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私の札幌生活も9年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

市町村長リレー講座 留萌市長篇

2016-10-13 21:33:35 | 講演・講義・フォーラム等
 一生懸命お話しいただいた市長さんには申し訳ないのだが、どうも話が総花的になってしまった感が否めなかった。自治体の首長となると、あれもこれもと目配りが必要なのは分かるが、聞いている我々は市民ではない。留萌のマチづくりの特徴を詳しく聴きたいと思った私だったのだが…。 

                         

 今日(10月13日)午後、札幌大学の「市町村長リレー講座」の今年度第2回目の講座があった。講師は留萌市長の高橋定敏氏「留萌きらめき舞台物語」と題して、留萌のマチづくりについてお話された。

 高橋氏は留萌市長として現在3期目で、道議会議員からの転身で63歳とのことだった。
 高橋氏の印象も、前回の片岡寿都町長同様、元気はつらつといった印象だった。
 それは片岡氏の時にも触れたが、自らが主導してマチづくりを推進しているという自負と自信がそうさせていると私には思われる。

               

 その高橋氏のお話だが、大きくは二つのことについて話された。
 一つは留萌市の財政健全化を果たすまでいかなる努力をしたかという点と、もう一つは、氏によると「るもいならではの取り組み」をいかに進めているか、ということについてだった。

 留萌市の財政は、バブル他以後に税収の伸び悩みや、ごみ処理コストの激増、国の各種補助金の廃止などにより市の財政負担が増しているにも関わらず、各種の公共施設(温水プールや学校、港湾整備など)の建設を行ったことで公債費の負担が増大したという。
 さらには、市立病院会計の赤字も市の財政悪化に輪をかけたそうだ。
 そうした状況の中で市長に就任した高橋氏は大ナタを振って財政の立て直しを図ったという。
 職員の削減、市議定数の削減、市長をはじめとする特別職・管理職・職員の給与の削減、公共料金の見直し、各種公共施設の廃止、市主催事業の廃止、等々…。
 地方自治体の財政について、私はほとんど無知だが、相当の剛腕でもって財政健全化路線を突き進んだように思われる。

 職員は理解し、付いてきてくれたというが、はたして内心はどうだったのだろう? それでも職員は市財政の内状が分かるからまだ理解できる部分があるかもしれないが、公共サービスをカットされた市民感情はどうだったのだろうか?

 それでも断行できたのは、高橋氏自身の市政運営によって負債が増えたわけではなかったところに、氏が大ナタを振るえたところがあったのだろう。市の財政はまだまだ予断を許されない状況のようだが、好転してきていることが高橋氏の表情からもうかがえた。

               

 次に「るもいならではの取り組み」についてだが、私が聞きたかったのはこちらの方である。留萌のマチづくりにはどのような特徴があるのだろうか、と…。
 どうもこの部分が私には今一つ物足りなかったところである。
 氏が挙げたのは、「るもい健康の駅」の創設、「三省堂書店 留萌ブックセンター」の開設、「シーフードダイニング『留萌マルシェ』」を東京都内に開設したこと、パスタ麺の原料である小麦「ルルロッソ」の開発、等々…。
 私はお聞きしていて「総花的だなぁ…」という感をもった。
 冒頭でも触れたように、首長であればあらゆる面に目配りすることは大切である。しかし、聞いている私たちは留萌市民ではないのだ。(受講している学生も含めて)「留萌というマチはどのようなマチなのだろう?」「どんな特徴のあるマチなのか?」ということに興味があるのだ。(少なくとも私は…)
 その点でいうと、正直に吐露すると、氏の話にはそれほど興味を持てなかったなあ、というのが私の率直な感想である。

 留萌市というと、以前お聞きした地域エフエム「もえる」の取り組みはとても興味が持てた。私には地域住民が積極的なマチづくりに関与していこうとする取り組みのように映った。そのことについてもお聞きできるかな?と思ったのだが、残念ながらまったく触れていただけなかった。

 JR留萌⇔増毛間が近く廃線になるという。地域にとって明るいニュースではけっしてないが、片岡寿都町長のモットーである「ピンチはチャンス」ととらえて、留萌が文字通り「きらめき」輝くマチとなってほしいと願いたい。
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