大橋 満 日本共産党・向日市自治功労者の世なおしト−ク 

市民生活を守る

朝鮮・韓国・中国との友好交流
ドイツの友人ヨーロッパの暮らし
世界の変化

未来派青年たちが築き上げるもの!

2012-05-24 | 質問に答えます。

青年と志位さん熱くトーク   2時間半 感動のドラマ   大阪

  日本共産党の志位和夫委員長を招いて、党大阪府委員会と民主青年同盟府委員会が20日に大阪市内で開いた「大阪青年トークセッション」。これから の日本と大阪、生き方を真剣に探し

求める青年の要求に耳を傾け、怒りをともにして、たたかおうと心からよびかけた志位さんと青年たちとの熱い2時間半の “語り合いの場”となりました。 (北野ひろみ、大串昌義)


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(写真)参加者の質問に答える志位和夫委員長=20日、大阪市中央区

怒 橋下・「維新」はひどい

 志位さんが最初に1時間講演した後、司会の清水忠史衆院近畿比例候補らが再登場した志位さんへの質問を求めると、トークは橋下大阪市政への怒り

から口火が切られました。

 真っ先に手を挙げたのが学童保育の女性指導員です。学童保育事業の補助金を廃止しようとした橋下徹大阪市長の攻撃を13万人以上の署名を集

め、押し返したけれど、「今後が不安」と質問しました。

 志位さんは、橋下・「維新の会」が、小泉「構造改革」をより野蛮にしたくらしへの総攻撃と、全職員への「思想調査」や「君が代」を歌っているか、 口元を

チェックする恐怖政治ともいうべき異質の危険を持っているとし、「民主主義や人権をないがしろにするのは絶対に許さない。くらしや民主主義を守る反 撃

ののろしをすべての分野からあげていこう」とよびかけました。

 手が次々あがり、盛り上がる会場。「中学生がいます。当ててあげて」の声がかかりました。「僕は発達障害を持っています」。マイクを持ち、男子中学生が話し始めると、わいていた会場が一転、水を打ったように静まりました。

 「橋下さんたちは(発達障害は)親の愛情が不足してるからと言っていましたが、僕は違うと思います。僕がおとなになったとき、障害者も仕事のできる社会になっていますか」

 少年を真っすぐ見つめ、うなずいて聞いていた志位さんは「よく話してくれました。ありがとうね」と声をかけました。

 橋下・「維新」が“発達障害は親の責任”などとした条例案を市議会に提出しようとしていたことに、「怒りを持って聞いた」と語気を強める志位さん。

 国政でも、1割応益負担の「障害者自立支援法」の改善を求める声を裏切り続けていると述べ、「障害を持つ人も同じように社会の中で尊重される社会になってこそ、すべての人に対して優し

い社会がつくられます」。

 中学生の勇気ある質問に、あちこちで涙を拭う姿がありました。

 わが子を抱きしめ涙を流した母親を見て、志位さんは再びマイクを握り、競争をあおり立てる橋下市長のやり方を批判。「競争が一番悪い。どの子も傷 つくことになる。教育は最大限の自由が

保障され、一人ひとりがわかる教育にすべきです」と訴えると、大きな拍手がわき起こりました。

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(写真)志位委員長への質問が次々出された「大阪青年トークセッション」

期待 「政権を取ったら最初になにを」

 “日本共産党が政権をとった時”の期待いっぱいのトークが続きました。男子高校生は「政権を取ったら、最初に何をしたいですか」と質問。志位

さん は、真っ先に消費税に頼らず社会保障を充実させる「提言」の実行、同時並行で、「安保廃棄の通告をして安保をなくします。私たちはどんな

政策を出す場合も カラ約束しません。私たちにぜひこの二つの仕事をやらせてほしい」と力を込めました。

 「政権を取っても、民主党のようにはならないと安心させて」という男性に、志位さんは「共産党は変わりません」ときっぱり答えました。その理由

は (1)日本をこう発展させていくという羅針盤としての党綱領がある(2)「しんぶん赤旗」購読料や党費などの自前の財政で“汚いお金”と無縁

(3)2万を 超える党支部など草の根の運動に支えられている党―だと説明しました。

 「共産党が政権に入って裏切るようなことがあれば、その人たちが黙っていませんよ」と語る志位さん。笑いとともに、すかさず会場から「そう

や。黙ってへんぞ」と声が飛びました。これに、志位さんが「ごっつう怒りますがな」と大阪弁で応じ、会場は爆笑の渦に包まれました。

提案 原発廃炉・就職難「解決策あります」

 街頭での対話で「廃炉には膨大な金がかかり、54基も廃炉にしたら日本はつぶれる」との意見に答えられなかったと発言する民青同盟員の女性に、志位さんは「お金、見つけました」と返答。

顔をあげて注目する青年も。

 電力業界が計画している19兆円の積立金を国が管理する基金に移すこと、原発推進政策でもうけてきた原子炉メーカーや大手ゼネコンなどの大企業にも拠出を求め、数十兆円規模の基金

にする方針を語りました。

 雇用問題の質問に、志位さんは熱をこめて解決の方向を話しました。「雇用は正社員より、セーフティーネットや税額控除のほうがいいのでは」という 21歳の通信制大学生。志位さんは、欧州

と比較してそもそも日本は失業給付期間が短いと指摘し、抜本的充実とともに均等待遇や派遣労働を規制することの必 要性をのべました。

 「青年の働く実態も、就職も大変。共産党はこの実態をどう変えるのですか」との質問には、志位さんはメモをとりだし、「考えて準備してきました」。

 就職難の解決に雇用を増やす「四つの提案」―(1)非正規雇用から正規雇用への転換を進める(2)長時間労働とサービス残業(ただ働き)の一掃 (3)公務員の中の非正規を是正し採用を増

やす(4)福祉やエネルギーなど新たな産業の健全な成長分野を政府の力で後押しする―と対策を示し、実現に頑張 りたいと結びました。

 あっという間のトークでした。終了後、「もっと聞きたかった」という声があちこちから聞かれました。


「志位さんの回答で自信」

トーク参加者の声

 「私がやっていることを知ってほしい」と党員の母親に誘われて来たという男子大学生(21)は「志位さんの丁寧に答える姿が印象的でした。僕らの意見を聞いてくれ、信用できるかもと思った。

難しい言葉も多かったけど、勉強したい」と笑顔をみせました。

 「子どもの質問に対し、きちんと回答してくれて、とても感動しました」と話すのは質問した中学生の母親、山下朝子さん(42)=仮名=です。「今 まで息子のことばかりを見ていたけど、競争教

育では子どもたちみんなが苦しむことになるということもよくわかりました」「息子は『僕を大事にしてくれない おとなは嫌い』と不信感を持っていました。けれど、一日で様子が変わりました」と山下

さん。

 「質問のあと、たくさんの人が声をかけてくれました。『ここにいるみんなが君のことを守るから安心して生きていこうね』といってもらいました。自分の質問にきちんと答えてくれるおとながいるこ

とが息子の成長と自信になったんでしょう」

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(写真)志位さんのイラストや共感がびっしりつづられた感想文

感想文から

心が揺さぶられた 大阪から変革起こしたい

 「会場トークは感動とロマン・展望が広がりました。涙も出ました」「一人ひとりを幸せにする教育の話が胸に響きました」―。感想文には、青年の

切実な要求や思い、感動があふれていました。

 「よく理解できました。この世に生を受け、意味のある人生を送りたいと思いました。本当に心がゆさぶられました」(26歳女性=会社員)

 「私は今日の志位さんのあたたかい話を自分の生徒に、友人に、そして橋下さんに聴いてほしいと心底思いました。志位さんありがとうございま

した。私も自分ができることをあきらめずに模索しながら生きていきます」(27歳=教員)

 「日本共産党が掲げている政策を本当に実行することができればすばらしい日本が築けると思いました。今日はバイトを休んできたかいがありました」

 「『もっと社会に対して声を上げたい』『青年だからって社会から、のけものにされるんじゃなく、ここ大阪から変革を起こしたい』と心底思いました」(22歳女性)

 「政権を担える能力、担う条件をもっているのは、共産党だけだと再確認しました。党勢の拡大に向けて、がんばりたい」(22歳男子大学生)

 「具体的な話が聞けてとてもよかった。とりわけ政権をとった後、裏切られないかという質問と答えは説得力があってよかったです。きちんとしたデータ、裏付けに基づくことの大切さを改めて思

いました。草の根活動の大切さも本当に学んだように思います」

                                                                          しんぶん赤旗

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市長選は平松氏、橋下氏の一騎打ちとなる見通し。

2011-11-05 | 質問に答えます。

大阪市長選:渡司氏が出馬を取りやめ・・・これでいいのじゃないですか

2011年11月4日 21時57分 更新:11月4日 23時14分

 27日投開票の大阪市長選で、立候補を表明していた共産党前大阪市議の渡司(わたし)考一氏(59)を擁立する「大阪市をよくする会」は4日、渡 司氏が出馬を取りやめると発表した。市長選

には、民主系、自民の各市議団が推薦する現職の平松邦夫市長(62)、「大阪維新の会」代表の橋下徹・前大阪府 知事(42)が出馬を表明しており、反維新勢力を結集するため、出馬を辞退す

ることにしたという。これで市長選は平松氏、橋下氏の一騎打ちとなる見通し。

 渡司氏は共産党推薦で出馬する予定だった。大阪市をよくする会によると、渡司氏が今月2日、「自分が出馬して票が割れるより、反維新勢力を結集さ せたい」と申し出たという。同会内で協議

を重ねた結果、「『独裁』を掲げる橋下市長誕生を絶対に許してはいけない」との結論に達し、渡司氏の意向を受け入 れることにした。同党が市長選で公認・推薦候補を擁立しないのは1963年

以来48年ぶり。

 渡司氏は5日午後に記者会見し、不出馬の理由を正式に説明する。共産党は平松氏と政策協定は結ばないが、支持者に投票を呼び掛ける。同党は10年参院選比例代表で、市内で11万

5875票を獲得している。

 市長選を巡っては、府と市などを解体・再編する「大阪都構想」を訴える橋下氏と、「都構想には断固反対する」と反論する平松氏が激しく対立。「日 本の政治に一番重要なのは独裁」と発言す

る橋下氏の政治手法に対しても、平松氏が「大阪市を独裁から守る」などと表明し、対決ムードが高まっていた。

 渡司氏は今年9月、いち早く出馬を表明。橋下氏に対しても「暴走と独裁は見過ごすことができない」と批判していた。公明市議団は態度を明らかにしていない。

 知事選では、共産党推薦の弁護士、梅田章二氏(61)は出馬する。【津久井達、林由紀子】】

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民主主義・憲法を知らない知事こそ レッドカードを!

2011-10-08 | 質問に答えます。

「条例案は政治介入」

府教育委員、橋下知事と激論

大阪


 橋下徹大阪府知事率いる「大阪維新の会」が府議会に提出している「教育基本条例案」をめぐり、府教育委員(6人中5人出席)と橋下知事の意見交換 が7日、府庁内で行われました。条例案は教育委員全員が批判しており、この場でも「これが政治介入か」と知事への厳しい意見が相次ぎました。

 「教育行政と保護者の感覚がずれている」と橋下知事。「維新の会の議員は選挙で通ってきており、維新の会の雰囲気が世間の風」と開き直り。生野照 子委員長は「私たちも民意を反映している立場だ。条例案は新聞で知った。これが政治介入かと思わざるを得なかった。(保護者の感覚というが)それがこの程 度か」と語気を強めました。

 「百ます計算」の実践で知られ、知事の肝いりで任命された陰山英男委員(立命館大学教授)は「条例案が通ると大阪全体の意思になる。子どもたちに かかわる重大な問題を1回や2回の選挙で決めていいのか」と反論。「教育委員の罷免が書かれているのを見て、私たちのやってきたことの転換だと思った」と 述べました。

 教員の5%を最低ランクとし、2年連続なら免職ができるという条例案で、知事は「民間は厳しい人事制度のもとで働いている」と発言。陰山氏が「民間企業でうまくいっているところがあるのか」と迫ると、知事は答えませんでした。

 同じく知事任命の小河勝委員(大阪樟蔭女子大学講師)は、学校選択制や学力テスト結果の学校別公開、教職員の相対評価について破綻済みだとし、 「現場で一番大事なのは連携だ」と述べました。「だったら対案をだせ」と気色ばむ知事。生野氏は、条例案を撤回するよう求めましたが、知事は撤回しないと 突っぱねました。

 2時間半に及ぶ意見交換の後、陰山氏は「過半数の力で一気呵成(かせい)に根本的に変えていくのは、安定性が求められている教育を不安定にさせる」と批判しました。

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庶民にだけ増税し、大企業・大金持ちには減税するもの・・野田内閣

2011-10-07 | 質問に答えます。

復興財源の怪

みんなで負担 ?

庶民には8兆円増税 大企業は11兆円減税


 日本共産党の大門実紀史議員は6日の参院・東日本大震災復興特別委員会で、復興財源のうち、11・2兆円を臨時増税でまかなう政府・与党の方針に ついて、庶民にだけ増税し大企業・大

金持ちには減税するものだと明らかにし、「みんなで負担を分かち合うというのなら大企業にも負担してもらうべきだ」と 主張しました。 


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(写真)質問する大門実紀史議員=6日、参院震災復興特別委

大門議員が追及 参院復興特委

 大門氏は、政府・与党案(別表)は、サラリーマンと自営業者には10年間で8・8兆円を増税(所得税等)する一方、日本経団連の求めに応じて、法 人税は4・

5%引き下げた上で3年間だけ付加税をかけるもので、10年間では差し引き11・6兆円もの減税になるものだと指摘。

 「トリック。増税でもなんでもない。減税だ」と述べ、この2年間で240兆円からさらに17兆円も内部留保を積み増した大企業に応分の負担をしてもらうべきだと

迫りました。

 野田佳彦首相は「法人税減税は国際競争力を確保するため」と弁明。大門氏は「大企業だけ成長しても景気は良くならない」と批判しました。

 さらに大門氏は、「庶民増税を言う前にやるべきことがある」として、20%から10%に軽減している大金持ち優遇の証券優遇税制の延長見直しを主 張。株で1

億円もうけた場合の税金の国際比較を示し、日本の税率が欧米諸国の3分の1程度である事実をあげ、「この異常な金持ち優遇をやめれば10年間で 5兆円程

度の財源になる。真っ先にやめるべきだ」と求めました。

 野田首相は、「景気回復に万全を期すため延長した」と答弁。大門氏は、欧米では大金持ち自らが「私たちに増税してくれ」と発言し、富裕層への課税 が流れに

なっている事実を示し、「世界に恥ずかしい金持ち優遇をやめるべきだ。庶民にだけ負担を押し付けるやり方に反対する」と主張しました。

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資本主義というこの言葉が、最初に活字になったのは『資本論』

2011-10-06 | 質問に答えます。

「古典教室」不破社研所長の第8回講義

第3課 『空想から科学へ』(3章前半)

資本主義の根本矛盾


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(写真)講義する不破哲三社研所長=4日、党本部

 第8回「古典教室」が4日に党本部で開かれ、不破哲三社会科学研究所所長がエンゲルス『空想から科学へ』の第3章の前半部分を講義しました。

 第3章は、全体として資本主義が社会主義的変革に進む必然性はどこにあるのかを論じています。不破さんは「この章を二つに分け、きょうは資本主義が発

展する段階から、矛盾が激しくなって没落へどう移っていくのかを勉強します」と語りはじめました。

 史的唯物論は社会変革を生産力と生産関係との矛盾から説明します。エンゲルスは、『資本論』第1部を読み込んで、いわば史的唯物論の応用問題として、

この社会を発展から没落へと導く「資本主義の根本矛盾」の解明に意欲的に挑戦しました。

 不破さんは、「資本主義の根本矛盾についてのエンゲルスの見解は、レーニンも受け入れ、長く世界の定説でしたが、マルクスを深く読んでいくと、そ ぐわない

ところがあり、エンゲルスの試みはあまり成功していない」とのべ、「まずエンゲルスの見解を説明しながら、次にその見解のどこに問題があるのかを 指摘し、最

後にマルクスは『資本論』でどう説明したかを“三段重ね”で話したいと講義をすすめました。

エンゲルスの見解とその問題点を指摘

 不破さんは、『資本論』で詳述した、単純協業、マニュファクチュア、機械制大工業という、資本主義的生産発展の3段階について、日本の例も引きながらわか

りやすく説明しました。

 資本主義になって、生産手段は社会的になり、生産力が飛躍的に発展したが、生産物の取得の仕方は古い小経営の時代のままで、個々の企業のもの、私 のものとして扱われる――エンゲル

スは、この取得方式に資本主義の生産関係の最大の特徴があるとし、そこから「社会的生産と資本主義的取得との矛盾」こそ が「資本主義の根本矛盾」だと定式化しました。

 そして、この根本矛盾の第一のあらわれ(現象形態)が「プロレタリアートとブルジョアジーの対立」であり、第二のあらわれが「個々の工場での生産の組織化と社会全体での生産の無政府状態

の対立」であると説明します。

 エンゲルスによれば、労働者階級の状態を悪化させるのも、恐慌を周期的に生みだすのも、すべて生産の無政府状態だということになります。その矛盾が頂点に達するのが恐慌です。

 恐慌は、生産力が「社会的生産力としての性格」をもつことを承認するよう社会に迫ります。

 この間、資本の側に、株式会社、トラストによる独占、さらには国有化といった変化が進みますが、これは資本が生産力の社会的性格や計画化の必要を 認めざるをえなくなったことの現れで

す。しかし、国有化にまで進んだとしても、資本主義の枠内では問題の根本的解決にはなりません。

 こうしたエンゲルスの説明にたいして、不破さんはいくつかの疑問を投げかけました。

 まず最大の問題は、資本主義的生産の最大の秘密としてエンゲルス自身が第2章で「偉大な発見」と評価した「剰余価値」、つまり利潤第一主義の問題が、「根本矛盾」の定式の中にまったく出

てこないことです。

 「プロレタリアートとブルジョアジーの対立」は、資本主義そのものの根本をなす対立だが、それが別のところにある根本矛盾の「現象形態」という位 置づけでいいのか。労働者の状態悪化や恐

慌など、資本主義の諸悪はすべて「生産の無政府状態」が根源だといえるか。不破さんの疑問は続きます。

 最近の身近な例として、東京電力など、電力会社が無政府状態どころか、競争のない完全独占の状態で営業しているのに、利潤第一主義の横暴が最もひどい経営体になっていることをあげま

した。

マルクス 『資本論』でどう論じたか

 では、資本主義の根本矛盾や恐慌の問題、資本主義の没落の問題を、マルクス自身はどう解説したのか――不破さんは『資本論』からの抜粋を読み上げながら、後半の講義をすすめました。

 まず恐慌の根拠と資本主義の根本矛盾について、『資本論』第3部の中の代表的な叙述にそって解説。その中で、資本主義的生産の真の制限が資本その ものにあり、資本とその自己増殖、

つまり剰余価値をうみだすことが生産の「出発点」であり「終結点」で、そこに資本主義のあらゆる経済活動の「規定的目 的」「推進的動機」がある――マルクスはそのことを『資本論』のいたるとこ

ろで書いていると強調しました。

 資本には、生産過程では労働者への搾取の強化に努めるが、市場で商品を売る相手としては労働者の消費購買力ができるだけ大きいことを望むという矛 盾があるとのべた上で、「この問題

では、マルクスの二つの名文句がある」と紹介。「現場での搾取の条件とこの搾取の実現の条件とは違う」「資本にとって、 労働者は、商品の『買い手』と労働力の『売り手』の二つの顔がある」と

語りました。

 今の日本では、モノが売れず、低賃金で国民の購買力をせばめて景気の悪循環に陥っているのも、この矛盾からだと説明し、アメリカでの例としては、 資本が労働者に借金をさせてまでモノを

買わせ、破たんし、恐慌の引き金となった「リーマン・ショック」に言及。住宅価格の上昇をあてにして、支払い能力の ない労働者にローンを組ませて住宅を売りつけ、借用証書を金融商品にして

世界中にばらまき金融破たんとなったことを振りかえり、「ここにも資本主義の根本 矛盾がある」と語りました。

 不破さんは、剰余価値を増やしたいのが資本の本性であり、その本性から、資本は、剰余価値の増大をめざして、生産の無制限の拡大へと突き進む衝動 をもっているが、その衝動は、生産者

大衆の収奪と貧困化という土台の狭さとぶつからざるをえなくなる――マルクスは、ここに恐慌の大もとの根源をみると同 時に、そこに資本主義的生産様式の「恒常的矛盾」を見たのだと指摘し

ました。この矛盾はいま、生産の無制限の拡大の結果、地球環境を壊すところにまできて いるのです。

 「資本主義の没落の必然性」について話をすすめた不破さんは、『資本論』第1部の結論的な部分――マルクスが資本主義の歴史的決算をのべた文章にすすみました。

 資本主義が自分の足で立つようになると、労働者の搾取、小生産者が収奪されるだけでなく、中小の資本家がつぶされのみ込まれる資本家の収奪によって、資本の集中がいっそうすすむと話

しました。

 ますます増大する規模での労働過程の協業的形態、科学の意識的な技術的応用、労働手段の共同的にのみ使用されうる労働手段への転化など資本の側の 変化とともに、資本主義的生産

の発展のなかで訓練され、結合され、組織され、社会を変革する主体的な力量を高めて成長していく労働者の側の発展を、マルク スが『資本論』の中で綿密に追究していると強調しました。

 社会化した生産手段を現実に動かし、生産の担い手となっているのは、労働者の集団です。そこでは、社会変革の後に名実ともに生産の主人公となる力 が育っているのです。昔は、生産の指

揮・監督は資本そのものの機能でしたが、今日ではその仕事まで、労働者の一部が引き受けるようになり、いまや資本家は 生産過程でますます無用の存在になっています。

 不破さんは、そのもっとも極端な例として、金融中心の逆立ち現象がすすんだアメリカでは、経営の最高指導部が、株価の動きには関心を集中するが、現場の生産活動には興味も知識も失って

きた、といわれていることを紹介しました。

 そして、『資本論』第1部の有名な最後の部分――「資本独占は、…この生産様式の桎梏(しっこく)となる。生産手段の集中と労働の社会化とは、そ れらの資本主義的外被とは調和しえなくな

る一点に到達する。この外被は粉砕される。資本主義的私的所有の弔鐘(ちょうしょう)が鳴る。収奪者が収奪され る」――を読み上げました。

 「この外被は粉砕される」というところには、社会変革は経済の自動作用ではおこらない、変革の主体である労働者が自覚的に立ち上がり、主体的力量をたかめてこそ、社会変革はおきるとい

う、『資本論』で分析した総括としてのマルクスの思いがこもっていると強調しました。

 最後に不破さんは、マルクスの時代から今日まで発達した資本主義国で、この外被を粉砕して社会主義革命を成功させた例はまだないとのべました。わ が党の綱領には、「資本主義を乗り越

えて新しい社会をめざす流れが成長し発展することを、大きな時代的特徴としている」と書いてあることを紹介して、「わ が国が、われわれの努力で、発達した資本主義国での(資本主義的外被

を粉砕する)トップをすすめるように、お互いに努力したいと思います」と講義を締めく くりました。


「資本主義」と命名したのは

 「資本主義」という言葉を命名したのがマルクスであることは、あまり知られていません。マルクスが『経済学批判』を書き終え『資本論』にいたる次の草稿を書く準備段階のノートではじめて使い

出した用語です。

 その後、インタナショナル(国際労働者協会)の討論での発言や決議の中で使ったことはありますが、資本主義というこの言葉が、最初に活字になったのは『資本論』です。それでパーッと広が

り、どんな立場の人であれ使っています。

 不破さんは「そういう“色のついた”言葉だと知らないで『わが日本の資本主義…』と資本家が使うんですね」と言って、会場の笑いをさそいました。

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総辞職したらだめですよ! あなた方ががんばって、まともな教育に変えなければだめですよ!

2011-09-19 | 質問に答えます。

府教育委員全員が批判

大阪 「維新の会」の「教育基本条例案」

「横暴」「現場を無視」


 橋下徹大阪府知事率いる「大阪維新の会」が20日開会の9月府議会に提出する「教育基本条例案」について、知事が肝いりで任命した府教育委員も含め、教育委員全員から強い批判の声が

あがっています。(大阪府・小浜明代)


知事肝いり委員も

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(写真)教育基本条例案を撤回させようと宣伝する人たち=8月30日、大阪市

 「やってはいけないということをやっている。横暴としかいいようがない」。16日に開かれ た府教育委員会会議(委員6人)。陰山英男委員(立命

館大学教授)はこう憤りました。同委員は、「百ます計算」で知られ、知事の強い要請で就任。任命式で は「今日から大阪の教育が変わる。大阪の

子どもたちを頼む」と橋下知事が天まで持ち上げていました。

厳しい言葉ついて

 会議の冒頭から、「10年後も今の支持率が続き、この政策が支持されているといえるのか」と厳しい言葉がついて出ました。

 教育基本条例案は、知事が府立の学校の教育目標を決めることや、全校長の公募、3年連続定員割れした高校の統廃合、学力テストの学校別

結果の公表など、教育への露骨な政治介入を狙っています。

 同委員は条例を「府の教育に関する最高規範」としていることに言及し、「最高規範ってなんですか。こんなもので先生のやる気があがりますか。

学力があがりますか」と語気を強めました。

 もう一人の橋下知事肝いりで就任した小河勝委員(大阪樟蔭女子大学講師、元中学校教師)は、「君が代」不起立など同一命令に3回違反した教員や、 5段階評価で5%を最低評価とし、2年

連続最低となった教員を免職すると明記した問題について、「教員は決められたことはやっている」と擁護。教員がご飯 を食べていない子どもへの対応や家庭訪問と山のように仕事を抱えている

とし、「教育は教師の誇りと情熱で支えられている。それを配慮せず、管理と処罰では 壊れてしまう」と断じました。

 「教育現場を無視している。任期付きで校長はできない。従わなければ処分では現場はなりたたない。あまりに乱暴」と批判するのは中尾直史委員(学 校法人雲雀丘学園理事)。「相対評価な

ど、あり得ない。学校はどうしたらよくなるかを先生みんなで協力してやらないとよくならない」と訴えました。

「総辞職しかない」

 川村群太郎委員(ダイキン工業役員)は「何より子どもがむちゃくちゃになる。(教育委員の)総辞職しかない」と発言しました。陰山委員は「一国民として言うと、政治家としての資質が問われて

いる。政治が教育を振り回すという一番問題のことをしている」と語りました。

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憲法がわからない弁護士がいる大阪と思っていたら、みなさん健全でした。あの人は。。。。??

2011-09-18 | 質問に答えます。

日の丸・君が代 強制するな

大阪 弁護士の会が集会開く


 日の丸・君が代強制処分条例に反対する弁護士の会(代表・辻公雄)は16日夜、大阪市北区で、橋下徹大阪府知事と「維新の会」が成立を狙う「教育 基本条例案」に反対する集いを開きました。

200人の参加者は「教育の現場に『強制』を持ちこまないでください」とのアピールを採択しました。

 児玉憲夫弁護士が主催者あいさつし、「免職などの処分で教職員に『日の丸・君が代』を強制することは、憲法19条の内心・良心の自由を侵す」と指摘。「賛同者1000人を目指して活動を広める

とともに、府民と一緒に頑張りたい」とのべました。

 府立高校の男性教員が「学校現場では『日の丸・君が代』が強制されています。権力が権利を奪っていく道筋とはこういうものかと実感しています」と 実態を報告。「基本的人権など憲法の理念を

教えてきたのに、卒業式でどうすればいいのか悩んでいます。府民、父母と手を携えて、条例を打ち破りたい」と語 りました。

 関西学院大学の豊下楢彦教授が講演で条例案を多角的に分析。コメディアンの松元ヒロさんが政治風刺のコントを演じました。

 私立学校教員の男性(42)は「条例案撤回を求めていく」と話していました。

 

 

橋下知事与党「教育基本条例案」

大阪弁護士会長が反対

声明発表


 橋下徹大阪府知事率いる「大阪維新の会」が20日開会の9月府議会に提出する「教育基本条例案」について、大阪弁護士会の中本和洋会長は15日、「憲法、地方教育行政組織法に違反す

る」として制定に反対する声明を発表しました。

 条例案は、6月に「維新の会」が府議会に提出して強行可決した「君が代」起立強制条例を念頭に、同一職務命令に3回連続して違反すればただちに免職とするなどの内容です。

 声明は、「条例で形式的に懲戒の基準を定めることは、大阪府教育委員会の人事権と市町村教育委員会の内申権を侵害し、地方教育行政組織法に反す る」と指摘。「教職員の懲戒免職その

他の懲戒処分の決定は教育員会が裁量権を行使する」のであり、「条例で一律の処分基準を設けることは、教育委員会の裁 量権をはく奪、制限することとなる」とし、「府議会が教育行政に介入

して、教職員の懲戒の基準を定めることは、地方教育行政組織法に違反し、教育委員会を 不当な支配のもとにおくことになる」と批判しています。

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何事も原理原則から学ぶことが大切です。・・・考えがふらふらしないために!

2011-09-08 | 質問に答えます。

第7回「古典教室」開く

不破社研所長、弁証法を解説


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(写真)講義をする不破哲三社会科学研究所所長=6日、党本部

 第7回「古典教室」が6日、党本部で開かれました。2カ月ぶりの再開で、不破哲三社会科学研究所所長がエンゲルスの『空想から科学へ』の第2章を講

義しました。 

 「社会主義を科学にするためには、世界を『科学の目』でとらえる科学的な世界観が必要」とのべ、とりわけ弁証法を中心に解説しました。

 今回の講義では、党員が日常的にとりくんでいる「党活動や革命運動のなかの弁証法」についていくつもの実例を示して縦横に語りました。

 「哲学の面白さもわかってきました。質的変化をしているのかもしれません。弁証法的な考え方、とらえ方はまさに的確だと感じました」(33歳・男 性)、

「党活動、革命運動の中で弁証法的な見方が必要となるということが大きく胸に響いた」(59歳・女性)など各地から感想が寄せられています。

 

「古典教室」不破社研所長の第7回講義

第3課『空想から科学へ』(2章)

党活動の中の弁証法


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(写真)講義する不破哲三社会科学研究所所長=6日、党本部

 第7回「古典教室」が6日に党本部で開かれ、不破哲三社会科学研究所所長がエンゲルス『空想から科学へ』の第2章を講義しました。

 不破さんは、前回学んだ第1章が「社会主義を科学にするためには、まずそれが実在的な基盤の上にすえられなければならなかった」という文章で結ば れているが、「そのためには、世界を『科学の目』でとらえる科学的な世界観が必要であり、第2章は、その科学的な世界観の全体を短い文章で説明していま す」と語りはじめました。

 エンゲルスの説明の順序は〈弁証法―唯物論―史的唯物論―経済学〉とたいへん独特なもので、「この流れはマルクス、エンゲルスの思想的発展の歴史とほぼ一致しているんです」とのべ、2人の思想の発展を略年表に沿ってあとづけました。

 エンゲルスが青春時代にキリスト教との思想的格闘のなかからヘーゲル哲学に到達し、21歳のとき、政府の指示でベルリン大学にのりこんできた反動的な大哲学者の見解を批判する論文を書いて論破したエピソードは、受講者を驚かせました。

 エンゲルスは、イギリスの経済と労働者の状況をつぶさに調べたうえで直観的に唯物論的な社会観に到達し、マルクスは、ヘーゲルの社会論(「法哲 学」)の徹底的な批判的研究を通じて理論的に到達しました。意気投合した2人は、それ以来、終生尊敬し、切磋琢磨(せっさたくま)し、科学的社会主義の理 論を仕上げていったと解説しました。

連関と運動の中で見るか、バラバラで固定的に見るか

 テキストの本論に入った不破さんは、社会の見方―史的唯物論と経済学―はすでに講義で勉強済みとして、弁証法を中心に語りました。

 ものの見方の大きな二つの流れである弁証法的な見方と形而上学(けいじじょうがく)的な見方を対比して説明するのは「ヘーゲルに源流を持ち、エンゲルスが発展させたもので、マルクスにはないもの」と指摘し、古代ギリシャ以来の哲学の歴史を概観しました。

 古代ギリシャの哲学者は「万物は流動しており、不断に生成し消滅している」とのべたヘラクレイトスをはじめ、世界を連関と運動の中で見る弁証法的 な見方を身につけていましたが、その後、ものごとをバラバラにして固定的にみる形而上学的な考え方が優勢になります。その背景には、自然を研究する初期の 段階では、事物をまずバラバラにして、動かないように固定して見ることが必要だったという事情がありました。

 「形而上学的な見方は、常識的に見えるが、突っ込んで考えるとそうはいかなくなる」とのべた不破さん。「生と死」をどこで判定するか、脳死判定の 難しさや、われわれの体が絶えず死んだ物質を生命活動に利用し、いらなくなったものを死んだ物質として捨てていることなどを例にあげました。

 「形而上学的」を「石頭的な考え方」と言いかえた不破さんは、中世から近世にかけて科学が大進歩をとげていくと、「固くなった頭をほぐして、世界をありのままに受け入れる見方、弁証法的な見方を意識的に身につける必要が生まれてきた」とのべました。

 弁証法的な見方の特徴として、ものごとを連関のなかでとらえる、変化と運動のなかでとらえる、対立物を発展の生きた推進力ととらえ、固定した境界 線を認めない――をあげ、カント(1724―1804年)の星雲状の回転する物質から太陽系が発生したとする学説やダーウィン(1809―82年)の進化 論など、自然科学の発展のなかで、弁証法的な見方が復活してきたことを語りました。

 弁証法的な見方はヘーゲル(1770―1831年)の哲学体系で一つの頂点に達しましたが、ヘーゲルには二つの弱点がありました。

 ヘーゲルは、世界の発展を「絶対理念」が体現し、発展するものとして説明する観念論者でした。また、自然から歴史、人間の精神まで、すべての分野 にまたがる大体系を完成しようとしたために、一方で変化と発展を大いに強調しながら、他方では「この体系をもって歴史が完結してしまう」と主張する矛盾に 陥りました。

 不破さんは、「ヘーゲルの矛盾から抜け出すためには唯物論にすすむ必要があり、弁証法的な考え方は、唯物論の立場にたってこそ、その真価を発揮できる」と力説しました。

 エンゲルスが論じている「弁証法的な見方」と「形而上学的な見方」との違いと特徴がよく分かるように、表(上の表)に整理して説明しました。とくに弁証法の「変化と運動」の特徴として、「発展、進歩の契機を重視する」ことの意味を強調しました。

 東大での講演で学生から「自然にも発展があるのですか」と質問を受け、物質の世界にも前向きの発展があると答えたことがあると紹介し、「まして人間社会では、いろんな逆流があっても進歩するというのが私たちの見解です」とのべました。

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広い視野で 歴史の中で 複眼で――前進の芽を大切に

 このあと「弁証法の諸法則」(左の表)といわれる法則を簡潔に説明して、それらを含め、われわれが日常取り組んでいる「党活動や革命運動のなかの弁証法」に話をすすめました。

 こういう弁証法の話は初めてという不破さん。「石頭ではものごとは動きません。党活動は階級闘争の中心部分で、弁証法の宝庫」と強調して、いくつかの注意点を豊富な材料で語りました。

 ――あらゆる問題を広い視野のなかで見ること(連関)。日本の「ルールなき資本主義」の実態をヨーロッパなどと比べるといかにひどいかが分かり、日本のマスメディアが世界の動きを伝えていない大きな弱点も、世界との「連関」のなかでとらえられる。

 ――どんな問題も、歴史の流れのなかでとらえる(変化と運動)。政治や社会の現状を固定的に見ない。

 不破さんは、最近の例として、民主党野田内閣への見方をあげました。歴史の短い尺度で言うと、2003年の民主党結成の背景には、自民党政治の危 機を同じ土俵の上の「二大政党制」で救おうという財界の思惑がありました。野田首相は、組閣前にまずやったのが財界3団体へのあいさつ回りという、むき出 しの財界直結ぶり。この歴史のなかでみると、2年前からの「政権交代劇」がなんだったのかがよく分かります。

 より長い尺度でみると、1970年代に、野党全部が安保、財界本位の政治に反対して競い合って国会討論もおもしろかったが、1980年の「社公合 意」が転機になって、日本共産党以外の野党がみな自民党と同じ土俵に乗り、「オール与党」政治へと大きく変わった。いまの民主党政権はその最後の局面にあ たる。こういうことを毎日新聞のベテラン記者に話したら「なるほど。そういう意味があったのか」と合点してもらえたことを紹介しました。

 ――どんな問題も複眼で見る。そこには対立する側面も必ずある(対立物の統一と闘争)。

 2年前の総選挙では党の得票が後退したのは事の一面だが、当時民主党が圧勝したことを分析して「自民党政治の崩壊が始まった。国民が新しい政治を探求する時代が本格的に始まった」と指摘したことは、現実の政治のなかで実証されているとのべました。

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◇   ◇

 不破さんはつづいて「弁証法の諸法則」との関連でもその実例をいくつかあげました。

 「量的変化と質的変化」では、「私たちが毎日やっていること」とのべ、党活動は日常的な積み重ねがないと質的な変化が起きない、「果報は寝て待 て」とはならないとし、国政選挙を例に引きました。中選挙区制の時代の選挙では、得票の量的変化が議席獲得という質的変化になる飛躍を実感しやすかった が、比例代表選挙ではそれが分かりにくくなっており、それが実感できるやり方、工夫を課題にあげました。

 「否定の否定」では、前に否定されたものが、より高度な内容で復活することがあると説明。戦前の党が大弾圧のもとで侵略戦争反対、民主政治の旗を 掲げたことが戦後の党の発展に大きな力になったとのべ、「最も否定的な経験のなかにも前進と飛躍のバネがあり、その局面を乗り越えたときに党の質的な発展 がある」と力をこめました。

 60年代から70年代のソ連と中国の両党からの干渉との闘争を通じ、自主独立の強固な路線を築いたこと、「社公合意」後の「オール与党」体制のも とで革新の旗を掲げ続けたこと、原発問題でも一貫して建設に反対してきたことを示して、「わが党の歴史は、『否定の否定』の歴史の体現だ」「まさに弁証法 ここにあり」と喝破しました。

 「対立物の統一と闘争」では、さまざまな形態があるが、生きた関連と相互作用が大事だと説明。対立する二つの緊張した関係が、発展的な運動形態を生み出した一例として、日本共産党の組織原則の「民主集中制」があると解説しました。

 「民主主義」と「集中」は常識では対立するが、党規約で、民主的な議論を尽くす、決定したことはみんなで実践するなどを決め、この二つの側面を統一し、政党として生きた力を発揮できるようになっており、ここにも弁証法があると強調しました。

 最後に、「日常の党活動でも、広い視野で見ることや、変化、運動、前進、進歩の芽を大切にすること、複眼の目でみることなど、弁証法を生かしていただきたい」とのべて、講義を結びました。

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世の中の本質を知るためには「しんぶん赤旗が」必要です。

2011-08-22 | 質問に答えます。

「赤旗」がんばります・9月新紙面

        日本と世界 本当がわかる 明日が見える


 読者のみなさん

 「しんぶん赤旗」のご購読と、日ごろのご協力ありがとうございます。日刊紙は経営困難による

発行の危機を打開するために、先月10日に購読料の値上げをお願いしました。来月から340

0円(現行2900円)となります。赤旗編集局としては、読者のみなさんの多様な要求と関心にこ

たえ、「なくてはならない、読まずにおれない」充実した紙面、読みやすく、わかりやすい紙面づく

りに全力をあげます。どうか、引き続くご購読をよろしくお願いします。 赤旗編集局

「原発ゼロの日本を」キャンペーンに全力をあげます

 長期連載「原発を洗う」(仮称) 第1部「原発マネー」がスタート

 日本を原発列島につくり上げたものはなにか。利権集団・原発利益共同体と対米従属構造、

「原発安全神話」と反共体質など、長期連載で。

 シリーズ「異質の危険」 原発の本質的な危険、不安広げる放射能汚染問題を、多角的に追

及します

 「原発ゼロ」へ広がる署名・とりくみ、再稼働を許さないたたかい―全国、各分野の草の根から

のたたかいを紹介します

   

国民の苦難あるところに「赤旗」あり―を貫きます

 大震災復興へ被災者とともに被災地が直面する今を特集・企画で。月曜16面のカラー震災・

原発特集をいっそう充実します

 立ちあがる労働者たち ソニーや日本航空の横暴な解雇とのたたかいを応援します

 貧困ジャーナリズム賞受賞のシリーズ「子どもと貧困」の続編がスタート

政治の真実とはなにか

「二大政党」政治の深刻なゆきづまりのなか、新シリーズや検証特集で追います

 9・11同時テロから10年「世界はどう変わったか、変わるか」

 対テロ戦争、米欧同盟の揺らぎ、新秩序への胎動など、連載・シリーズ企画で

 新企画「いまメディアで」

 「劣化」がいわれる大手メディアの動向、論調をウオッチ

 各面で第一線の人物が登場、

知的魅力あふれた読み物・情報をお届けします

 

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労組も自民・民主も、こんな結果になり、想定外というのでしょうか

2011-08-17 | 質問に答えます。

労使一体 原発推進

電力会社献金 役員は自民 労組は民主


 東京電力など電力会社の役員が個人献金を自民党側に組織的におこなう一方、労組の政治団体は民主党側に献金―。電力会社が労使一体となって政界に影響力を強め、原発を推進してきた構図が本紙の調べで浮き彫りになりました。


民主

電力総連が9100万円

07〜09年 新増設へ効果抜群

 原発を推進する電力会社の労組である電力総連(全国電力関連産業労働組合総連合)の政治団体「電力総連政治活動委員会」と、その関連政治団体が、 2007〜09年の3年間で、献金や

パーティー券購入、研修会費などで、少なくとも9100万円を民主党側に提供していたことがわかりました。

 電力総連政治活動委員会の現在閲覧可能な07〜09年の政治資金収支報告書を調べたもの。

 これによると、「東京電力労働組合政治連盟」など各電力会社の労組の政治団体からの「負担金」をおもな原資として、民主党本部や旧民社党の国会議 員・地方議員でつくる政治団体「民社協

会」のほか、判明しただけで13人の民主党国会議員に計9135万円の資金提供をしていました。このなかには、事務 所も事務担当者も電話番号も同じ政治団体「サクセス三田会」を迂回(うか

い)したものもあります。(図参照)

 民主党本部は448万円ですが、議員では、元東電労組副委員長の小林正夫厚生労働政務官が4000万円、元関西電力労連会長の藤原正司前参院経済産業委員長が3300万円と、両参院

比例議員が群を抜いています。

 このほか、民主党が野党時代の「次の内閣」で経済産業副大臣だった吉田治衆院議員、中山義活経産政務官が各500万円、民主党の原子力政策・立地 政策プロジェクトチーム座長の川端達

夫前文部科学相が32万円、同事務局代理の近藤洋介衆院議員が16万円など。閣僚では、江田五月法相、松本剛明外相が 各5万円。

 電力総連は小林、藤原両氏を組織内候補として民主党参院比例議員に連続当選させるなど、労組の「票とカネ」の力を背景に民主党に影響力を行使。民 主党の原子力政策を、「過渡的エネル

ギーとして慎重に推進」(2005年総選挙政策)から、原発の新増設や輸出を積極的に進める方向へと、展開させた大き な役割をはたしたとみられます。

 献金の効果は抜群です。

 政府が東電福島原発事故の後、中部電力の浜岡原発の運転中止を要請した際、藤原参院議員は、「防潮堤のかさ上げが終了し、国の安全審査をパスした場合、国は責任を持って再稼働を約

束できるのか」と、みずからのホームページで“懸念”を表明しています。

 196万円の資金提供を受けていた民社協会メンバーの直嶋正行元経済産業相が座長を務める同党の「成長戦略・経済対策プロジェクトチーム」は、7 月28日、エネルギー政策に関する提言

を政府に提出。安全性が確認された原発については「着実に再稼働」させるよう求めています。

図

自民

個人献金の6割超

09年 役職でランク付け

 自民党の政治資金団体「国民政治協会」が2009年に受け取った個人献金のうち、6割以上が東京電力など電力会社の役員によるものであることがわかりました。

 電力業界はかつて鉄鋼、金融とともに「献金ご三家」といわれ、自民党側に多額の献金をおこなってきましたが、石油ショック後の1974年、電気料金値上げへの世論の批判をかわすために企業献金をやめています。

 しかし、役員の役職によってランクづけされた個人献金という形で、事実上の企業献金は各電力会社とも続けられてきました。

 09年の場合、本紙の調べによると、東京電力の47人、計569万円など、沖縄電力をのぞく9電力会社の役員(OBもふくむ)206人が2791万5000円の献金を国民政治協会におこなっていました。

 同協会への政治資金収支報告書に名前が記載される5万円以上の個人献金は、自民党国会議員をのぞくと、御手洗冨士夫前経団連会長(キヤノン会長)トヨタ自動車の豊田章一郎名誉会

長、宗岡正二新日鉄社長の各30万円など、計364人による計4330万7000円。

 電力会社役員による同協会への献金は、人数にして56・6%、金額にして64・5%を占めるという突出ぶりを示しています。

 また、約2800万円という献金額は、原発メーカーの東芝、日立製作所の各3850万円にも、ひけをとりません。

 

報道・しんぶん赤旗より

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