穏やかな日差しに惰気を催してしまいそう
しかし一歩外に出れば一気に目が覚めてしまいそうな冷たい風の吹く一日だった
今日は「春の弥生の雛祭り」
なのに春はまた何処かに行ってしまった
こんな日は家に燻っているより思い切って外に出た方が良いのかもしれない
で、大雪で延期されていたジュディさんの版画展を見に行ってきた
白黒のみの初期の作品から多色摺りに変わった今日までの作品は70点を超えていたろうか
その一つ一つを見ていて
大胆な絵の中にも硝子戸や卓に写った木々を描写する女性らしい繊細さに心を奪われた
会場の一室では作品が出来上がるまでの行程をビデオで紹介していた
浮世絵などは絵師、彫り師、摺り師がそれぞれ分担で行っていたと聞く
今は全てを一人で行う作業が主流の様で
彼女もスタッフは抱えているものの全てがレキッとしたオリジナル作品だ
作務衣を着用し懸命に取り組む姿は舞台の温和な表情とは違った厳しい一面が覗く
それがまた、とても好ましく私は心の中で大きな拍手を送っていた
版画の世界は門外漢であるが良いものはジャンルを問わない
感動をありがとう
これからも頑張って素晴らしい作品を見せて下さい
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