私は、今年の夏「はだしのゲン」を読んでみようと近代図書館から全巻借り(7巻が欠版)一気に読みました。
原爆で家族を亡くしながらも懸命に生きていく姿に感動しました。
生きていくために兄が妹を叩き農民の同情を引き食べ物をもらうシーンやお坊さんが身寄りのない子供を引き取り、食事をろくに与えず農業の労働力として利益を上げることにたまらず定期船にしがみついて逃げ出すシーンなどこんなこともあったのかと考えさせられる内容でした。
描写は過激的なものもありますが、作者である中沢啓治さんの実体験のものであり、説得力のあるものでした。
ところが、松江市教育委員会は「はだしのゲン」が過激・残虐な描写であるとして、市内の小中学校に学校図書館での子どもへの閲覧や、貸し出しを中止するよう要請し、子どもが自由に閲覧できない措置をしていたことが問題になっています。
子どもにとって過激な描写が強すぎるということでしょうが、映画やアニメにもなり、英語やフランス語などに翻訳され、世界に「はだしのゲン」は知られています。
安倍政権の「憲法をかえ国防軍をつくり徴兵制度に応じない国民は死刑に」という動きに歩調を合わせるような今回の動きに不安を感じます。
子どもたちが早く自由に本が読めるようにしたいものです。
ボクシングの漫画もダメ?
どんな漫画でも、多少暴力シーンはあるよ。
時事通信 8月22日(木)17時57分配信
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は22日の記者会見で、旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐる自身の一連の発言を非難する決議を行った米サンフランシスコ市議会に対し、「間違った事実認識に基づく私への非難を撤回していただきたい」とする書簡を送ったことを明らかにした。
この問題をめぐっては、橋下氏が5月に慰安婦について「当時は必要だった」と述べたり、在沖縄米軍に風俗業利用を勧めたりしたことに関し、大阪市の姉妹都市であるサンフランシスコ市議会が6月に非難決議を可決。7月に決議文が届けられたことから、橋下氏が反論文書を送る意向を示していた。
橋下氏は書簡で、「慰安婦の活用を正当化したことは一度もない」と改めて主張。風俗発言に関しては、5月末に撤回・謝罪したとして、決議文の誤りを指摘した。
<橋下市長>米SF市議会に公開書簡 従軍慰安婦発言で
毎日新聞 8月22日(木)21時34分配信
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は22日、従軍慰安婦を巡る自らの発言に対する非難決議を採択した米サンフランシスコ市議会に、「事実誤認に基づく」として決議の撤回を求める公開書簡を送ったことを明らかにした。両市は姉妹都市関係にある。
文書は13日付でA4判7ページ。「慰安婦の活用を正当化したことは一度もない」とし、在沖米軍に風俗業の活用を求めた発言に関して「撤回し、謝罪した」と強調している。さらに、米国での慰安婦像設置の動きに関し、「人道的問題を政治目的化した運動に同調せず、建設的対話を開始すべきだ」などと持論を展開している。
橋下市長は22日の定例会見で「日本国民にも知ってもらう必要がある。徹底して論戦していきたい」と述べた。
サンフランシスコ市議会は6月、「歴史的真実を否定する態度と発言を強く非難する」との決議案を全会一致で採択。橋下市長に発言の撤回や元慰安婦への謝罪を求めていた。サンフランシスコ市当局も5月、予定されていた橋下市長の公式訪問や表敬訪問を拒む文書を、大阪市に送っている。
いよいよ焚書が始まったな。この国の行く末がだんだん見えてきた(怒)
ベルリン“焚書の広場”に刻まれているハイネの言葉