田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

子どもの学びを支援する

2016-01-17 21:47:36 | ボランティア
 昔取った杵柄をなんとか子どものために役立てられないものか…。私の中ではずーっと念願としてあった。その念願が、このほど曲がりなりにも実現の一歩を踏み出すことができた! 

 私は数年来、退職組織の「教育情報」という部署を掌っていて、私たちの仲間が道内の各地で子どもたちの教育支援のために活動していることを把握していた。ところが退職者が最も多く集まる札幌においてそうした活動が皆無に近いことを嘆いていた。
 皆無に近いと書いたが、唯一厚別区においては会員の熱心に取り組みで、子どもが集まる児童館において子どもたちの学習を支援する実践が行われていた。

 昨年秋、私が所属する中央区の団体の事務局長役のO氏に「中央区でもできるよ!実現を模索して!」とお願いしておいた。
 すると、昨年暮れにOさんから「○○さん(私の名)できることになったよ!日程はこれこれ、協力をお願いします!」という連絡があった。

 その内容は次のようなものだった。
 1月12、13、14、15日の4日間、緑ヶ丘児童館において、子どもたちの学習時間として設定されている11時~11時50分の間、子どもたちの冬休みの学習を支援する、というものだった。
 私のスケジュールを睨んだところ全4日間の協力は無理だったが、13日、15日の両日応援に駆け付けることを約束した。

 緑ヶ丘児童館は我が家から車で10分ほどのところにある。
 13日、児童館へ行くと多くの子どもたちが児童館に集まっていた。子どもたちはそれぞれ自由に自分の趣向にしたがって児童館内で過ごしていた。
 そして11時、合図と共に子どもたちは学習をする部屋に集まってきた。この日は私を含めて5名の方が子どもの支援のために駆け付けていた。

                                            
 
 子どもたちは学校から出されている宿題や、その他の学習課題をそれぞれ自分のペースで取り組み始めた。子どもたちの姿からは、児童館の約束として学習することが定着しているように見えた。私たちがいることをそれほど気にする様子もなく、淡々と自分の学習に取り組んでいる、といった様子だった。
 私たちはその姿を後ろから見守り、躓いているような子を見かけると、それとなくアドバイスすることに徹した。
 久しぶりに触れた小学生の学習の様子だったが、私が想像していたよりずっと進んだ学習内容だったことに内心驚いた。

 僅か2日間、2時間弱の触れ合いだったが、中には「これ合っていますか?」と聞いてくる子どもがいたり、躓いている子にアドバイスしてあげるとニッコリ微笑み「ありがとう」とお礼をいう子などがいたりと、少しは頼りにされたかな?という思いを抱かせてくれた。

 今回の取り組みはまだ試行的な取り組みである。
 この取り組みについてしっかり振り返り、今後の恒常的な取り組みに繋げていくことができたら、と考えている。
 このようなボランティアこそが、私たちのノウハウを生かす最適の活動なのではと思っている。