが、両国関係にさらに冷水を浴びせている」として「私の希望は、一にも二にも三にも韓日関係の正常化だ。両国政府間の対話が必要だ」と話した。不買運動など「感情的対応」をしている側を韓国としたが、両国政府が対話に出なければならないという結論は同じだ。

 キム・ユン韓日経済協会会長(三養ホールディングス会長)は「両国政府はなんとかして関係改善をしてもらいたい」として「不買運動は本当に残念なことだ。消費者は広い寛大な心を持って、自身が好きな物を良い価格で買い生活する方が良いことなのではないかと思う」と話した。

 また、声明には「両国をつなぐ架け橋として両国の経済界は未来指向の原点に立ち戻り、潜在的成長力と補完関係を最大化する方案を探さなくてはならない」として、第3国での韓日協業の持続的推進、両国の雇用・人材開発など共通課題の解決に向けた協力、経済・人材・文化・交流の持続を拡大、次世代ネットワーク・地方交流の活性化など友好的インフラ再構築、東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けた協力を課題として列挙した。佐々木会長が日本政府に説明すると明らかにした両国財界の協議内容だ。

 韓日経済人会議は、韓日国交正常化の4年後の1969年に初めて開かれ、毎年続いている。今年の行事は5月に開催する予定だったが、韓日関係の悪化で延期され今月24~25日にソウルで開かれた。次の会議は2020年に日本で開かれる。

チェ・ハヤン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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不破氏は、先方の質問に答え、今日の資本主義の矛盾30年前のソ連、東欧の政変の見方、核兵器問題、東シナ海・南シナ海でのふるまいなど

2019-09-25 | 科学的社会主義の発展のために

不破社会科学研究所所長と中国社会科学院一行が会談

写真

(写真)会談する日本共産党代表団(左列、手前から4人目は不破哲三団長)と中国のマルクス主義研究院代表団(右列、同4人目は辛向陽団長)=24日、党本部

 日本共産党の不破哲三社会科学研究所所長は24日午後、党本部で中国社会科学院マルクス主義研究院の辛向陽(しん・こうよう)副院長一行と会談しました。

 不破氏は、先方の質問に答え、今日の資本主義の矛盾、30年前のソ連、東欧の政変の見方、核兵器問題、東シナ海・南シナ海でのふるまいなど今日の中国の現状、未来社会論などについて党の立場を説明しました。

 辛副院長は、これにたいし中国の国際政治上の立場を説明するとともに、建国70年を迎える中国の現状と課題について紹介しました。

 会談には、日本側から緒方靖夫副委員長、山口富男社研副所長、坂井希政策委員会事務局次長、谷本諭政策委員会委員、村主明子学習教育局次長らが参加しました。

 マルクス主義研究院から、李瑞琴(り・ずいきん)、戴達興(たい・たつこう)、黄艶紅(こう・えんこう)、劉海飛(りゅう・かいひ)、鄭萍(てい・ひょう)の各研究者が参加しました。

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赤く覆われたゴビ砂漠を見ようと地元の人々が訪れている。同地では、こうした特殊なスタイルで豊作を祝い、国慶節(建国記念日、10月1日)の到来を祝っている。

2019-09-25 | 中国をしらなければ世界はわからない

ゴビ砂漠に唐辛子で描いた

3万平方メートルの巨大な中国地図 甘粛省

人民網日本語版 2019年09月24日15:23
 
ゴビ砂漠に唐辛子で描いた3万平方メートルの巨大な中国地図 甘粛省
唐辛子とトウモロコシを地面に敷いて作られた巨大な中国地図と国旗(撮影・鄭耀徳)。

 

2回目となる「中国農民豊作節(旧暦の秋分)」を迎えた23日、甘粛省張掖市高台県にある新緑達ゴビ農業モデルエリアでは、同県農業当局の職員と農民が約半月かけて地面に唐辛子とトウモロコシを敷き、3万平方メートル以上の巨大な中国地図と国旗を作りあげ、赤く覆われたゴビ砂漠を見ようと地元の人々が訪れている。同地では、こうした特殊なスタイルで豊作を祝い、国慶節(建国記念日、10月1日)の到来を祝っている。中国新聞網が伝えた。(編集TG)

「人民網日本語版」2019年9月24日

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