田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ウォーク 21 北区・「藍の里」コース 後編

2008-08-13 18:02:54 | 札幌ウォーク & Other Walk
 「篠路・拓北・あいの里コース」(地図 約8km)の特徴は何と言っても「あいの里緑道」が大きな特徴と言って良いでしょう。
        

 私も歩いてみて初めて分かったのですが、「あいの里ニュータウン」の外縁のおよそ2/3をこの「あいの里緑道」が囲っている形です。その距離およそ6㎞と資料に出ていました。
 もちろん6㎞が完全に繋がっているのではなく、途中に道路が縦断していたり、何かの事情で道路を跨ぐような形になったりと、連続はしていません。
 マップをよく参照下さい。その度に1号緑地、2号緑地と名称を変え、6号緑地まで続きます。この6号緑地が最も長く連続していて、およそ3㎞近く続きました。
        
        ※ あいの里ニュータウンの中核的存在の教育大学の建物です。
        
 あいの里緑道の素晴らしさは、全ての道がレンガを一枚一枚組み合わせて作られている歩道なのです。その上、コース全体は植樹された木々が密生していて、素晴らしい空間を作っています。当然のようにコースの各所には休憩用に木製の椅子が配せられ、さらには昼食やおやつを楽しめるおしゃれな東屋もあります。
 この緑道はかなり予算をかけていると見ました。あの頃はまだ余裕があったんですねぇ。というよりはその頃の浪費が今の窮状に繋がっている?
        

 長く続いた「あいの里緑道」が終わると、これもあいの里のシンボルの一つ「トンネウス沼」に至ります。
 この沼はあいの里公園内にある小さな沼なのですが、あまり手を入れず自然の状態を保っているためアジアイトトンボなど珍しいトンボが自生している沼として貴重な存在だそうです。なるほど、私が行ったときは沼全体を水草が覆っていて、水面が隠れてしまうほどでした。
        
        ※ 水草に覆われてしまったトンネウス沼の水面です。

 コースは次に住宅街に造成された小さな流れの「せせらぎ緑道」へと導かれます。
 ちょうど同じ北区の安春川の様子を以前に紹介しましたが(こちら)、その小型版のような流れです。近くに住む人たちにとっては、とても癒されるロケーションではないでしょうか。
        

 ここの住宅街に昭和57年に建立された「あいの里開発記念碑」がありました。この年からニュータウンの造成が始まったということですから、初めの鍬が打ち下ろされた場所なのでしょうか。
        

 せせらぎ緑道は「あいの里北公園」に導いてくれ、公園からせせらぎ緑道はやがて消えてしまいますが、歩行者専用路のような歩道が駅までまっすぐ続いて、「あいの里教育大駅」に到着します。

 ある方から聞いた情報なのですが、「あいの里ニュータウン」は、にユータウン内に「あいの里学園通り」と「あいの里北公園通り」を縦横に配し、周囲に「あいの里緑道」を造成することが街造りの基本となったと聞いたのですが、その真偽はどうなのでしょうか。
 実際に歩いたみた感じでは、計画的に街づくりが行われたことを感じさせるに十分なニュータウンでした。

《ウォーク実施日 ‘08/08/03》