こばとの独り言

ひたすらに趣味を語るブログ。
【18禁の記事もある為、閲覧は自己責任でお願いします】

「姫繰三六五 2017 Edition」

2016年09月28日 19時19分16秒 | 美少女ゲーム

368人のイラストレーターによる豪華な日めくりカレンダー「姫繰三六五」を買いました(*'∇')

総勢368人の人気イラストレーターさんが1人1日ずつ可愛い女の子を描いています。なので、結構分厚いですね。そして、重いw
私の好きなイラストレーターさんはほぼ描いていらっしゃるようですし、エロゲーやってる人なら知ってる絵師さんが多いのではないかと思います。

確か7月下旬頃だったでしょうか・・・ツイッターでフォローしてるイラストレーターさん達のツイートが一斉に「姫繰」って単語を出し始めたので、一体何だろうと思ったのを覚えています。
最初「姫繰」という意味が分からなくて、口にしてみたら「ああ、日めくりのことか」と気付きましたw 漢字だけ見ると「???」ってなりますねw まぁ三六五って後ろにい付いてるので気付く人が多かったんでしょうけど。
今回、2017Editionとなってるので、きっと来年も出してくれるのかな?だとしたら楽しみですね!

ただ、実際に使うなら、2個買いしないとダメっすねw
どうせなら、サイズを選べると良いかなぁ~。壁に飾るには少し小さいですし。小さくするなら卓上形の物も欲しいなぁ。

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「千の刃濤、桃花染の皇姫」 あらすじ・感想その5 椎葉古杜音編

2016年09月28日 00時13分23秒 | 美少女ゲーム

過去編が終わると時代は現代に戻ります。

千の刃濤、桃花染の皇姫 共通ルートその5 あらすじ
【柿紅葉】
「竜胆作戦」の失敗から4ヶ月。朱璃たちは伊瀬野の更に奥にある奥伊瀬野にいました。帝宮から脱出する際、朱璃たちを守るために重傷を負った宗仁ですが、古杜音たち巫女のお蔭で傷は癒えていました。しかし、意識は戻っていない状態で、古杜音が言うには、長く危篤の状態が続いたため魂が彷徨ってるかもしれないということでした。宗仁の乗る車椅子を押しながら山中を散歩する朱璃は、返事を返さない宗仁に必死に話しかけます。あなたがいないと寂しいと。支える者を失った朱璃も既に限界が来ていました。宗仁にもう泣かないと約束したことを破り、朱璃は泣いてしまいます。しかし、彼女は泣けない身だったため、桃の花弁が舞い落ちてきて、それが宗仁に触れると彼の手が動くのでした。
朱璃の桃の花弁が宗仁に触れたとき、宗仁は夢の中で緋彌之命と再会を果たします。宗仁が帰ろうと言いますが、緋彌之命は「いつまで寝ている、ミツルギ」と言って叱りつけます。そして、お前のことはもう少し頑丈に作ったつもりだったがなと言って微笑むと、桃の花弁が一枚舞い、宗仁の手のひらに載るのでした。
緋彌之命の名を呟きながら目を覚ました宗仁。するとその声を聞いた女性が部屋に駆け込んできます。その姿は緋彌之命その人でした。死んだはずでは・・・と驚く宗仁でしたが、その女性に「しっかりして」と言われると、次第に意識もハッキリして朱璃だったことが分かります。そして、古杜音もやってきて、2人して宗仁の回復を喜びます。古杜音が毎日欠かさず治療を続けてくれたと朱璃が教えてくれたため、宗仁は古杜音に礼を言います。その後、伊瀬野の管長を勤めているという閑倉五十鈴という巫女がやってきて自己紹介をしてきたため、宗仁も自己紹介を返します。
五十鈴との挨拶を済ませた後、現状を確認する宗仁。伊瀬野までやって来られたのは朱璃、古杜音、宗仁の3人のみ。無事が確認できたのは、奏海とエルザ、それから紫乃の3人でした。奏海は帝宮に軟禁状態、紫乃は天京で息をひそめ、エルザは上手く立ち回り軍に戻っていました。滸を始めとして武人たちは一斉に検挙されて今後どうなるかは不明。天京は完全に共和国の支配下に置かれ、武人だけでなく巫女も検挙対象となっており、誰とも連絡が取れない状態でした。唯一の情報源はテレビであり、そこには軍に戻って暴動を治めた英雄として中将にまで上り詰めたエルザが副総督として翡翠帝の補佐をするという情報が流れており、加えて朱璃、宗仁、古杜音の3人を指名手配していました。エルザに裏切られたかと思った宗仁ですが、直接エルザと話を聞きたいと言うと、朱璃もこのままでは引き下がれないと頷くのでした。
12月11日。宗仁の傷は未だ癒えず歩けない状態でしたが、今後の方針について朱璃に聞きます。天京が共和国の支配下に置かれてしまった今、味方は誰もいない状態。そんな現状を打破するには「三種の神器」に頼るしかないと言います。宗仁は「三種の神器」と聞いて先程見ていた夢の話を朱璃たちにします。朱璃は宗仁の話は半信半疑でしたが、古杜音は違いました。何故なら宗仁がミツルギであるなら、驚異的な回復力や見たこともない呪紋、そしてロシェルが使った呪術の影響を受けなかったことにも納得がいくからでした。宗仁は他に緋彌之命と朱璃が瓜二つで2人は何か関係あるのではないかと話します。姿だけではなく涙を流すことだ出来ず代わりに桃の花弁が舞う特殊な体質も同じだったから。つまり、朱璃が緋彌之命の生まれ変わりではないか・・・ということでした。そして、三種の神器についても話します。今に伝えられている三種の神器は偽物であり、本物の鏡は勅神殿、勾玉は紫霊殿の奥にそれぞれ封印され、そして剣は宗仁自身。これは歴代の皇帝のみに伝えられた真実でした。
本物の「三種の神器」の1つミツルギが宗仁自身なら1人でも共和国軍に対抗できるかも・・・と言いますが、未だ宗仁は記憶は戻ってもらず、歩くことすら出来ない状態でした。宗仁がミツルギに戻れる方法は何か考えていると、古杜音が小此木の遺した言葉を思い出します。「伊瀬野にて御剣を研がれませ」。小此木はミツルギの存在を知っていてその言葉を遺したのではないかと推察します。そうなれば、この伊瀬野に何か手がかりがあるはずと思い探すことにしますが、その他に朱璃が史上最強の巫女であった緋彌之命の生まれ変わりであるなら自分にも強力な呪術が使えるかもしれないと言い、古杜音に調べてもらうようお願いするのでした。
一方、帝宮では。副総督に就任したエルザが翡翠帝の下を訪れていました。かつてエルザと共に戦おうと約束していた翡翠帝は彼女を裏切り者と罵りますが、エルザは情勢は変わったと一蹴。そして、別の場所に移送すると言って部屋の外へと連れ出します。翡翠帝を見送ったエルザに声をかけたのはロシェルでした。彼はエルザのクーデターをウォーレンには報告せず、それを盾に実質彼女を操っていました。ロシェルは自分に朱璃たちの捜索を任せれば必ず捕まえてみせると豪語。エルザは朱璃たちの捜索に関しては手詰まり状態だったため、現状を打破できると思い、ロシェルに捜索を依頼します。ただし、必ず生きて捕まえることを条件に。その後、エルザから離れたロシェルは物陰に潜んでいた配下・八岐雪花に彼らの居場所を聞きます。雪花は朱璃たちは奥伊瀬野にいるが、奥伊瀬野は呪術で作り出せた要塞であり、高位の神職以外は辿り着くことが出来ないと答えます。ロシェルは呆れながらも君に任せるしかないと言い、そろそろ彼らにも目を覚ましてもらいたいと呟くのでした。
その日の夜、宗仁は夢を見ていました。それは竜胆作戦の帝宮での戦い。宗仁は呪壁の方へ行くと、そこには古杜音と共和国軍の軍服を着た女性が対峙していました。彼女は八岐雪花と名乗り先代斎巫女の持っていた呪装具を古杜音に見せます。そして、斎巫女に選ばれた古杜音の実力を見たいと言って呪術を使い、古杜音もそれに応戦しようとしたところ、宗仁が思わず助太刀すると言って、夢の中なのにその戦いに割り込んだところで目が覚めるのでした。
12月12日。早朝、古杜音に昨日の見た夢の話をします。すると、古杜音は驚き、それは私の夢でございますと言います。最後に宗仁が助けに入ったのも一致していたため、古杜音は治癒の呪術の影響で、私と宗仁様の意識が混ざり合ってしまったのだと思いますと言います。古杜音は宗仁の傷があまりにも酷かったため、呪鎖という繋がりを作って自分の呪力が効率よく宗仁に流れ込むようにしていました。その影響で多少意識が混ざりあっているのではないかと推察。そして、夢であったことは事実で、実際に雪花と戦ったと言い、結果は古杜音の敗北でした。しかし、雪花が古杜音をいたぶるのを楽しんだ後、ここで殺すのは勿体ないと見逃したため、古杜音は無事でいられました。古杜音は先代の仇を前に不覚を取ったことを悔しがり、次に会ったときには必ず先代の仇を取ると決意を言います。けど、今は宗仁と朱璃のことを調べることが大切だと言い、宗仁の身体を調べ始めるのでした。
その後、朱璃の身体を調べていた古杜音はついに呪術の痕跡を見つけます。その存在にすら気づかせないほどの非常に高度な障壁により隠されていたのです。障壁の解除は出来るが何が出てくるか分からないから探りを入れるという古杜音は、その障壁の解除を試みます。すると、目の前が光り、朱璃の頭の中に女性の声がします。その女性は「帝宮に向かえ。魂の欠片を早く」と言い残し消えていきます。朱璃には声しか聞こえないのに脳裏には紫霊殿の景色が浮かんでいました。朱璃が目を覚ますと宗仁が「緋彌之命」の名を呼んで駆けつけてきます。軽く嫉妬した朱璃ですが、それは置いて2人に頭の中に聞こえた声の話をします。「魂の欠片」は紫霊殿にあるという声の話を聞いた古杜音は宗仁から聞いた話とも一致することから、やはり皇祖様の声なのでしょうかと口にします。朱璃も断定は出来ないとしながらも胸の内では古杜音の言葉が正しいという予感がしていました。しかし、現状紫霊殿に行くのは難しいため、全てはミツルギの力を持つ宗仁次第であることから、今度は宗仁の方に全力で取り組むこととなったのでした。
12月13日。昨晩古杜音が試したいことがある言ってたことを実践してみることに。それは薬湯に浸かった状態で斎巫女と密着するというものでした。裸同然(むしろ裸よりエロく見えるw)の古杜音に抱きつかれた宗仁はこれは治療の一種だと心に念じて耐えぬきますw しかし、それでもミツルギ並の力を取り戻すことは出来ず、朱璃と五分程度しか力が戻っていませんでした。そこで、古杜音は初代斎巫女が実際に何をしていたかを宗仁に聞きます。宗仁はミツルギは戦うたびに呪力を消耗するためその度に呪力を補給しなければならない、その補充する役目を斎巫女がしていたと話しますが、ミツルギ自身は呪術には詳しくないため具体的に何をしていたかは分かりませんでした。ただ、千波矢が「ミツルギの花嫁」と呼ばれていたことを思い出し、それを口にすると朱璃も古杜音も揃って「花嫁!?」と言って驚きます。実際は例え話ですが、古杜音はどんどん妄想を膨らませていき、やがて暴走を始めたため朱璃がそれを止めます。実際に何をしていたのか・・・それを宗仁が思い出すことが第一ということになり、古杜音もどんな指名でも逃げ出したりしないと覚悟を示すのでした。
その後、ちょっと古杜音に嫉妬した朱璃は自分にも出来ることがあると思い、以前武人町で桃の花に触れた宗仁が気絶したことを思い出し、もしかしたら桃の花弁に触れさせれば元に戻るかもと考え、宗仁を自分の部屋に呼び出します。しかし、朱璃が泣くことは非常に難題で、玉葱を使ったり髪の毛を抜いてみたりこよりを作って鼻をもぞもぞしたり宗仁に罵倒させてみたりしますが、一向に成果は表れませんでした。宗仁はもう止めようと言い、その理由に朱璃の涙は神聖なものでありもう泣かないと約束した大切なものなんだと言うと、朱璃はそれは私との約束なのか皇祖様との約束なのかと問い詰めます。必死に今の主は朱璃だと訴える宗仁でしたが、朱璃はそれならミツルギと緋彌之命の関係はどうだったのかと痛いところを突かれます。あくまで主と刃であり自分は道具だと言い張る宗仁に対し、だったら道具かどうか試してみると言って自分の顔を近づけ、自分を道具扱いしないでと言って宗仁と唇を重ねます。そして、それが終わると恥ずかしいのかそのまま部屋を出て行ってしまいます。宗仁もまた胸が高まり心が激しく揺れ動き、自分が見ないようにしてきた・・・考えないようにしてきたことを目の前に晒されてしまうのでした。
その日の夜。古杜音はミツルギの夢を見ていました。それはミツルギが緋彌之命たちを殺した狂人と対面している夢。周囲には当時の斎巫女がその男によって殺されていました。古杜音はあまりに酷い惨状を目の当たりにして気分が悪くなりましたが、こんなことを何度も宗仁が繰り返していることを知ったことで、彼の心がどれほど傷付いているのかと心が痛くなり、もっと宗仁様のことが知りたいと考え、更に宗仁の記憶を探ることにします。ミツルギは何度も皇国に災厄をもたらす狂人のことを「禍魄」と呼ぶようになっていました。禍魄によって戦いが起こればミツルギが駆けつけ、そして戦いによって消耗した呪力を補充するために斎巫女が命を削って治療にあたる。呪力を扱う巫女は元々寿命が短いですが、「ミツルギの花嫁」である斎巫女は更に短い人生でした。ミツルギのために命を捧げてきた何百何千人もの斎巫女の死を看取ってきたミツルギは、時と共に消せない傷が増えていきました。それでも戦い皇国を守り続けます。いつか緋彌之命が帰ってくることを信じて。
目を覚ました宗仁のもとに古杜音がやってきます。すると、涙を浮かべ声を忍ばせながらも古杜音は近づいてきて宗仁の胸に飛び込みます。そして、ミツルギ様の夢を見たと言い、斎巫女が皇国のために永遠に戦い続けるミツルギに仕えることが出来るのはほんの一瞬で、それではミツルギ様の心を救うことも癒すことも出来ない、斎巫女は無力だと嘆きます。宗仁が古杜音は優しい人間だと言って頭を撫でると古杜音はお礼を言い、自分の覚悟を伝えます。「椎葉古杜音は、斎巫女として宗仁様にこの命を捧げます」と。宗仁は自分を大事にしろと言いますが、古杜音に武人は命を捧げる相手をご自身で選ばれる、巫女もそれは同じと返され、言い返せなくなってしまいます。そして、古杜音は明日大きな儀式を行い、命をかけて宗仁様を元に戻しますと言い、宗仁様に看取ってもらえるなら私は満足ですと笑顔を見せます。その笑顔はかつて見た千波矢の笑顔と同じものでした。
12月14日。早朝から古杜音たちは儀式の準備に大忙しでしたが、準備も終わりいよいよ儀式のときを迎えます。この儀式は奥伊瀬野に働いている守護の呪術を宗仁の治癒に使うというもので、斎巫女にはかなりの負担がかかるものでした。朱璃は大丈夫なのかと言うと古杜音はお任せくださいと自信満々に言うたけ、朱璃はひとまず引き下がります。儀式が始まり、古杜音が祝詞をあげると宗仁に力が戻っていくのが分かりますが、古杜音は限界を超えて無理をしようとしていたため、途中で吐血して倒れてしまいます。呪術の使い過ぎで昏睡してしまい、悪夢に苛まれている古杜音を救うには、彼女との呪鎖を持つ宗仁だけだと言い、五十鈴に指示された通り目をつむり古杜音のことを考えます。すると、髪の毛一本分の糸が見えたため、五十鈴の力で眠りにつき、彼女の意識と繋げ、古杜音の精神へと入り込みます。そこは黒い雪が降る漆黒の大地でした。その景色を見て、かつて融が死に際に「黒い雪が積もっている」と言っていたことを思い出します。地面が不自然に膨らんでいることに気付き、雪をわけるとそこには巫女の死体が埋まっていました。他にもいくつもの膨らみがあり、それらが全て巫女の死体だったため、古杜音もこの中にいるのかと急いで彼女を探すことにします。なかなか見つけることは出来ませんでしたが、先ほど五十鈴に言われた方法で彼女と繋がっている糸を辿って行くと、ようやく古杜音を発見します。
古杜音はまだ意識はありましたが、かなり衰弱していました。そして、宗仁の姿を見ると、私が死ねば呪力で繋がっている宗仁様も巻き添えになってしまいますと言い、宗仁との繋がりを断ち元の世界に戻そうとし、死の間際でも柔らかい笑顔を見せていました。宗仁はこんなところには置いていけない、古杜音は俺のために自分を捧げてくれた立派な花嫁だと伝えると、古杜音は自分を花嫁と認めてくれたことを喜び、涙を流します。しかし、もう古杜音には戻れる力は残されていませんでした。それならば力を返そうと宗仁は自分を切りその血を古杜音に飲ませます。すると、古杜音に体温が戻り、お互い手を握ると2人は現実世界へと帰るのでした。古杜音は無事意識を取り戻したものの、2~3日は安静が必要でした。朱璃と五十鈴は古杜音の中で何があったのか宗仁に聞くと、宗仁は黒い雪が積もった漆黒の大地のことを話します。朱璃はお伽噺みたいと言いますが、五十鈴はそこは巫女にとって切っても切り離せない場所だと言い、巫女たちの間では「根の国」と呼んでいると教えます。
場所を移動し、五十鈴は「根の国」についてこれから話すことは本来なら高位の巫女にしか話さないことであり内密にお願いし、2人に詳しく説明します。先ず呪術とは「大御神」の力を借りて起こす1つの奇跡であり、言い方を変えれば「大御神」の力で世界の因果を捻じ曲げています。便利な力ではあるものの、望むように因果を書き換えてそれで仕舞いではなく、因果を捻じ曲げれば「因果のひずみ」が生じ、世界のどこかに悪影響を及ぼします。つまり、因果を捻じ曲げて誰かが得をすればその分だけ誰かが損をするということで、広い目で見れば帳尻が合うようになっています。巫女の世界ではこの現象を「因果の相殺律」と呼んでおり、「因果のひずみ」によって世界にもたらされる悪影響を「応報」と言います。しかし、呪術には「応報」が発生しない仕組みがあります。古代の巫女達は呪術を行使する際に必ず「型代」を用意し、「応報」を肩代わりさせていました。呪術を使う前にあらかじめ「応報」の受け皿を用意するのです。しかし、呪術を使うたびに「型代」を用意するのは大変で、強大な呪術にはそれだけ大きな「型代」が必要でした。そこで皇祖は呪術の新しい仕組みを作りました。この別の世界こそが「根の国」。そして、黒い雪が「因果のひずみ」でした。つまり、別の世界を丸ごと「型代」にしたのです。別の世界には何者が住んでいたかは正確なところは伝わっておらず、「大御神」とは別の神が住んでいた世界だったと言い伝えられていました。しかし、そのお蔭で大規模な呪術を使えるようになりました。政治にしろ呪術にしろ、緋彌之命が作ったものが現在の皇国を支えていたのでした。古杜音がその「根の国」にいた理由は、巫女は自分の身体を通じて「因果のひずみ」を「根の国」に送り、その際に少なからず心が冒されやがては魂が「根の国」に引きずり込まれてしまうからでした。黒い雪を見たらもうその巫女は長くない・・・つまり古杜音の命はあと僅かであることを意味していました。古杜音を助ける方法は呪術を使わないこと。しかし、それは巫女の存在意義を否定することと同義でした。宗仁が最後まで戦おうとするように、古杜音もまた最後まで呪術を使うだろうと五十鈴は言いますが、それでも個人の我儘を言えば古杜音には生きていてもらいたいと思っており、朱璃と宗仁に古杜音には極力呪術を使わせないようお願いするのでした。
一方、刻庵に負け共和国軍に捕えられた滸は、独房で拘束されていました。そこへ、雪花が姿を現します。皇国の巫女でありながら皇国を裏切った雪花は、滸に裏切った理由を聞かれると自分の技術を評価してくれる方が共和国にいるからと答えます。共和国にとっては脅威となる武人や呪装刀に対抗するには、それを無効化する、あるいは有効な対抗策を考案しなければならない、そのためには呪術に長けた人間が必要だったから。そして、雪花は刻庵を呪術で操っていることも話し、刻庵を呼び出します。父親の見ている前で雪花に良いように殴られる滸ですが、決して屈しませんでした。すると滸を殴っていた雪花は急に壁の向こう側を見るような目をし、「そこにいたのね、斎巫女」と言い、滸への拷問を止め去って行くのでした。
数日後、ようやく身体を動かせるようになった古杜音は、宗仁がまだミツルギの力を取り戻してないと分かると、再び儀式を始めようとします。朱璃がそれを止めようとすると、古杜音は朱璃に嫉妬しているのですねと喧嘩を売り、朱璃もその喧嘩を買って口論となります。宗仁はそれを見かねて喧嘩はよそでやれ、他の者が見ているというと、古杜音も朱璃も巫女たちに見られていることに気付き、喧嘩は中断。その後、五十鈴が用意した柿を食べますが、古杜音は柿で朱璃と出会った頃のことを思い出し、当時巫女の修行が厳しくて何度も抜け出し朱璃のところに行ってたと話します。朱璃と出会い、彼女の生き様を見た古杜音は人生観が変わり、それ以降真面目に修行に励むようになったと嬉しそうに話します。朱璃は当時復讐心だけで必死に修行していただけだったため、よく覚えていませんでした。五十鈴は朱璃の世話をしていた里中と会ったことがあると言い、そのとき里中が朱璃のことを「孫娘」と言っていたということを聞き、朱璃はあることを決意。古杜音に話があると言って2人きりになります。
朱璃は以前身体を調べたとき呪術の障壁があったがそれを取り払うことは可能かと聞きます。しかし、解除を試みることは可能だけど以前解除を試みようとしたとき大変なことになったと古杜音は答えます。それなら破壊すれば皇祖様の力を引き出すことは出来るかと再び質問すると、古杜音は皇祖様にかかわる何かが起こるかもしれないがどうなるかは分からないと答えます。そもそも、解除が朱璃の身体にどんな影響を及ぼすか分からず、もしも緋彌之命の意識が現れた場合、1つの身体には1つの意識しか入らないため、1つの椅子を取り合った結果、力が弱い方がはじき出されてしまうと話します。最悪、朱璃の意識が消えてしまう可能性もあり、古杜音は乗り気ではありませんでした。しかし、朱璃の意志は固く、私の中の障壁を取り除いてと命令します。古杜音は朱璃に止めさせようと必死に説得を試みますが、朱璃が古杜音が宗仁のために命を捧げようとしたように、私も皇国の再興のために命をかけたい、私とあなたは同じで一緒に無茶しましょうと言ったため、何も言い返せなくなります。しかし、朱璃が宗仁の力になれないことを焦っていることを見抜いていたため、古杜音はワザと意地が悪い受け答えをして「宗仁様に格好いいところを魅せたいのではないですか」と煽って、朱璃を怒らせます。古杜音は心の中で朱璃に謝りながら、自分のすべきことをしようと覚悟を決めます。斎巫女は「ミツルギの花嫁」。代々ミツルギのために力を使ってきた。ならば私もその責務を果たすべきだろうと。
その日の夜、寝付けない宗仁が部屋を出て奥宮の中を歩いていると広間に明かりが点いていることに気付きます。広間へ向かうと古杜音が1人でとある文献を読んでいました。宗仁が古杜音に声をかけると、彼女はビックリしますが宗仁が来たことについては丁度良いと言って、宗仁の部屋へと連れて行きます。そこで古杜音は宗仁の力を取り戻すべく花嫁的な行為をする・・・つまり身体を宗仁に捧げるということでした。宗仁は自分を大切にしろと言いますが、古杜音は武人が戦場に命を懸けるのと同じく、巫女は呪術に命を懸けている、試せることは全て試さなければならず命を惜しんで志を果たせなかったら生涯後悔して過ごすことになる・・・それは命を粗末にすることですと反論。古杜音の覚悟を聞いた宗仁は何も言い返せず、決断を迫られますが・・・。

※【古杜音が提案した方法には効果がない】を選択すると朱璃ルート、【古杜音を無駄に傷つけたくない】を選択すると古杜音ルートに突入します。

・・・と、いうわけで、4人目は椎葉古杜音ちゃんでした!

ようやく私の大本命ヒロインの登場ですよ!ずっと待ってました!!やはり1番好きなヒロインは最初にやりたいなぁ・・・w

椎葉古杜音 キャラクター紹介
古杜音ちゃんは可愛い(*´Д`*)b
・・・それはさておき(爆)、古杜音は第192代斎巫女。皇国歴2000年に対して200代弱のため、およそ10年で斎巫女が代替わりしている事が分かり、基本的に代替わり=先代の死となるので、斎巫女が短命である証拠になります。古杜音は先代斎巫女にある才能を認められ斎巫女になりましたが、彼女は先代のことを尊敬しており、3年前に生死不明となった先代斎巫女について真相を調べるため、宗仁たちに協力することとなりました。
古杜音の家は巫女の家系としては皇国内でも指折りの名家で、皇国が出来る前から巫女の家系として存在しており、初代斎巫女も椎葉家から出ています。古杜音自身も優秀な巫女であり、斎巫女としての経験が浅いながらも宗仁たち奉刀会の力となり活躍しています。
性格は素直で明るく元気。どんな状況でも明るく振舞っており、そんな彼女を見て宗仁たちも励まされたりしており、巫女本来の役目以上に彼女の存在は大きなものになっています。ただ、巫女としての仕事ぶりは真面目で優秀ですが、それ以外では色々と残念なところが目立ち、基本的にドジでおっちょこちょい。食べ物には目がなくて、食いしん坊というより食い意地が張っていると言った方が正しいw 伊瀬野で収穫できる柿と佐村屋の饅頭が大好物。
古杜音には、液体の入った物を運んでいるとき、エルザが近くにいると必ずエルザに向かって倒れて彼女を濡らすという特殊能力(?)があり、朱璃たちにもそれをネタにされていますw 尚、生徒会室でお茶をこぼしたときエルザが思わず出した本音によると、古杜音が生徒会役員になったのは斎巫女だからではなく、ただの勢いだったらしいw
他にはジャンケンで負けたことがなく、その強さはあいこにもならず一発で何度も勝ち続けられるほどで、あまりの強さに伊瀬野でも“ジャンケンで斎巫女に選ばれた”と揶揄されていました。ジャンケンは彼女が自信をもって言える数少ない才能ですが、エルザの策に嵌り心理戦に持ち込まれると脆いことが判明していますw
あと1つ古杜音が自信を持っているものがあり、それはダジャレ。しかも共和国語を混ぜたものが多い。ただし、ウケるかどうかは人それぞれで、少なくとも翡翠帝にはウケた模様w 又、生粋の武人である宗仁や滸にはまったく通用せず、ほぼ確実に滑ってしまいますw
それから、自信があることについては、いつもドヤ顔で言うことが多いw そして、普段は皆の下にいるかのようにやや卑屈な態度を見せますが、案外神経は図太いようですw

椎葉古杜音編 あらすじ
宗仁は古杜音の申し出を断ります。その理由は2つ。1つは古杜音が大切だから傷付けたくないということ、そしてもう1つはミツルギの記憶を振り返ってみても過去に斎巫女と情交に及んだことがないからでした。同様に力を得るために斎巫女の命を奪ったこともないから。だから、時間の許す限り他の方法を探してほしいと伝え、古杜音も引き下がります。
翌朝、宗仁が自分のことを「女」として見てくれたことに喜び舞い上がる古杜音。そこへ五十鈴がやってきて悩み事があるなら相談に乗ると言いますが、古杜音はミツルギ様の力を取り戻させることが出来ず何の役にも立ててないと話します。すると、五十鈴からそれは相談ではなく弱音だと突っ込まれると、更に弱音を吐いて、自分よりも何倍も優秀な五十鈴が斎巫女になればもっと上手くいっていた、何故自分が選ばれたのかと言います。すると、五十鈴は先代に斎巫女に必要な資質は何かと尋ねたことがあると話し、先代はそれは「人を愛する才」だと答えます。それを聞いて五十鈴は次の斎巫女は古杜音だとすぐに分かったと言います。そして、先代の名誉を守れるのはあなただけと励ますのでした。
その後、五十鈴と結界の綻びがないか参道の見回りを行っていましたが、古杜音は呪術を禁止されているため修繕は五十鈴が行っていました。そこで古杜音は本当に呪術は必要なのか疑問を感じます。因果を捻じ曲げていいところだけを甘受し、悪いところはなかったことにするというのはなんだか不気味だと。巫女に求められているのは本当は呪術ではないのではないか・・・古杜音の悩みは増える一方でした。
一方、朝の鍛錬を終えた宗仁は朱璃に呼びとめられ、力を取り戻すために私を抱きなさいと言われます。宗仁は古杜音のとき同様にそれを断りますが、朱璃からミツルギ様は緋彌之命を愛していたと指摘され、宗仁は動揺。しかし、2人が問答をしているとき外で人が慌ただしく走る音がしたため、外に出ると結界の入口付近で巫女たちが何者かを抑えつけているのを目撃。その相手は子柚でした。子柚は睦美や数馬は生きていることを伝え、滸は捕まってしまい処刑されるのも時間の問題だと伝えます。それだけでなく、共和国軍がこちらに向かっていると言い明日の夜には到着すると教え、ここに辿り着けたのは将校の通信内容を盗み聞いて知ったからだと答えます。
逃げるか戦うか決断を迫られますが、奥伊瀬野は武人の反乱にも耐えられるよう要塞化していることから、下手に逃げるよりは安全ということで、戦うことに決定。しかし、予想よりも早くこちらが戦う準備を開始したと同時に結界の一部が攻撃されてしまいます。宗仁と朱璃は守護防壁が出来るまでの間、時間を稼ぐために現地へ向かおうとしますが、その前に古杜音が1本の呪装刀を持ってきます。その呪装刀は「初霜」。かつて滸を操った呪装刀でした。古杜音はこの呪装刀にも巫女の命がかかっており、捨てるには忍びなかったので研ぎ直したと言い、宗仁に渡します。ただし、害のないように処置した分、本来の力である冷気はなくなってしまいましたが、宗仁は帝宮を脱出する際に呪装刀を失くしてしまったため、この上ない味方となりました。
守護防壁が完成するまでの1時間。宗仁と朱璃は巫女たちの支援を受けながら必死に共和国軍を足止めします。そして第一波が引いた後、宗仁たちも引きますが、途中で刻庵を遭遇。宗仁は刻庵と対峙しますが、その圧倒的な力の前に劣勢に立たされます。刻庵から迷いがあると言われ、宗仁は道具に迷いはないと返しますが、一向に不利な状況は覆りませんでした。その途中、呪術を禁止されている古杜音がやってきて宗仁の戦いを見守ることにしましたが、そこで宗仁が自分を道具だと言いきったことをヒントにある事に気付きます。小此木が言っていた「研ぐ」というのは比喩表現なのではなく言葉の通りの意味なのではないかと。だからミツルギ様の力を取り戻すのは人の傷を癒す「治癒」などではなく呪装刀を直すときに使う「研ぎ」なのではないか・・・それは宗仁を人として扱っている限り思いつかない発想でした。
宗仁の力を取り戻す方法が分かった古杜音は、傍で同じく宗仁の戦いを見守っていた朱璃にこれまでの礼を言い、「研ぎ」の儀式に入り、自分が倒れたときは五十鈴を次の斎巫女に指名してほしいとお願いします。そして、古杜音にとって一世一代の命を燃やし尽くした究極の「研ぎ」を始めます。そして、ミツルギ様の力が戻るのを見ると、古杜音は理解します。人は永遠の刻を生きる宗仁と共に歩き続けることは出来ない。それは皇祖様ですらも同じだった。けど、斎巫女は違う。命を捧げることでミツルギ様と一体化し永遠に添い遂げることが出来る。それはまさしく「ミツルギの花嫁」であると。そして、古杜音は宗仁と一体化し、新たな「ミツルギの花嫁」となるのでした。

古杜音の一世一代の「研ぎ」は成功し、宗仁はミツルギの力と記憶を取り戻します。そして、金色のオーラに包まれた宗仁は、今度は刻庵を圧倒。刻庵の奥義すらも弾き返し、吹き飛ばして勝利を収めます。刻庵との決着が着いた直後、守護防壁は完成。その瞬間、共和国軍の2000人超の兵も兵器も一瞬で消滅。奥伊瀬野の攻防戦は宗仁たちの勝利に終わります。宗仁は朱璃の方を見ると倒れた古杜音を抱えていました。彼女はまだ息はしているものの意識は戻らず昏睡状態でした。すぐ治療を・・・と思った矢先、雪花が現れます。そして、別世界で見た黒い雪が辺りを覆うと、ミツルギの力を取り戻した宗仁ですら力を発揮できいない状態に陥ってしまいます。雪花は寝ている古杜音に用があると言い、彼女に力を分け与え回復させます。
意識を取り戻した古杜音。雪花は自分が皇国に怨みがある理由を話します。八岐家は巫女の名家ですが、それ以前に緋彌之命によって滅ぼされた胡ノ国の巫女の一族でもありました。そして、緋彌之命によって自分たちが長い時間をかけて作り上げた呪術も国の宝とも呼べる呪装具も奪われ、更に胡ノ国の大神「黒主大神」の存在を否定され「黒主大神」の住んでいた「根の国」を「因果のひずみ」の廃棄場所にされたことから。そもそも胡ノ国は皇国が出来る200年前に緋ノ国によって侵略を受けていました。それを総力を挙げて戦い何とか滅亡を免れ、それから200年かけて国力を回復させ、緋ノ国を追い詰めるところまでいきました。しかし、敗北した胡ノ国の巫女は、表向きは名家として扱われていましたが、実際は1番負担の大きい役割ばかりでした。だから雪花は共和国に寝返り八岐家の犠牲の上に成り立っている伊瀬野と皇国を潰そうと考えたのです。
自分のことを一通り話した雪花は、これまで皇国の巫女たちが「根の国」に積もらせた「因果のひずみ」を皇国中にまき散らすと宣言。古杜音は雪花の気持ちを理解しますが、彼女が多くの皇国民の血を望んでる以上、斎巫女として皇国を守らなくてはいけないと思い立ち上がります。古杜音にはもう呪力は残されていないため、ただ「大御神」に祈るだけでした。呪術の根源は「大御神」に祈り願いの成就を乞うこと。緋彌之命が「根の国」を利用する呪術を作り上げる前から、更に「型代」を使って呪術を作る「古代呪術」より以前から巫女は祈り、奇跡を起こしてきた。けど、それは逆で、本当は誰でも神に祈ることが出来、神へ願いを届けられることが出来た人間が巫女と呼ばれるようになったのだと古杜音は理解します。だから、供物を捧げたり祝詞を上げたりするのは、願いが届く可能性を上げるための手段に過ぎない。本当に必要なのは、一切の雑念なく祈る強い心のみ。それこそが「呪術のひずみ」という代償すら伴わない純粋な神の力「原初呪術」でした。
古杜音の祈りは「大御神」に届き奇跡が起こります。雪花の使った呪術は打ち消され、日輪から放たれた光は皇国に害をなす者・・・雪花の腹を貫通していました。古杜音は倒れた雪花に対し「救うことができませんでした」と謝ります。雪花は敵にすら謝る古杜音を笑い、だから「大御神」も願いを聞いてくれたのかと納得し、最期に質問します。「私の死を悼み、それでも私の死を求めたあなたは、これから何を望むの?」と。すると古杜音はこう答えます。「私は斎巫女です。斎巫女にとって大事なことは、皇国に住まう人々の安寧です。この国の人たちが笑って暮らせるようになってほしい。雪花さんのように、悲しい運命を負う者がいない、優しい世界を作りたいです」と。そんな古杜音の答えを聞いた雪花は「バカみたい」と笑いつつ表情は幾分か優しくなり、滸は軍の基地にいると教え、古杜音に先代斎巫女の宝珠を渡し、優しい世界を作る気ならその宝珠は死んでも守りなさいと言って事切れたのでした。
奥伊瀬野に侵略してきた共和国軍は全滅。これでしばらくはもつだろうと思われましたが、巫女たちの消耗も激しく場所も割れてしまった以上、奥伊瀬野に留まるのは危険と判断。滸も処刑される前に救出する必要があることから、すぐに天京に行こうと朱璃は提案。そこへ、古杜音も「ミツルギの花嫁」として同行すると申し出ます。宗仁は危険だと言いますが、古杜音が頑固であることを知る朱璃は諦めていました。軍によって損傷が激しい伊瀬野の事については、五十鈴が古杜音が残ってても大して役に立たないと冗談を言いながら引き受けるのでした。
夜になり、宗仁の部屋に古杜音が訪ねてきます。宗仁は「原初の呪術」について聞いた後、刻庵と対峙したときの現象を詳しく聞きます。古杜音はミツルギ様に必要なのは「治癒」ではなく「研ぎ」だったということを説明し、今後も「研ぎ」はお任せくださいと言いますが、宗仁はこのままでは古杜音は死んでしまうとそれを拒否。古杜音がその理由を聞くと、宗仁が古杜音を失いたくないからと答えたため、古杜音は更にどういう意味でしょうかと追及します。宗仁は分からないとしますが、古杜音は自分の気持ちを打ち明け、告白。宗仁は古杜音のまったく退く気が無い様子を見て千波矢にソックリだと思い、彼女の想いを受け止めることにします。こうして、古杜音は本当の「ミツルギの花嫁」となるのでした。
古杜音と夫婦になってすぐ天京に向かった3人。しかし、あっさりと侵入できた上、兵士の数も少なくなっていました。それでも細心の注意を払いつつ「美よし」に向かい、睦美に天京の現状を教えてもらいます。天京に兵士の数が少なくなったのは、ウォーレンが皇国を去り新たな戦地に向かうためで、大多数の兵士は既に皇国を去った後でした。数千の兵士を残して後は全て娘のエルザに丸投げしたのです。睦美から情報を聞いていると、子柚が美よしに駆け込んできます。子柚は滸たち捕虜になっていた武人や巫女たちが武装蜂起し、共和国軍管区内で戦闘を開始したと報告。朱璃と宗仁はすぐに助太刀に行くことにしますが、古杜音も勅神殿で協力してくれそうな巫女を連れて一緒に行くと言い出したため、守りながら戦うのは難しいと止めます。すると、睦美が更科の武人を集め巫女の護衛をすると提案し、宗仁もそれならとついてくることを了承。全員で滸たちの助太刀に向かいます。
滸が共和国管区内でも武装蜂起を出来たのは、雪花が死んだからでした。雪花の操り人形と化していた滸は、突然その呪術が解け正気に戻ったのです。そして、共和国軍の隙を突くため、操り人形のフリを続け機会を伺い、ようやくその日がやってきました。基地内の怪しげな呪術装置を全て破壊した後、基地を脱出。数十名の武人や巫女を引き連れ天京の外へ逃げようとします。しかし、回収した呪装刀があるとはいえ、多勢に無勢。少しずつ不利な状況になっていました。そして、どうしても抜けなくてはいけない大通りにさしかかると、そこには大量の兵士と戦車が待ち構えていました。滸は決死の覚悟で特攻しようとすると、戦車が何者かによって破壊されます。その戦車を破壊した人物は滸が待ち望んでいた者でした。
宗仁たちが助太刀にくると形勢は一気に逆転。巫女たちのサポートもありあっという間に共和国軍は敗走を始めます。この状況を総督府で見ていたウォーレンは、巫女の中で唯一の協力者であった雪花が死んでしまった挙句に基地内の呪術装置を武人によって破壊されてしまったことから、軍事利用のための呪術研究を諦めることにし、即座に皇国を去ることを決定。皇国のことは全てエルザに任せることとします。一緒にいたロシェルもウォーレンに同行することになりますが・・・彼は不穏な言葉を残し皇国を去っていくのでした。
武人たちの一斉蜂起が終わった後、翡翠帝は政治権力を放棄し皇国は民主国家へ移行しようとしていました。それを支援しているのはエルザであり、彼女は先ず共和国軍の綱紀粛正を実施。皇国人に対して不当な行いをした共和国人たちを容赦なく処罰しました。その上で武人には特赦が与えられ、宗仁たちの罪は不問とされ、普通に学園に通えることとなったのです。翡翠帝が民主制導入の条件として提示したのが武人の特赦でした。奏海は兄を守るためだけに皇族による統治されてきた皇国の歴史を変えたのです。朱璃は皇帝になれなかったことについては、気にしていませんでした。エルザが皇国人の手による政治を実現させようとしているのを見て、皇国民が安心して暮らせる社会が作れるなら自分の地位にはこだわらないと。ただし、完全に信用したわけじゃないと言って目を光らせるのでした。
学院の終業後、宗仁、古杜音、朱璃の3人は皇家の陵墓がある丘までやってきました。お祈りを済ませた後、国が変わっていくことを是とする朱璃に対し、古杜音は不安だと言います。巫女はこれまで皇帝陛下に仕え呪術を使うことで国を支えてきた。民主制になって選挙によって代表が変わる政治になってしまうことで、これからの巫女はいざというとき何に殉じていいのか分からなくなってしまうと。それを聞いた朱璃は、エルザは皇国の伝統は残す、皇帝は国の象徴として尊重すると言っていたと言い、政治の主役がどれだけ変わっても自分たちが信じてきたものや人の気持ちはそう簡単に変わるものじゃない、一番大切なものは人の心の内にいつまでも残り、次の世代へ伝わっていく・・・巫女が守っていくものは、きっとそこにあると伝えます。古杜音はそんな朱璃の言葉に自分がこれから何をすればいいか分かった気がすると言って元気を取り戻すのでした。
皇国が民主化の道を歩み始めて3年後。皇国は急速に民主化への道を歩み始めていました。しかし、以前の皇国に戻そうとする皇国人とこれまでのような強硬政策を取るべきと考える共和国人による衝突は後を絶たず、エルザも翡翠帝もその対処に追われていました。そこで古杜音は斎巫女として人々の悩み相談をする回診をすることを決意。最初は共和国人には怪しまれていたものの、彼女の持前の明るさと人懐っこさですぐに共和国人からも信頼が得られ、今では道を歩けば両国人から挨拶されるまでになり、回診のときも毎日長蛇の列が出来るほどでした。そんな古杜音を見て宗仁は、呪術による力が凄いのではなく共和国人の心の内にある鍵を開く力があるのだと感じ、いつも感心していました。その力こそが彼女の魅力であり、彼女の美しさの源なのだと。ある日の回診の後、古杜音が海に行きたいというので連れて行きます。そこで古杜音は次の目標を話します。今の回診が一段落したら海を渡って共和国へ行きたい。神殿を建てて皇国のことをもっとみんなに知ってもらいたい。そうすれば、皇国と共和国は今よりもっと仲良くできるのではないか・・・例え甘い幻想だとしても私はやってみたい。古杜音の海の向こう側を見据える姿を見て、宗仁は彼女ならば出来るかもしれないと思い、やってみたら良いと賛成します。古杜音はもしそうなったら宗仁様はどうされますか?と不安そうに聞きますが、宗仁がもちろん一緒に付いていくと答えると、古杜音は大喜び。
それから50年。古杜音の願いは確実に実を結び、皇国と共和国の垣根はなくなりつつありました。彼女はこの年で斎巫女を引退。寿命の短い斎巫女としては異例の長寿でありましたが、古杜音は少しでも長く共に生きるという宗仁との約束を守り続けていたのでした。

椎葉古杜音編 感想
古杜音ちゃんは可愛い!(*´Д`*)b ・・・え?それだけですが、何か?(爆)
シリアスなシナリオの中において明るく元気に振舞う古杜音ちゃんの姿に何度癒されたことか・・・。斎巫女が短命であることを忘れてしまうくらいでした。それだけじゃなく斎巫女としての責務を果たそうとする芯の強さも見られましたし、奏海ちゃん同様に自分のやるべきことがハッキリしているため、ほとんど迷いはなかったですね。後半は巫女の存在意義について悩む姿もありましたが、すぐ答えは見つけられていましたし。あのドヤ顔も恋人になってからの神経の図太さも含みで大好きです!
古杜音編のエピソードは巫女について深く掘り下げられており、緋彌之命が言っていた皇国に仇為す者が何者なのかというのがボンヤリとですが見えてきて、雪花との決着が付きます。禍魄については皇国を出ていったので保留という形で落ち着きましたが、恐らく滸編やエルザ編も同じような形で皇国を去ったのだと思われますね。宗仁はずっと捜しているのでしょうけど。エピローグでわざわざ50年後のことまで触れるというのは、やはり寿命の短い斎巫女の古杜音ちゃんだったからでしょうか。ちゃんと長生きしましたよって教えてくれましたねw でも、宗仁君、「しぶとく生きた」って言葉が乱暴すぎるんじゃ・・・なんか某Gみたいな扱いだよ、それじゃw
それから、帝宮を脱出した後になっているので、ほとんど宗仁と古杜音ちゃんと朱璃ちゃん、それから五十鈴ちゃんの4人で会話が進んでいた感じです。奥伊瀬野編になってからは、これまでそれほど出番がなかった古杜音ちゃんがたくさん喋ってくれるので私はそれだけで満足でしたw 皆の安否が分からない中でも、今までと同じように明るく振舞ってたし、「人を愛する才能」もそうですけど多分この子はそれ以上に「人に愛される才能」もあるんじゃないかなって思いました。ドジっ子なところも食い意地張ってるところもジャンケン以外に取り柄がなくて残念な部分が多くても(酷)、彼女を見れば人は自然を笑顔でいられる。それもまた立派な才能だと思います。何が言いたいかっていうと、古杜音ちゃんは可愛い!w
Hシーンは4回ありましたが、ぶっちゃけ不満。なんで1番おっぱい大きい古杜音ちゃんが1番おっぱい見せないんだ?1つも正常位ないし・・・おっぱいちゃんと見せるの1回だけとか有り得ないでしょ。古杜音ちゃんの唯一の不満点になったなぁ・・・。ガッカリですわ。パ○ズ○フェ○はありましたが、アレを一切映らないパ○ズ○フェ○ってのは珍しいっていうか初めて見たかも。半透明になったものとかは見たことあるけど、一切描いてないのは見たことないかなぁ~。パ○ズ○フェ○してるように見えないので、これはこれで良いか悪いかって言われたら微妙って方かなぁ~あまりリアリティがなさすぎるのもね。ううーん、せめて半分はおっぱい見せればそれでも何とか満足できただろうに・・・何故こんなCGにしたんだろうねぇ。前戯ではおっぱい見せてるのに本番で見せないっていうのは最悪ですよ。一般シーンで胸を強調するほどHシーンでおっぱい見せないジンクスってやっぱあるんだなぁ・・・。5人の中で1番不満なHCGが1番好きなヒロインとか最悪ですよ。最悪2回言ってしまいましたよ。
一般シーンはここしかない。古杜音ちゃんの濡れ透け。アレは最高すぎるでしょ!!おっぱい星人にとって千桃で1番良い一般シーンですよ!!エルザの水着CGなんて目じゃないね!!(断言)古杜音ちゃんの恥じらいも良いし!!何より古杜音ちゃんの童顔と大人すぎる身体付、あのギャップが凄まじかったwww やはりロリ巨乳は最強だのぉ・・・あの格好でHシーンが欲しいわ~w HCGがガッカリだったので!!!あとは、柿を食べてるシーン。あのシーンの古杜音ちゃんの表情が1番好きでした。斎巫女として大きな責務を背負ってる古杜音ちゃんが年相応に親友と平穏な時間を過ごしているっていうのがよく表現されてるCGで、おっぱい的な煩悩を捨て去ればあのCGが1番お気に入りです!あとは、巫女服半脱ぎですかね・・・谷間が素晴らしい。あの後にHシーンを期待したらまさかの選択肢だったでござるよ、私が抱いた希望はどこへ行った!w もう1つ、カレーを「あーん」ってするシーン。戦いが終わって日常が戻ったんだなっていうのを象徴するシーンで、古杜音ちゃんの表情が活き活きしていて可愛かったのは当然すぎるくらい当然ですが、左側に出てくる滸と朱璃ちゃんのジト目が良かったですw ありがとうございます(爆)
とにかく、古杜音ちゃんは可愛い!!(*´Д`*)b

このCGの古杜音ちゃんの表情が好きなんですわ~(*'∇')b

さてさて、お次は朱璃ちゃんです~。そろそろ終わりも見えてきました!!

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