オオバナノエンレイソウやニリンソウの白い花が満開で私たちを迎えてくれた。花(白いガク?)の時期が終わったミズバショウが巨大に育った葉を水辺に浮かべていた。森は春爛漫という様相を呈していた。
5月13日(日)、朝から午後にかけて野幌森林公園のふれあい交流館と北海道ボランティア・レンジャー協議会主催の「春のありがとう観察会」に参加した。
「春のありがとう観察会」とは少々違和感のある日本語のようにも思うが、この観察会は野幌森林公園の自然に感謝して、森林内のゴミを拾いながらの観察会である。そうした観察会が毎年春と秋に開催されている。したがって「春に実施する、森に感謝してゴミを拾いながら行う観察会」という意味を短く表すために付けられたネーミングと解した。
参加者はおよそ30名だとか。それを希望によってAコースとBコースに分けられ、それぞれ4~5人に一人のボランティア・レンジャーのガイドが付いてくれた。私は春の花が多いと言われたエゾノユズリハコース ~ 四季美コース ~ 桂コースを巡るBコース(約5.7㎞)を選択した。
ガイドは幸運にも協議会の会長である春日氏が付いてくれた。
野幌森林公園は、前回4月(4月19日)の観察会と比べると、木々に緑の若葉が還ってきてとても清々しい気持ちにさせてくれる観察会だった。
※ 公園内は木々に若葉が還ってきて、清々しい空気に包まれていました。
春日氏のガイドは実に丁寧だった。
しかし、受講者(私)のレベルがそれに付いていけない。例えば、オオタチツボスミレ、タチツボスミレ、ツボスミレの見分け方について、実物を前にして説明してくれるのだが、私にとっては、それらスミレの僅かな相違など、一度の説明を受けてもよく理解できないし、そもそもその相違を覚えようという意欲もないのだから、これは困った受講者である。
※ 左端の人が私たちの班のガイドをしてくれた春日氏です。
私は今の私のレベルをほんの少しだけ上げることを目標にして春日氏のガイドに付いていった。
それでは、私が覚えることができた、あるいは覚えようとした山野草だけをこの後、写真と共にレポートする。
まずエンレイソウの仲間である。
大きな3枚の葉に小さな紫色の花(実はガクということだ)を付けたエンレイソウである。
次は、森の中でひときわ白い花(ガク)が目立つオオバナノエンレイソウ。
※ 公園内には、こうしたオオバナノエンレイソウの群落がいたるところに見られました。
続いて、オオバナノエンレイソウの変種で、花(ガク)が緑色をしている。広い公園の道端では一株しか発見されていないようだ。
そして花(ガク)は白いが、オオバナノエンレイソウと比べ小さく、同時に緑色の外花を持つミヤマエンレイソウである。
最後に、ガク片が緑色で、子房が黒いトイシノエンレイソウである。砥石山で発見されたことがその命名の由来だとか。この種も野幌森林公園ではその株は多くないようだ。
続いて、私たちにとってやっかいな植物を二種。
一つはツタウルシである。ウルシに弱い人は近づいただけでも肌が負けてしまうとか…。
そしてこちらも保険金詐欺事件などですっかり有名になった。トリカブトである。正確にはエゾトリカブトと称するらしい。
このエゾトリカブトとよく葉の形が似ているのが、公園内でもとても目立つニリンソウである。ニリンソウはこの時期、オオバナノエンレイソウとともに森林内で白い共演をする二つの山野草である。
※ ニリンソウが遊歩道を取り囲むように咲いているところがありました。
次に野幌森林公園内で目立つ植物をチェックしておきたい。
まずはオオウバユリである。まだ幼生であるが、これからどんどん大きくなって、森林公園内の遊歩道脇で存在感を誇る植物である。
続いて目立つのがバイケイソウである。強い毒性のある植物で、幼芽のときはギョウジャニンニクなどと間違われて中毒事件を起こしているとのことで、要注意である。
さらに目立つのが、マイヅルソウである。これは葉が鶴が舞う姿にも見えるところから付けられた名前だということで葉に特徴がある。
目立つほど多くはないが、特徴的な山野草を三種ほど…。
一つは、その幹の肌が特徴的なマムシグサである。これは覚えられそうだ。
そして、これも葉に特徴があるオオカメノキで、葉の形がカメの甲羅形に似ていることから命名されたという。
花が特徴的で、独特の気品さえ感じられる花が特徴的なヒトリシズカである。
まだまだ、たくさんの山野草について説明を受け、カメラにも収めたが、私の能力の限度を超えそうなので、この辺りでレポを閉めることにする。
“好きこそ物の上手なれ”と言われるが、本当にガイドの方たちは多くの植物の名を知っていて、その特徴にも詳しい。私は基本的に植物を好きになれていないのかな?
5月13日(日)、朝から午後にかけて野幌森林公園のふれあい交流館と北海道ボランティア・レンジャー協議会主催の「春のありがとう観察会」に参加した。
「春のありがとう観察会」とは少々違和感のある日本語のようにも思うが、この観察会は野幌森林公園の自然に感謝して、森林内のゴミを拾いながらの観察会である。そうした観察会が毎年春と秋に開催されている。したがって「春に実施する、森に感謝してゴミを拾いながら行う観察会」という意味を短く表すために付けられたネーミングと解した。
参加者はおよそ30名だとか。それを希望によってAコースとBコースに分けられ、それぞれ4~5人に一人のボランティア・レンジャーのガイドが付いてくれた。私は春の花が多いと言われたエゾノユズリハコース ~ 四季美コース ~ 桂コースを巡るBコース(約5.7㎞)を選択した。
ガイドは幸運にも協議会の会長である春日氏が付いてくれた。
野幌森林公園は、前回4月(4月19日)の観察会と比べると、木々に緑の若葉が還ってきてとても清々しい気持ちにさせてくれる観察会だった。
※ 公園内は木々に若葉が還ってきて、清々しい空気に包まれていました。
春日氏のガイドは実に丁寧だった。
しかし、受講者(私)のレベルがそれに付いていけない。例えば、オオタチツボスミレ、タチツボスミレ、ツボスミレの見分け方について、実物を前にして説明してくれるのだが、私にとっては、それらスミレの僅かな相違など、一度の説明を受けてもよく理解できないし、そもそもその相違を覚えようという意欲もないのだから、これは困った受講者である。
※ 左端の人が私たちの班のガイドをしてくれた春日氏です。
私は今の私のレベルをほんの少しだけ上げることを目標にして春日氏のガイドに付いていった。
それでは、私が覚えることができた、あるいは覚えようとした山野草だけをこの後、写真と共にレポートする。
まずエンレイソウの仲間である。
大きな3枚の葉に小さな紫色の花(実はガクということだ)を付けたエンレイソウである。
次は、森の中でひときわ白い花(ガク)が目立つオオバナノエンレイソウ。
※ 公園内には、こうしたオオバナノエンレイソウの群落がいたるところに見られました。
続いて、オオバナノエンレイソウの変種で、花(ガク)が緑色をしている。広い公園の道端では一株しか発見されていないようだ。
そして花(ガク)は白いが、オオバナノエンレイソウと比べ小さく、同時に緑色の外花を持つミヤマエンレイソウである。
最後に、ガク片が緑色で、子房が黒いトイシノエンレイソウである。砥石山で発見されたことがその命名の由来だとか。この種も野幌森林公園ではその株は多くないようだ。
続いて、私たちにとってやっかいな植物を二種。
一つはツタウルシである。ウルシに弱い人は近づいただけでも肌が負けてしまうとか…。
そしてこちらも保険金詐欺事件などですっかり有名になった。トリカブトである。正確にはエゾトリカブトと称するらしい。
このエゾトリカブトとよく葉の形が似ているのが、公園内でもとても目立つニリンソウである。ニリンソウはこの時期、オオバナノエンレイソウとともに森林内で白い共演をする二つの山野草である。
※ ニリンソウが遊歩道を取り囲むように咲いているところがありました。
次に野幌森林公園内で目立つ植物をチェックしておきたい。
まずはオオウバユリである。まだ幼生であるが、これからどんどん大きくなって、森林公園内の遊歩道脇で存在感を誇る植物である。
続いて目立つのがバイケイソウである。強い毒性のある植物で、幼芽のときはギョウジャニンニクなどと間違われて中毒事件を起こしているとのことで、要注意である。
さらに目立つのが、マイヅルソウである。これは葉が鶴が舞う姿にも見えるところから付けられた名前だということで葉に特徴がある。
目立つほど多くはないが、特徴的な山野草を三種ほど…。
一つは、その幹の肌が特徴的なマムシグサである。これは覚えられそうだ。
そして、これも葉に特徴があるオオカメノキで、葉の形がカメの甲羅形に似ていることから命名されたという。
花が特徴的で、独特の気品さえ感じられる花が特徴的なヒトリシズカである。
まだまだ、たくさんの山野草について説明を受け、カメラにも収めたが、私の能力の限度を超えそうなので、この辺りでレポを閉めることにする。
“好きこそ物の上手なれ”と言われるが、本当にガイドの方たちは多くの植物の名を知っていて、その特徴にも詳しい。私は基本的に植物を好きになれていないのかな?
この観察会は野幌森林公園の自然に感謝して、森林内のゴミを拾いながらの観察会・・》
私は初めて知りました。
《・・前回4月(4月19日)の観察会と比べると、木々に緑の若葉が還ってきてとても清々しい気持ちにさせてくれる観察会だった。・・》
落葉樹は芽吹きから、幼い葉を広げて、みずみずしい若葉となり、
やがて今日、まばゆい新緑の中、歩かれたご様子、添付して下さった数々のお写真を拝見しながら、羨望する次第です。
そして私の住む近くに都立・『神代植物園』がありますが、
掲載して下さいました道内の樹木、野花などに初めて拝見することが多く、しばし見惚れたり致しました。
私は常緑樹、落葉樹、野花などは、名も知らないことが多いですが、
農家の児として育った為か、こうした森林、里林、雑木林、公園を歩くが好きで、
ともすれば時間を忘れて散策したりしていますが、
貴兄のお住まいの札幌中心街の周辺に、広大な公園が数多くあると知り、魅了されたりしている次第です。
たまたま私は野幌森林公園に関しまして、過ぎし2014年2月上旬、定山渓温泉の観光ホテルに滞在した旅路の中、
明治から昭和初期に及び、北海道で建築された建造物が、
『北海道開拓の村』に於いて、移築復元・再現されている、と私は遅ればせながら知り、
北海道の開拓の歴史の一面を学ぼう、と家内を誘って、私たちは初めて訪れました。
そして『北海道開拓の村』は広大な野幌森林公園の一角にあると知り、
雪上の中、馬そりに乗って主要な村内を観られるコースを、
若き清麗な案内嬢の解説を聞きながら、市街地、漁村、農村、山村の各群のそれぞれ建物を観たりした次第です。
この後、私たちはこの村内の中を数時間歩き廻ったりした次第です・・。
今回、野幌森林公園の新緑の情景を拝見し、改めて札幌の郊外に深く魅せられた次第です。
北海道は今、冬期間のモノトーンの世界から、若葉が萌える新緑の季節に入りました。
そま様子をどれだけ切り取ることができたか…。それは置いといても一年で最も素晴らしい時期を迎えようとしています。
野幌森林公園は、我が家からけっして近くないのですが、季節の折々気になって出かけています。
夢逢人さんの「神代植物園」でのさまざまな草花の写真を目を楽しませてくれます。
「北海道開拓の村」を体験されたのですね。
北海道はまだ開拓されて150年ていどしか経っていない(この区分については、いろいろと異論もあるのですが…)だけに、本州各地の類似の施設とは歴史の重みがまったく違いますが、本州(東京)の方々から見て、どう思われたのでしょうね。
私は北海道でも田舎育ちですから、開拓の村の建物や雰囲気はどこか既視感をもちながら眺めています。
長文にご丁寧なコメントありがとうございました。